第9話 ほんとこの人性格さえよければ可愛いのに
そして、今日がやってきた。
朝田と今日話す。
何を話すのかって? もちろん雄二のことそして俺が雄二と朝田をくっつけさせる 手伝いをすることだ。
俺は、決めた。 姉さんから言われた通り朝田とは仲良くなる。
そして、何故くるみが変わってしまったのか。
昔は俺と仲良く遊んでたし帰ったりもした。
でも、何年後からしたら性格は悪くなり俺の事を好まなくなった。
俺は、昔みたいに戻りたいけど現実はそんな甘くないことは痛いほど知っている。
たしかに、くるみが彼氏をつくったときは、すごく悲しかった。
でも、それとは別で俺の事嫌いになっていると思う。
だから、俺は少しでもいいから仲良くなりたい。
昔みたいに、三人で。
そして、まなは、ここ最近登場してなかったけど。
そろそろ、登場する。許嫁の中で今一番好感度上がっている女性だ。
まなとは、もめることが多いけど、なんとかなっていると思う。
よし、これから俺は、解決をして普通の日常にもどりたい。
俺は、決意をした後、学校に行くしたくをした。
制服に着替えてから階段から降りてリビングにある食パンを犬のようにくわえて玄関に行き。
「行ってきます!」と大きな声を言ってから外にでた。
歩きながら時計を見ていたらまだ登校時間には余裕があった。
パンを食いながら歩いていると、後ろから俺の名前を呼ぶ男の声が聞こえた。
その声はどんどん近づき、俺はパンを加えながら後ろを振り向いた。
走って俺のところに来たのは雄二だった。
雄二は、今日もイケメンオーラを出しながら俺のところに来た。
「おはよう! 賢」
朝から元気よく俺に挨拶をしてきた。
「おう おはようさん」
一方俺は普通に地味な声であいさつをした。
雄二は、この前の話をしてきた。
この前の話と言うのは、朝田の話である。
どうやら、雄二は朝田の事を女として見てるらしい。
「賢 この前の話なんだけどさ」
「あー 朝田さんの話?」
「そうそう! あれから朝田さんと話してないんだよな」
雄二は、空を見ながら俺に行ってきた。
たしかに、雄二は朝田と一緒のクラスではないのでなにか用事がない限り
会うこはない。
「そうなんだ」俺は、苦笑いをしながら言った。
「雄二 お前いつ朝田さんに返事返すんだよ」
俺が唐突に雄二に言った。
あれから二日ぐらいたっている。
「う~ん、よし! 決めた俺今日言うわ!!」
雄二が今日返事を返す宣言をした。
まさか、今日言うとは、俺も今日朝田と話す予定してたけど。
まあ、いっか、とりあえず今日は大人しくなにもしないでいいな。
俺は、雄二に拳をだして「おう!頑張れよ!」と言った。
雄二も拳をだして「おう! 頑張るわ!」と元気よく言った。
二人でそんな話をしてたら学校につきお互い別のクラスなので別れた。
俺は一人で教室に向かい教室のドアを開けて中に入った。
相変わらず、俺の
俺は自分の席に向かい、席についた。
俺は、まなに挨拶をした。
「おはよう まな」
俺が挨拶をすると返事はない。
おいおい、本に集中しすぎて俺の声聞こえてないのかこの人は、俺はもう一度挨拶をした。
「あの~ まなさん~ おはようございます~」
俺が敬語を言いながら挨拶すると、「ん~ なるほど」「あ、これはかわいいわね」とぶつぶつ言っている
まなは、なにやら本を見ながらぶつぶつ言い始めた。
これは、完全に本に集中しておりますな。
そんなに、面白い本なのか地味に気になってしまう。
俺は、しばらくまなが本を読んでいる姿を見ていた。
俺は、しばらく見ているとやっぱり可愛いだよな~。
性格さえよければ絶対に惚れてたわ。
いや、最初会ったときに少し惚れてたわ。
そんなことを思いながらまなを見ているとまなが動き始めた。
まなは、一息ついたあと「私も行ってみたいわね」と言い始めた。
俺は、まなに質問した。
「どこに行ってみたいんだ?」
俺が言うとまなは「きゃあ! あ、あんたいつもまにいたの」 と驚きながら言った。
「いや、五分前くらい?」
「そんなに前からいたなら声かけなさいよ!」と逆ギレしてきた。
俺はため息を一回してから「あのな、俺二回くらい言ったぞ?」
「お前が聞いていなかっただけだ」
「あ、あんたの声が小さいから聞こえなったじゃあないかしら?」
ついに俺が悪いと言っている口調で言ってきた。
朝からもめるのは嫌なので俺は両手を上げながら「はいはい 俺が悪かったよ」
俺が適当に謝るとまなは、「よろしい」と上から目線で言ってきた。
相変わらず性格はブサイクだな。
俺は、本題に話を変える。
「どこ行ってみたいの?」
俺が聞くとまなは、俺の右耳に近づき耳もとで「猫カフェ」と言った。
俺は、少し体が動いた。「ね、猫カフェ?!」俺が普通の声より少し大きめな声で言ったら。
まなは、慌てて「しー!!!」と言ってきた。
猫カフェとか俺も行った事ことがない。
俺は、どちらかと言うと犬派だ。
「猫好きなのか?」
俺が聞くと頷いた。「私、昔猫飼ってたから」
「へー そうなんだ」
「コーヒーを飲みながら猫と遊べるなんていいなって思ったのよ」
まなは、少し笑いながら言った。
そうか、猫カフェかー、確かここの街にもあったな。
「なあ、確かここの街にも猫カフェあるよ」
俺が教えるとまなは、俺の顔をすぐ向き目を輝かせながら言った。
「本当に?! どこよ!」
やけに食いついてくるな。
どんだけ行きたいんだよ。
俺が詳しく場所とかを教えた。
「私、今日行きたいわ!!」
今日行くのか、まあ、俺には関係事だけど。
そう思いながらカバンの中に入っている教科書を机の中に入れている途中に。
「賢、あなたも行くわよ」
俺は、その言葉を聞いた瞬間教科書を落としてしまった。
「お、俺も?!」
俺が大きめな声で言うと「当り前じゃない、私を一人で行かせるつもり?」
「い、いや 俺猫より犬のほうが好きなんだけど」
俺が言うと、「そんなこと聞いてません!」
「後、一人で行くのはなんか嫌なのよ…」
まなは、少し照れた口調で言った。
コイツ友達いないのかよ。
いや、俺も言えないけどさ。
俺がため息をしながら「わかったよ 行くよ」
俺が答えると「本当に?! ありがとう! 賢!」
そう言って、まなは、可愛い笑顔で言った。
すこし、俺はドキっとした。
ほんと、この人は性格さえよければ可愛いのに…
俺は、少し落ち込んだ。
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