第7話 俺に興味がない許嫁が3人になってしまった件について
朝がやってきた。
今日は、とても嫌な日になる気がすると思っている。
何故かと言うと、今日は、放課後朝田さんと二人きりで話す予定なんだ。
いや、状況があれなので二人っきりで話すのが嫌なんですよ。
いや、これが俺の事が好きで、告白のシチュエーションならいいのさ!
むしろ今日は、いい日だ!ってなるのだが。
残念ながら現実はそんな簡単にはいかない。
何故かと言うと昨日のことだ。
俺の親友が朝田さんに告白された。
しかも振ったわけではない。
雄二は、考えさせてくれって言ったらしい。
なんでいつも俺の周りにはこんな意味がわからない状況が起きるんですかね?!
教えてください。神様俺はなんでいつもこんなに運が悪くて、不幸なんですか?!
わかったよ、これは、俺にしか出来ないことなんだよな?!
よし、俺決めたよ。
あの二人どちらかと結婚する可能性は、高い。
だが、お互い別に好きなわけではない。
誰かのために結婚をする。
そんな誰かのために結婚なんて俺はしたくない。
俺は、優しくて、美人で、尽くしてくれる人と結婚したいんだ!!!!
そのためにも色々と解決していかなければならない。
俺は、幸せになるぞ!!!
俺は、やるべき事を決めて、いつも通り朝ごはんを食べて学校に向かった。
今日は、誰にも会わないで学校に行けた。
学校に着き、教室に向かった。
教室を入る前に心を落ち着かせてから教室に入った。
自分の机に向かった。
隣には、まながいた。
俺は、挨拶をした。いつもなら気づかないふりをする俺だが、今日は違う。
しっかりとコミュニケーションをして少しでも好感度を上げることをまず決めた。
「おはようー まな」
俺が挨拶をするとまなは、優しい笑顔で挨拶を返した。
「おはよう、賢」
やっぱりこの前の調理実習の時色々あって少し仲良くなったからな。
少しは、好感度上がったんだろ!
ハ ハ ハ!!
俺ってやっぱり天才だぜ!
名前で呼ばれるなんて結構進歩してる気がする。
その後先生がきて朝のホームルームが始まった。
そして、授業も終わり、放課後がついにやってきた。
ついに、来たぜ放課後!!!
でも、今日朝田さんと挨拶もしていない。
だが、そんなの関係ない!
俺は、朝田さんと雄二をくっつけさせて、くるみとまなとの許嫁を解決させる。
そうすることによって俺にいつも通りの日常が返ってきて、普通の恋愛もできる!!
よし、たしか屋上行けばいいんだよな。
行くか。俺は、教室から出て階段を上り屋上に向かった。
そして、屋上に入るためのドアを開けた。
屋上には、一人の女性がいた。
そう、朝田さんが居たのだ。
「朝倉さん遅れてごめん まった?」
そう言うと、朝田さんは笑顔で言った。
「全然、私も今来たところだし」
よし、今のところ朝田さんに変化はない。
くるみみたいに変な性格になっていないしな。
くるみに関しては、人格が変わっている。
その後俺も優しい笑顔で優しい声で言った。
「朝田さん、話ってなに?」
俺がそう言うと、朝田さんは真剣な顔し始めた。
な、なにか起きる気がする。
い、今更なにが起きたってビビらねえからな!
さぁ、こいよ!!何の話だー?
雄二のことか?
「坂木くん、実は私隠していたことがあるの」
か、隠していることだと?
あー、雄二のことか。
たしかに、隠しているとは思うけど別にそんな隠しているなんて言わなくていいのにな。
「なにを隠しているの?」
「じ、実はね、私雄二くんのこと好きなの」
はい!、待ってました!いいですよ!好きで!
俺は、その言葉を待っていました。
その後話を続けた朝田さん。
「でもね、私雄二のこと好きだけど 坂木くんと許嫁なの!」
はいー!、待ってました!。
え、待ってよ今何言った。
流れで はいー!、待ってました!なんて言ったけどなんて言った?
この女今なんて。
「え、待ってよ どーゆこと?」
俺がそう言うと朝田さんは、困った顔した。
俺は、続けて話した。
「朝田さん!どーゆことだよ!」
「許嫁って何言っているんだよ!」
俺は、焦ってしまいつい声を大きくだしてしまった。
朝田さんは、その後また困った顔してその後涙目になりながら言った。
「ご、ごめんなさい」
やべ、朝田さんを泣かしてしまった。
俺は、焦りながら言った。
「あ、朝田さん! ごめん大声で言って」
そう言うと涙出しながら笑顔で言った。
「ううん、いいよ私も変な事言って」
はぁー、なんだこの笑顔クソ可愛い。
いやダメだ!今は許嫁について話さないと。
「俺と許嫁っていつから?」
俺が質問すると朝田さんは、涙を拭きながら話した。
「私が中学2年生の時の話なの」
中学時代だと?また新しいな。
だいたいは、小さい頃なんだけど
でも、中学時代って俺と朝田さん違う学校なのに。
「その時ね、私好きな先生いて」
好きな先生?男の人なのか?
「朝田さんの好きな先生って男の人なの?」
俺がそう言うと朝倉さん横に顔を振った。
「女の先生なの」
「それで、その先生昔かし私がいじめられてた時に助けてくれて」
朝田さんがいじめられてた時があったのか。
「その時に、私すごく感謝していてその先生弟がいたんだよね」
その先生弟……
いや、まて!この流れまずい。
また、俺の家族か。
今までを振り返ってみよう。
桜まなは、俺の母親に言われて許嫁になった。
七瀬くるみは、俺の父親に言われて許嫁になった。
みなさんお分かりいただけただろうか。
俺には、姉さんがいるそして学校の先生なのです。
もお俺は、確信した。
俺の姉さんは、たしかにそーゆの見ると助ける癖がある。
それは、俺も知っている。だから好きなのだ。
優しくて、綺麗で、助けてくれる人。
俺の理想の女性だったが。
それは、もうなくなった。
最悪だ。
朝田さんは、話を続けた。
「その時約束したの」
その約束とは。
朝田 萌の過去の話を俺に話してくれた。
「先生! 私先生にすごく感謝しています!」
「先生に恩返ししたいです!」
「なにか、ありませんか?」
朝田さんは、先生に言った。
そうすると先生は、笑顔で言った。
「萌さんは、とても優しくて、可愛いから私の弟と結婚してほしいわ」
私は、先生にそう言われてすごく嬉しくて顔を赤くなった。
先生の弟さ、絶対優しいくて、カッコイイだろうな。
よし、私決めた。先生の弟と結構する!
「わかりました!先生の弟さんと結婚したいです!」
私がそう言うととても嬉しそうな顔をしながら頭を撫でてくれた。
先生が言った。
「ほんとに?ありがとう!」
「私の弟彼女できたことないの」
「きっと喜ぶわ!、こんな可愛い同級生と結婚前提でお付き合いできるなんて!」
私は、嬉しくなった。
私は、弟さんはどこの高校行くのかを聞いた。
「先生の弟さんは、どこの高校行くですか?」
「えーと、たしかね あ、思い出したわ!」
「萌さんと同じ高校よ!」
そんな偶然あるなんて、運命かと思った。
私は、嬉しくて早く高校行きたかった。
「その後一年経って入学式のとき私は、弟さんを探した。」
えーと、同じクラスだ!
「私は、坂木くんを探した。」
お姉さんが美人だから弟さんもイケメンだと思った。
でも、違った。
その話を聞いてた俺は、ツッコミをいれたくなった。
ちょっとまて!まだ我慢するんだ坂木 賢!
まだ、朝田さん、いや朝田のやろうのターンだもう少し話を聞いてよ。
「私は、雄二くんが坂木くんだと思ってた。」
「私は、一目惚れした。あれが私の結婚する相手って思ってた。」
「でも、あの人は坂木くんじゃないとすぐわかった。」
「雄二くんが坂木くんに話しかけに言った時すごく落ち込んだし、悲しかった。
だって、イケメンじゃなかったから!」
「それだけじゃない!運動も得意じゃないし、頭い良いわけでもない!」
「しかも、この前だって調理実習の時桜さんのケーキ食べようとしていたし。」
「あんな人と結婚なんてしたくないって思った。」
「だから、私は雄二くんに告白したの!」
はいー!過去の話してくれてどうもありがとう!
俺のターンだよな!
よし、手短に言いたいこと言うわ!
朝倉のやろう最初は、めちゃくちゃ優しくて、可愛いと思ったのに。
クソクソ性格悪いですわね!
なんだよ、イケメンじゃない?!勉強できない?!運動できない?!めっちゃくちゃ言ってくれるじゃねえかよ!
言ってくれたな、俺を怒らせたらどうなるかわかってるのかな!?
もお、こんなこと言ったてなにもならないか。
とりあえず優しく言おう。
「そ、そっか、 それはすまなかった」
なんで、俺が謝らないといけないんだよ。
「うんん、私が悪い」
「ちゃんと、顔とか色々見とけばこんなことにならなかったから」
へー、そっかー!じゃあ見とけばよかったね!
俺もお前の顔覚えてたよ!
とりあえず、朝田はなにを俺に頼むのかな。
「それで、朝田さんは俺になにをして欲しいの?」
そう言うと朝田さんは、俺に近づいて手を掴んで俺の顔見ながら頼んできた。
「お願いします!私と雄二くんを付き合えるように手伝ってください!」
んー、正直いってくそ腹立つね。
あの話を聞かなかったからくそ可愛いくて好きになってたよ。
でも、わかったよ。
君もあの人たちと一緒ってね。
とりあえず俺の計画は付き合わせる事だしいいか。
「わ、わかったよ」
「手伝うよ」
そう言うと朝田さんは、喜びながら言った。
「ありがとうございます!、坂木くん!」
朝田さんは、俺に言った。
「将来的には、私と坂木くん結婚することだし高校生ぐらいの時は、青春したいので!」
俺は、驚きながら言った。
「え、待ってよなんでそうなるの?」
そう俺が言うと朝田は、真面目な顔で言った。
「私は、あなたのお姉さんに感謝しているんです」
「感謝しているので、あなたのお姉さんのために結婚します」
はぁー、結局こうなるのか。
俺は、どうすればいいんだよ。
これから、どうすればいいんだよ。
俺は、こう思うだよね。
俺に興味がない三人が許嫁なのがおかしい件についてって。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます