レイモンドのお見合い。

ン千万の椅子に腰掛け足を組

新聞を読んでいるレイモンドに

やる気無さそうに聞く‼


「風呂入りますか〜」


「美桜は?入ったのか

汗流したんだろ‼」


「はい、シャワーしました。」


「そ、そう・・・か💦」


「それに不細工なので

綺麗にしませんと、怖いって

誰かさんに言われますのでー👅」


「ああッ、イ ラ イ ラ ꐦ

言いすぎたし、やり過ぎた

お前が居ないと寂しいのも

認める!

いい加減機嫌なおせ‼

ちゃんと謝ったろ‼」


レイモンドは、見ていた新聞を

バサッとたたみ美桜を見た。


「は?謝った?

いつ?いつう?いーつ‼」


美桜はレイモンドに顔をクネクネ

グネらせながらレイモンドに

近付いた。


「き、気持ちの問題だ‼

態度で分かれ‼」

半身を仰け反り降参した。


「ああ"💢もう、悪かった、

お前が居ないとつまらん。

それだけだ‼」


レイモンドは中々口に出して

気持ちを伝えないが今は頑張って

美桜に気持ちを伝えた。


殿下はいつものように、美桜の

ジーちゃんと違って、女達に

愛されてるらしきものを

ブラブラさせて浴室に入って行かれ

マシタ。


「チッ( ˘•ω•˘ )しょうがないな‼」

何となく嬉しい気分になるのは?

何故?


ラリアラナ国第一王女シルビア様

マスリッチ国第三王女ロレア様

サマランダ国第二王女ルリアン様

カマラス国公爵様御息女ユリア様

ルチアマンダ国第一王女エミリア様


「先ずはこの5名とお見合いで

ございます。」


レイモンドの部屋にアレンが

一人一人見合い相手の履歴書

と写真を持ち込みズラーリと

レイモンドのテーブルの上に

並べた。



「ん?誰の見合い?」


「は?ン、ンンンッ殿下で、

ご、ざ、い、ます。」


「 ビックリ!!!!!!๑ºдº!!!!!!へ?おれ?」


「こっちが(⊙_⊙)ビックリで

ございます。」

アレンは目を丸くして呟いた。


「( ▔•з•▔ )しないぞ‼」


「会われるだけで宜しいのです。

先ずはお知り合いになられて

と言うか、お友達になられておけば

後々の為になります。」


何度も断ったがアレンは折れない。


「じゃ会うだけな‼」


最近チビの事を忘れるくらい充実

している。

多分美桜のお陰だ。

チビには嫌われているし、これだけ

探しても見つからないのは

もうこの国を抜けて居ないのかも

知れない。


美桜はクルクルと朝から夜まで

良く働く。

美桜を見ていたらあの(● ’ϖ’ ●)

出っ歯さえ可愛く見える。


リンゴを美味しく食べれそうなんて

思う程、余裕が出てきた。


今日も美桜をお茶に誘う。

初めは滅相もない‼

と、断られたが美桜の好きな

チョコレートケーキで釣った。


パクパクパクと所作が綺麗に

ガッツリたべる。

最後に、紅茶を入れるのは俺の

役目になった。


俺のも食べろと、差し出すと

「ヤッターŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹"ŧ‹」

喜んでペロリ


“か、可愛い❤“

ドブスな顔さえ可愛く見える。



「あ〜仕事出来ない。

お腹パンパン

眠たーいフアァァ欠伸出た‼」


何故か俺も貰いアクビ‼

そんな充実した日々をおくれる

ようになった。


「コレが俗に言う、幸せ・・・か?」





俺ヴアルタンとロベルトは

今日、レイモンドの見合い相手の

順番、日にちを決めるため

特別会議に呼ばれた。

予め大臣と、アレンで選別して

あるが一応皆の意見を聞くため

会議を通す事になった。


母国の母となる妃を選ぶ‼

ヴァルタンとロベルトは城へと

車を走らせた。


今日は絶対外せない。

レイモンドの嫁をガッツリ

見届ける。





ウッヒョッヒョ~美桜はドドンと

OPEN The doorー

おはようございますー

起きてるハズねーか‼


ベッドに行くとスヤスヤ殿下は

お休みで・・・


美桜も正直( ⊃=﹏=C) .。O○眠

気合い入れて早起きしたのに

昨日のオンラインゲームが

足引っ張った。


あーね、む、い。


レイモンドはぐっすりと眠っている。

穏やかそうな顔をして

上から覗き込むとホント良い男

チッ、チククショウ﹏﹏‼


見合いの日って何時だろう?

見合いヤメテって言えば

ヤメるかなぁーw


(o´Д`)=ハァ ナイナイ

不細工とか言ってたし

ブスは、どーのこーの言ってたし


私はブスな私でも心を愛してくれる

人が絶対良い。

好きと言ってくれなきゃ無理‼


今日は会議があるらしい

レイモンドの見合い相手を選ぶ

とかアレンさんが言っていた。


レイモンドよ、寝坊はタブーなのだ!

起こすノダ‼


ん?…(´・ω・`)…ナンダコレ‼


レイモンドの飲み散らかした

後を片付けていると


ウヒ❤❤


良いもの見つけた❤


握って見ると水性と書いてある。

ルルルルル♪♬♩

ラリララララララ♬♩♪

脳内にヤレヤレヤレのスキャットが

流れるぅ﹏﹏﹏Www


ダメダメダメ

震える手でペンのキャップを


“ぷちーん“

あ💦開けてしまっーたァ‼


あーあーあーああ‼

こうなったら

やるっきゃないっしょ

ウヒ❤


横たわるレイモンドに忍び寄る!

レイモンドの顔が

「さあ、思い切り書いてくれ‼」

と言わんばかりに上を向いてる。


“いいの?“

「うん。」

マジかー返じしたしー


良いのかよー

❤❤ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ


“おうε٩(๑>▽<)۶з書けー❤❤

眠ったレイモンドが答えた気がした。

うっひっひひ


初めは震える手で

ソロソロソロリンコ・・・しかし

描き始めたら・・・💦


瞼に目を二つ

開けても目、閉めても目

メガネは私とお揃い

あ💦マツエク マツエクツケマツゲ


鼻髭 パパパ鼻血ドバー

あごひげ黒く塗り潰し

頬っぺは、赤赤赤何処?アッター

クルクル渦を書いてっとぉー


あ💦デコデコ日本の旗懐かしーナ

梅干し食べたい。


作業は順調順調‼

「オー٩(^ỏ^๑)ง芸術は爆発だー

っけ?我ながら、いい出来‼」


ふぁぁ

レイモンドだけズルイ‼

私もね・・・む・・・たぁ・・・い。


美桜は、レイモンドに被さる様に

横になった。


・・・


「↓ん?

甘い匂いがする?」

美桜が俺の胸に顔を埋め眠っていた。


サラサラした黒い髪が気持ちいい❤

ムギュツつい抱き締めてしまった❤

ああ﹏Www気持ちいい。

柔かーい。

耳に硬い物が有る


レイモンドは美桜を抱きながら

握って見た。


“なんだぁーン?歯?歯?歯・・・

誰の?入れ歯?バーちゃんいねーし

ジーちゃん居ねーし‼“


「ん﹏んムニャムニャ

持っと食べたーい‼」


“ハッ美桜“

メガネも取れて出っ歯も抜けて

隣には・・・

俺のチビが姿を見せていた。

ちょちょちょちょ?

おれ、おれ😱俺のチビじゃん?‼

なんで?ハニャ



頭はパニック大パニック‼

と、とりあえず俺・・・は‼

見ては行けない物を見たらしい。


美桜の歯は綺麗に並んで

メガネを外した顔は可愛らし

過ぎる。


何故?身を誤魔化す必要がアル?

チビは男と思っていた。

まさか?

胸を触って見る、ある、デカ

チビはペッタンだった・・・ぞ‼


あ💦‼ 河原に干してあった腹巻

あれで巻いていたのか‼


ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿アワワ

なんてこったー

とにかく知らんふりだ‼


出っ歯を口にモゴモゴパチッ

「は、ハマった!」

眼鏡をかけさせて・・・💦と‼


どーして良いのかよ

上着をパサッと羽織りズボンを

つんのめりながら履きながら歩く!

歩きながらの着替えはむつかしい。


気持ちが落ち着かない‼

パニック大

俺なんで歩いてるかさえ分らない?


何処に行く気かも分から無い?

それよりも何よりも美桜がチビ

な、何の為に?


それに変装までして俺に近付く?

オムリー侯爵のさしがねか?

美桜は俺へと放たれた刺客‼


いゃ・・・ならチャンスは何回も

あったハズ?


朝昼夜・・・💦

いつでも襲えるハズ?

オムリーはそんな男じゃない‼

反逆者には・・・思えない‼


頭がゴチャゴチャする。


「で殿下ー?(´⊙ω⊙`)」

護衛兵が声を掛けながら追いかけて

来た。


俺の怒号に立ちどまるが?

ぷ、ぷぷぷ

顔面を手で抑えながら

リズミカルによろけている?



あ💦ロベルトが俺を見つけ

手を振って駆け出してきた。


ああ💦そうか今日は会議か‼

ロベルトの姿を見て少し冷静に

なって来た。


その後にヴァルタンの姿もある‼

そうだこの二人に意見を聞こう。

俺のパニックも・・・少しづつ二人を

見て安心したのか胸の┣¨‡ ┣¨‡

も収まってきた。


走りよって来ていたロベルトの足が

止まる‼

ヴァルタンも・・・唖然


俺は

叫んでいた!


二人とも‼


《《ブハッꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)笑

∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!》》



ブッ(*≧▽≦)ツブハハハハ

ダンスを踊るようにロベルトも

ヴァルタンもヘコヘコしながら

ヨロめいては体制を立て直し


∵ゞ(´ε`●) ブハッ!!と吹き出しては

ヨロ ヨロ ヨロ

あっち向いたり こっち向いたり

後ろへ折れたり前に折れたり


レイモンドは?





笑い声をあげる2人に

俺は目をパチパチ


WWWWww

と叫ぶロベルトに


目をパチパチ

またまた腹を捩らせ大笑


ヴァルタンは俺を客室に連れ込もう

としてヘコヘコ歩き。


ロベルトもヨロヨロしながら

千鳥足で付いてくる。


「お前ら悪いもんでも

食ったのか?」


ブフフフ

目を合わせると笑いだす。

やっとの事で客室に到着。


洗面所に連れ込まれ

自分の顔を確認


鏡にはとんでもない奴が写っていた。


目をパチパチさせれば

開けても閉めても👁️‍🗨️ 👁️‍🗨️


ニカッと笑えば

白黒白黒白黒ピアノの鍵盤の歯


眉毛は太く鼻毛ボーボー

デコには白地に赤く🇯🇵


頬っぺは(●゚(エ)゚●)

Www


鏡の後ろに2人の姿

リスみたいな頬をしながら

よじれる2人


俺はロベルトとヴァルタンの

前に行き( ´罒`*)✧ニッカニッカ

笑いながら目をパチパチパチ


ゲラゲラゲラゲラ

ゴロゴロゴロゴロ転げ回る

2人を引っかかえ

自室へと戻った。






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