烏の夢
父親殺したナイフを握って
母さんの墓へとぼとぼ歩いてた
夕陽は山に食い殺されて
返り血に染まる空が僕を包む
誰かの声が聞こえた気がして
ふと振り返った午後の田舎道
にらめっこしましょ笑うとまけよ
烏が泣き出した
あそびましょ
命果てても永遠の時を
あそびましょ
身体朽ちても骨でも踊れ
墓場の中で
鬼火が光る
ゆらゆら揺れる
その火は誰の心
満月のひかり
愛撫のように
墓石を照らして
優しく死者を癒す
誰かが僕を
見ているきがして
ふと振り返った
夜の墓参り
にらめっこしましょ
笑うと負けよ
赤児が泣き出した
踊りましょ
命果てても永遠の時を
踊りましょ
身体朽ちても骨でも踊れ
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