第45話蜻蛉の少女
おはようございます、はい?治療士さんが何か言ってますね、調子いいかって?いいですよ、ほら今日の私は絶好調ですよ、体なんて羽のように軽いんですよ。
赤い靴履いて高速で八の字に歩けるんですよ、早すぎて転びそうになる程ですよ、いいえフラついてなんかいませんよちょっと座ってみただけですよ、床って気持ちいいんですよね、転んでいませんたら自分で起きられれるますかから。
目の中に何か赤いものが見えますね、と思ったらめのなかじゃないみたいですね。
あそこにいるのは子鬼さんに似てすが違いますね、あの服の模様は、形はええと秋に飛んでて赤いので・・富野?とまと、違いますか思い出せませんね、一度聞いたら忘れないはずなのに。
なるほどあなたは「とんぼ」さんですか、小さいですね、赤い洋服似合っていますね。
私の指先に乗るんですね、思い出しましたよあなたの事を、きっと妖精さんですね、び?ば、ええと聞いたことがあるんですよ、ば
、バイストンなんだかから来たんですね、お返事ありませんねとても無口なんですね、大和撫子ですね。
赤い靴が私とお揃いですねお友達になりましょうよ。
ええ?御免なさいね、治療士さんがお城に帰ると言ってます、おや、お腹がぐうぐう言ってますね、今日はお別れですまた明日会いましょう。
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