第31話妖魔の星

いや、参りました、まさかいつも通る廊下にトラップが仕掛けてあるなんて、思い切り頭をぶつけてしまいました、でも幸運にも血は出ていませんよ。

そのまま寝転んでいると、パーティメンバーが心配して集まって来てる気がします、大丈夫大丈夫。

なんとか落ち着きましたらご飯にしましょうか、ちょっと光の屑が目の前にちらつきますが問題無しです。

ええと、なんか黒いものがありますね、何でしょうか。

どうも私だけが見えるみたいです、おかしいなあ。

黒いのが邪魔でうまくご飯が食べられませんね、足元も見えにくくなって来ました。

これは妖魔の仕業です、星みたいな黒いのがあります、きっと妖魔の星です、負けませんよ。

おや、治療師さんが観てくれてます、私が治療院に行くんですか、大丈夫ですうて、ほんとに、嫌ですよあああ。

本当ですか、ええ失明は困りますね、分かりました、私も勇者の端くれですから、しゅぢゅつ、だって平気ですええ、平気ですったら。

へいき・・・・。

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