第18話 『呪われた一族』

とある地方に

先祖代々

早死にする一族がいた。


20代あたりで体調を崩し


そのまま

不治の病にかかるのだ。


いったい何の呪いかわからず

家を出る者もいたが


やはり引っ越した先で

病にかかった。


やがて

そんな一族が死に絶え


遠縁の者が

その土地を町に売った。


やがて区画整理がはじまり


土地の調査が行われたとき


そこから

人体に影響をおよぼすほどの

有害物質が発見されたという……。



早死にの一族は

呪いなどではなく

じつは、

土壌汚染の

犠牲になっていたのだった。

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