第3話
「凛兄!今日、数学で分からない
問題があって・・」
「確かにこの問題は難しいね」
凛と出会ったのは拓海が中学生の
頃だった。隣近所だったという
事もあるが、何か悩みがあった時
親身になって対応してくれる為
拓海は凛を慕っていた。
「この公式を使えば解けるよ」
「あー、本当だ!ありがとう凛兄」
誰が見ても兄弟のような二人だったが
凛が拓海を見る目は、決して家族愛
ではなかった。
離れられない 華 @komalove
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