夢の世界へようこそ!(ぱいちゃん/ぺたちゃん)
◇とある創世神の独り言◇
幸福に浸かりすぎると、しばしば自分が幸福であることを忘れてしまう。
現状の幸福では満たされないという感覚が全身を蝕み、さらなる要求を重ねることになる。
ああ、なんて愚かなんだろう!
ねぇ、そう思うでしょう?
でもね、安心して。ここにはそんな愚か者は誰1人として存在しない。
ここは
もう、本当に、何もかも、全部!
全部が愛らしく美しい妖精たちの暮らす世界。
赤いリボンの妖精は笑う。
「ぺたちゃん! いつも おいしい ごはんを つくってくれて ありがとう なの!」
そう言って緑色のリボンの妖精に花束を差し出した。
緑色のリボンの妖精はそれを受け取り微笑む。
「これを わたしに ですか? なんて きれいな おはな なんでしょう! ぱいちゃん こちらこそ いつも ありがとうございます」
妖精たちは手を繋ぎ、お互いの顔を見て笑い合う。
「ありがとう」
「うれしい」
「だいすき」
「しあわせ」
そんな気持ちだけで満たされるとっても愛しい空間。
妖精たちは自身がどれだけ満たされようと、感謝の気持ちを忘れない。
傲慢な
愛しい愛しい妖精たちのために、これからも
今日も私の世界は美しい!
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