第3話

「貴女はなにしてるの?」


呆けていると声をかけられた。

「このまちに来たばかりでまぁどーしようかなぁって考えていたんです」

声をかけてきた人は全身を布でおおっておりどんな人かはわからなかった。


「当てはあるのかしら?」

「ないですね、知り合いに会いに来たような感じなので」


当初の目的はあるのだが何故かこの人には話してはならない感じがしたのでぼかした。




「ねぇ、ちょっときいていいかしら?」

「答えられる範囲なら」


「あなたにはここの人たちはどう見えているかしら?」


「えっと・・きらびやかだけど顔がキラキラしてなくて何かに操られている感じですね」


「そう、もう少し詳しい話を聞かせていただけないかしら?宿などはこちらで全て手配するわ。」

「わかりました」


こうして布のひとと共に先を急いだ。

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