―閑話―

1986年版『おとぼけタートル・ジャック』

第129回「殺し屋ヴァイパー」決定台本より抜粋―




―シーン14―


屋外:船の甲板:夜


船首の手すりに寄り掛かり、海を眺めるタートルジャック。

夜風に身を当てている。彼女のカミーユとの別れにたそがれている。


後ろから忍び寄る影。

月明かりがその影を大きく伸ばし、甲板に蛇(特にコブラめいた)のシルエットを映し出す。


―ガービン・ヴァイパー「蛇に睨まれたカエルならぬ、蛇に睨まれた亀ってわけだ」


驚き振り返る。ジャック。顔には恐怖が浮かぶ。


―ジャック「と、とんちきの蛇だ!!」


食い下がるジャック、しかし眼下は真っ黒い海。

海とジャックの俯瞰。


―ガービン「いよいよてめぇの最後の時だな、腐れ亀公!」


腰から引き抜く、光線銃:(ここ描写ハッキリ!! 放送翌週発売宣伝を忘れずに!!)

ギラリ輝く銃口。内部では分子リングが高速回転。


恐怖に怯えるジャックのアップ。


―ガービン「ケツに弾を喰らいな、ベイビー!!」



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