第274話 用語解説45

休業中に久しぶりに株取引していたら、証券口座がすごい勢いで膨れ上がりました。

その休業も終わってしまい、またフル出勤が始まります。

金を稼ぐ手段ならあるのに、なんで会社に行って嫌な思いをしているのかわかりませんが、きっとこの小説のネタ作りなんだと割りきってます。

倍プッシュだ!

それはそうと主人公とその仲間達がが158万人呼び出しですね。

※2020年6月18日の情報です。

お腹痛いわ!

それでは解説いってみましょう。


品質管理部なら知っていて当然な単語を解説



・赤青緑


 偶然にもあれとあれのイメージカラーが一緒。

 緑はTにSが失礼な事を言ったので、出入り禁止になったとかいう過去を持っているそうです。

 倍返しは赤。



・デーとテー


 Dはデー、Tはテーと発音するように教育された。

 IT業界にいた年数はそんなに長くないので、これが標準的なのかは知りません。

 今でもその時のお陰で、デーとテーの発音をしています。

 図面にIとlを描いている会社もあるのですが、どういう教育をしているのか気になりますね。

 それなりの会社なのに。



・急所


 標準作業における、品質に関わる重要ポイント。

 作業標準書に、作業の急所として記載する。

 普段やっていることを、作業分解して文章にするのは大変。

 新人の教育では、自動販売機で飲み物を買う作業標準書を作らせてます。

 作業標準書通りに動いて買えたら奢ってあげる。

 作業の急所がどこにあるのかをそれで勉強させますが、応用がきかないのは困りもの。

 急所というか、重要ポイントがなんなのか理解するためにも、作業を観察して分解出来るようになって貰いたい。

 そのまま異世界に転生して、作業標準書をつくるはめになったらどうするんだ。

 異世界に転生しなくても、作業標準書はつくることになると思うので、作業を観察して分解出来るようになってください。

 作業の急所といいながら、品質管理の担当者に致命傷を与えてくる。



・焼き入れ無しの金型


 急ぎのため、焼きを入れている時間がない金型。

 大体ろくでもない案件。

 摩耗の速度が早く、何ショットもつか不明。

 敗戦確定の遅滞作戦。

 投入される社員は死を覚悟するとかしないとか。

 試しにバーナーで焼き入れして壊したときの絶望感は、オスマントルコ帝国に攻め込まれたワラキアの農民の気分。

 本型がダメになる理由は原因は色々とある。

 落としたり、摩耗したり、機械で挟んだり。

 完全に壊れたならまだしも、変形や摩耗は作業者が黙っている事が多いので、貴重な時間が失われてから事態が表面化する。

 試作時の金型が残っていたときは、戦場で女神を見た気分でした。



・現場レベルのQRQCじゃ対策は無理だな


 不良の原因が工場の建屋に起因していたりすると、現場の権限では対策が出来ない。

 古い生産設備でも一緒。

 無理なので上にあげるが、「努力が足りない」の一言で却下される。

 気分は補給無しで戦わされる帝国陸軍。

 若しくは、ブリキの戦車で戦わされる帝国陸軍。

 仕方がないので、大量の廃棄品で訴える。

 最近思うのですが、新規の設備に金を掛けている大陸の方が、我々よりも品質はいいんじゃないのかな?

 偉い人が三現主義を無視した結果がこれだよ。



・殆どのラインで新人作業者


 長引く生産停止が生んだ悲劇。

 教育に割く工数が足りずに、不良の山が出来上がる。

 当然流出する。

 作業標準書の無力さを味わう瞬間。

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