第175話 用語解説28

品質管理部なら知っていて当然な単語を解説



・言葉の壁


 面接時に日本語問題ないですとか言いながら、実際に雇用してみると日本語が通じない。

 というか、そもそもビザが無い。

 他の外国人労働者がビザ更新のため休むのに、あいついつまでたってもビザの更新に行かないなと思っていたら、オーバーステイでした。

 それはもはや言葉の壁ではない。

 不良を出しても、ストーカーで捕まっても「日本語わからない」で通じると思っている奴が多すぎ。

 ストーカーで捕まった奴は一人しか知らないけど。

 意思疎通が難しいので、日本語検定を条件に加えて欲しい。



・非常事態宣言


 客先で発令されると非常に困る代物。

 だって弊社との取引額考えたらやることないんだもの。

 というので、毎年頭を悩ませております。

 いや、毎年非常事態宣言をしている会社もどうかと思うが。

 それって日常だよね。

 納品が無いのに、監査に突き合わされる身にもなってください。

 弊社発令の非常事態宣言はもっと困る。

 なので、流出不良はやめてください。



・重点管理メーカー


 くず。



・連続流出不良


 ジャストナウ。

 中部、関東、東北と。

 富士山が綺麗でした。

 選別から選別の即死コンボ。

 対策書を書く時間すら与えられない。

 世紀末の悪党ですら祈る時間は与えられるというのに。

 最近は選別業者も忙しいらしく、拒否られちゃうんですよね。



・費用対効果


 品質管理の敵。

 「それって費用はどこから出るの?」って対策内容に待ったがかけられたときは、「じゃあ、客先に対策はしませんと言ってきます」ってなりました。

 うっかり、そんなメールの返信先に客先が入っちゃってましたね。

 うっかりですよ。

 BCCだから、社内には気づかれていませんが。

 なのに、なぜか次期車種の受注も決まってしまう不思議。

 尚、いくら担当を叩いたところで、経営者が対策するつもりがないなら駄目だと悟った客先からは、きついことを言われなくなりました。

 俺の能力が無いのではなく、会社としてのやる気がないので、担当者を変えても何も変わらんのですよ。

 費用対効果考えたら、品質管理部門を廃止して、不良が出たら選別と代替品納入だけにすれば、経費は抑えられますよ。

 「品質は信頼」とか言いながら、不具合対策の費用を認めない経営者や営業がいると困りますね。


・エルフ


 2020年1月31日に36000人のエルフが、呼び出しとなりましたね。

 主人公達がエルフの隠れ里を訪れた時に、余計な事を言わなくて、本当に良かった。

 洒落にならん。

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