僕は遺跡調査員になります

冒険者になる事を諦めこの先どうするか親と話し合った。

今の現状なにか職を探してつかなければ生きていけないのだ。

ふと思いつく。


ちょくちょく稽古の間を縫って村の近くにある遺跡に潜り込んでいた。

「危ないから近づいちゃダメ」

と言われていたが好奇心に負け見つからないように行っていたのだ。

遺跡の中はとても神秘的でまだ知らない不思議なものばかりだった。


「僕遺跡調査員になるよ」


親は少し躊躇した。

遺跡にはまだ誰も知らないモンスターや罠魔法もあったりしていつ死んでもおかしくない。しかも弱い人は向いていない。

それなら冒険者になれないなら平凡な冒険者になれないなら平凡、いや


『雑魚遺跡調査員』


になろう。そう決めた。

親は少し話合っていた。だがすぐに答えは出た。


「頑張ってきなさい」


これで僕の雑魚調査員の生活が始まるのだ。

気合いに満ち溢れていた。平凡な冒険者にはなれなかったけど遺跡調査員にはなれる。といってもまずは遺跡調査員の試験を受けなくちゃな。

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