●修行、の前にちょっと話し合う吸血鬼

今、あのお互いが通じ合っていたような、清々しい空気は微塵もない。あるのはこの世の負の感情の溜まり場とも思える暗黒な空間だけだ。

「「…」」

外はすでに暗くなっており、あるのは《ファラシャス》の遊技場跡地の森を照らす星明かりのみ。そしてアドルクが依頼で住まわされている木屋でも灯りをつけていない。そのような真っ暗な木屋で二人はピクリとも動かず、汚れでも探すようにじっと机を見つめている。だが、突如としてこの陰鬱とした空気を破る音がドアの方向からやって来た。

「ただいま〜」

リアが帰って来たのだ。

「うわ、何この空気。何かあったの?」

当然この陰鬱とした空気にも気づき、理由を当事者に問いかける。

「「…」」

だが、まるで死んだように二人は答えない。

流石に反応されないとは思っていなかったのか、リアは不安な気持ちが湧いてくる。

「ねぇ…。何があったのよ…」

何度も問うが、二人は依然として答えない。リアは最悪の状況を想定し、よろよろとアドルクの方向へ近づくと奇妙な音が聞こえた。その音はアドルクに近づくほどに大きくなってくるが、それでもこのような静かな場所でかつ、耳を澄まさなければ聞こえないような小さい音だった。冒険者として鍛えられたリアだからこそ、その音に気づくことができたのだ。

「…っ」

リアは静かに溜まった唾を飲み、どのようなことが起きても対応できるよう身長にアドルクに近づく。

そして明確に聞こえた音はーー

「…グゥ〜」

鼾だった。

「……ふぅ〜」

最悪の状況を想定していたリアは緊張していた体から力を抜くように息を吐き出した。そしてもう一度体内に空気を取り込むと決意を込めた、いや誤魔化すのはやめよう。紛らわしいことをして無駄に疲れさせた事への怒りを込めた瞳でアドルクを睨みつけると自身が込められるだけの魔力を拳に集め、全力でアドルクの頭へ殴りかかった。

「ふあッ!?」

仮にこれを一般人、もしくはBランク上位の実力者までの者が食らえば良くて重傷、下手をしなくても即死だっただろう。

だがアドルクは近距離を専門にしているAランク上位の冒険者だ。自身に向かって振るわれている敵意がこもった攻撃に反応し、避けるために椅子から転げ落ちる。

ところが、アドルクは殆ど本能で避けたようで転げ落ちた事で眠っていた状態から強制的に起こされたようにキョロキョロと無防備な姿を見せる。

「チッ、外した」

「お前かッ!」

「何で当たんないのよ。警戒なんてして無かったじゃない」

「うるせぇッ!まずは攻撃してくんな!」

「静かにしなさいよ。あの子が起きちゃうでしょ」

「うぐ…っ」

流石にあんなことがあったばかりなので、アドルクもゆっくりとさせてあげたかったのかリアを睨みながら唸りつつも、大声を出すことを辞めた。

「はぁ、で?」

「何がだよ」

「言わなくても察しなさいよ。なんで喋ってるでもなく寝るにしてもこんな早い時間にあんな体勢で座って寝てたのよ」

「腹が減って何もする気が起きなかったからだよ。知ってるだろ。今ここに帰るもんなんてねぇんだよ」

「でも少しくらい待てるでしょ。私が帰ってくればご飯が食べられるんだから」

「うるせぇ。俺だってこんな早くからジジイみてぇに早く寝たくねぇよ。だけど今日えらい目にあって疲れてんだ。だから飯が来るまで少しでも体力を温存しようと寝てたんだよ」

「何があったのよ。大したことじゃ無かったら特級魔術で吹っ飛ばすわよ」

「悪ぃが先に飯を食わせてくれ。あいつも疲れてるだろうし、いつもの食事量から考えて今かなり腹減ってるだろうからな」

「…っ」

ほんの一瞬、いつも食べているのが普通だとして死ぬほどお腹が空いた状態だとどのくらい食べるのかを想像して青褪めたが、悍しい妄想を首を振って頭から追い出す。

「わ、わかったわ。私は机を拭いて食べ物を出しとくからあんたはあの子を起こしてて」

「おう」

アドルクを起こしに行かせたが、そもそもすぐ目の前に居るので殆ど時間がかからないだろう。その為さっさと準備しなければいけない。

アイテムバッグから清潔な布を取り出すと机をさっと拭いて片付ける。そして今日買い込んだ食べ物を並べていく。

「おーい、起きろー」

すぐに終わったのでアドルクの方を見るとまだ起こせていなかった。だがアドルクの手際が悪いとは怒れない。何故なら肩をつかんでガタガタと揺らしているにもかかわらず起こせていないからだ。

「ちょ、眠いだけなら食べてから寝なさいよ!」

「…」

今度こそ異変が起きたと思い、怒鳴るように大声で呼びかけるも、全く反応しない。

アドルクは痺れを切らして両手で頭を掴み自分と目を合わせるようにして、初めて気がついた。

「な…ッ」

白目を剥いて気絶していたのだ。

するとアドルクは何を血迷ったのか机に並べられた乾パンを大きな手で持てるだけ掴むと顔にぶつける勢いで近づけた。

「おいッ!お前の好物の乾パンだぞ!目をーー」

「馬ッ鹿じゃないの?!あんた何してーー」

アドルクの意味不明な行動に抗議するが、二人の怒鳴り声は話している途中で途切れた。何故ならアドルクの手に溢れるほど掴まれた乾パンを飲むようにどんどん食べ始めたからだ。

「腹、減ってたみたいだな…」

「そうね…」

その後は、微妙な静けさの中で黙々と食事をした。




「は……っ」

目が覚めるとリアが帰って来ていて、アドルクと一緒にだらだらと過ごしていた。

「お腹すいた…」

小さく一言だけ呟くと、二人はバッと凄い勢いで振り向くと、こちらを言葉にできない表情で見ていた。

「お前さっき食べただろ?!」

「目が覚めて嬉しいけど目覚めの言葉にそれを使うの辞めて!?滅茶苦茶怖いから!」

(思ったことを言っただけなのに…)

少し不満に思うも、それでもお腹が空いているのは変わらない為、すぐに思考は空腹に支配される。

「ねぇ、お願い。お腹が空いて死にそう…」

「うおおおおっ、リア!お前が買い込んだ食料全部出せ!」

「嘘でしょ?!さっき大人の5日分の食べ物食べさせたのよ?!」

「うるせぇ!んなこと言ったって食うっつうんだからとにかく食わせとけ!」

「もう!また買いに行くのなんて嫌だからね!」

嫌々と態度に表しながらも大急ぎで食べ物を並べていく。だが、二人掛かりで並べているにもかかわらず消費される速度は並べる速度と等速。つまり出された瞬間に食べられていた。

「うおおいっ!なんつう食気だよ!」

「喋ってないでさっさと並べなさい!」

「無茶言うな!今荷物を荒らさない限界まで身体強化使って同じなんだよ!これ以上上げられるか!」

「はい結界張ったわよ!文句ないでしょ!」

「ありがとよ!」

喧嘩しているのか連携しているのか分からないような会話を続けること数分。ようやく食事が終わり、伝説を成し遂げたかのような風格を持った二人はお互いの健闘を称え合いながら力尽きた。

その二人を8になったのてゆったりとした気持ちで眺めつつ、外をちらりと確認する。

「たくさん寝ちゃったみたいだね」

想像以上に時間が経っているはずが、そこまで驚いていないことに気づく。

「やっぱり、あの声の言ってたことが気になるからかな…」

一息つき、今後どうするかを考える。

(絶対目標として、あの声から名前を取り返すのは決定だよね。でも、今のままじゃ何回やっても攻撃を当てることさえ出来ないし、そもそもとしてあの攻撃をしてきた本体すら分からなかった。うん、最初の行動は決まったね。まずはどれほど離れているのか分からないけれど、知覚範囲を広げる事から始めようか)

アドルクが冷静に考えれるように、応援してくれたおかげで出来ない事を一つづつやる事を考える余裕が出来たことに感謝しつつ、自分の魔力を操作するために目を瞑り、深く集中する。

「魔力…」

(あの時は思考から無駄を省いて、もっと速く考えることに集中して何も考えずに、そのままやったんだったよね。でも確かあの時、何も見えない中あの声の攻撃を知覚出来てたはず。やり方は確か…)

一度出来たことから次に繋げようと、取り敢えず思い出しながら自分の魔力を広げるようにイメージをしながら操作する。

「こんな感じ、だったよね…」

(この家の近くよりも、もっと広い範囲のことがわかる。でもこの距離じゃあ、あの声の本体が分からなかった。じゃあもっと広げよう、ってなるんだけど、これ以上広げるのは無理そう。どうにかならないかな…)

瞼を閉じて寝ているような様子でありながらも、唸ったり首を傾げたりして考える。が、中々良い案は浮かばず、さらにこの知覚範囲にも変化はなかった。

(やり方が分からないなぁ。じゃあ、取り敢えずこれについて考えてみようか。これは俺が普段無意識に出してる魔力を操作して自分の体内にある魔力と混ぜ合わせて広範囲に満遍なく放出してるんだよね。じゃあ、魔力量が足らないから知覚範囲を広げられないのかな?うん。…それはあり得そうだね。でも、それはこれ以上広げることはできないって意味じゃないはずだ)

手詰まり、と言うほどではないが、それでもすぐには続かない程度に思考が止まってしまい、頭の中で色々アイデアを出してみるも、そもそもとして記憶が目覚めてからのものしかないのでそこまで豊富には出てこない。

なので自分以外から新しい情報を得るのと、この知覚範囲を大きく広げる新しい能力の試験目的で考えるのを一旦やめようと、広げていた魔力を回収した。回収したのは態々捨てるのは勿体無いからだ。

(へえ、夜の森ってこんなに静かなんだ。普段遊んでる朝が騒がしいって訳じゃないのに、植物でさえも大人しくしているような感じでより静かに思うなんて不思議なこと、あるんだ。うん?家の近くは大して変わらないのに、あそこら辺だけ土埃が舞ってるし、枝も微かに揺れてる。風が吹いてるのかな?まあいいや。へー、土の中ってこんなに暗いんだ。それに近くにはあまり生き物が居ないのに土の中には結構いたんだね。あの時にカリンに合わなくても地面を掘れば食べ物が見つかったのかな?あ、でもあんまり大きな生き物が居ないし、カリンにあったほうが早かったかも…。考えてもしょうがないけどね。それにしても本当に生き物がいないなぁ。ははっ、あのままカリンに合わなかったら死んでたかもしれないね)

「体がダリィ…」

「私も、魔法の制御で、神経が擦り切れるかと、思ったわ…」

周囲の観察をしている途中で二人が息も絶え絶えで起き始めた。

「こんばんは。アドルク、少し考えてるんだけど、どれも上手くいかないから戦い方教えてくれない?」

「おう、いいぜ。俺も寝過ぎてこれ以上寝れねぇと思ってたところだ。外は暗いが、魔道具使えば多少動くくらいなら大丈夫だろう」

「ちょっと、食べたんだから先に説明しなさいよ」

「あ、そんな事も言ってたな。まあいいか。俺もこいつに聞きたいことがあったからな」

「この子が…?何があったの?」

「どっから話すっかなぁ…。面倒だし、最初からでいいか。お前も知ってる通り、俺はこいつを連れて仕事に向かったわけなんだがーーー」

アドルクがこれまでに起きたことを話す。

時々自身が感じた事も聞かれたり、補足したりした。そして話終わると一息付く、と言った感じにリアは溜息を吐いた。

「まあ、とんでもない吸血鬼が起きたって聞いた時からある程度覚悟してたからね。あんまり驚きはないわね。ただ」

リアはアドルクを鋭い目つきで睨む。

がこの子にそこまで入れ込むとは思わなかったわ」

「良いじゃねぇかよ、別に」

アドルクはアドルクで歯切れが悪い口調で口を窄めた。

「ま、それもそうね。あんたが何をしようとあんたが決めた事なら私はあんたを否定なんて出来ないわよ。だからこそのAランクなんだしね」

「それで、お前はどうすんだ?」

「なにが?」

「テメェも察してるだろ。こいつの覚悟は死ぬ事も辞さねぇぞ。情報が足りない今じゃ最悪の状況になったらどうなるのかを想像もできねぇ。ならこいつを鍛えて少しでもデッドラインを上げるしかないだろうが」

「筋は通ってるわね」

リアの軽い反応にアドルクは苛立ったように机に拳を叩きつける。

「……一体、何を考えてんだ?」

「あら、私もあんたと同じことを考えてるだけよ?」

「だから何をーーー」

「はあ、さっきわたしはAランクだからあんたが何を考えてどうしようと自由って言ったわよね。ならあんたと同じランクの私が何をしようと自由よねって話よ」

「アホかテメェ。こんな時に何を言ってんだよ」

「Sランクを除けば最高位のランクを私達が与えられているのはこういう非常時の時の信用と信頼があるからよ。だからの義務を果たすのは当然。今回の場合、その最低限はこの子を保護してギルドかどこかの施設までの護送ってところかしら。貴方はどう思う?」

「義務って言い方が気に食わねぇが、大体そんな感じだ」

「なら、それ以外は私たちの裁量に任されていると考えて良いわよね」

「そうだがーーー」

「つまりこの子の名前を取り戻す行為は無駄にこの子を危険に晒す行為になるって事よねって話よ」

「そうかよ。結論がそれならさっさと言いやがれ。長々と無駄話しやがって」

「まだ話は終わってないわよ」

アドルクは落胆したようにいつもより強く言葉を吐き捨てて立ち上がろうとしたが、リアに留められた。

「あ?」

「結論を急ぐんじゃないわよ。私はまだ前提条件を話しているだけよ」

「じゃあさっさと話せよ。無駄話だと思ったらすぐにこいつを鍛えに行くからな」

「はいはい、これだから単細胞は……。まあ、時間があんまりないし、少し端折るわね。客観的に見てこの子にどんな事情であろうとこの子を危険に晒す行為はいい目で見られないわ。例え前までギルドリングにあった情報伝達の機能を外していたとしてもね。ならこじ付けでも正当化するための理由を作るしかないでしょ」

「お、おう」

先程までと違い、リアが前のめりに話しているのを見て冷静になったのかアドルクが少し引きながら相槌をつく。

「だけど、理由作りをしやすいAランクが二人もいるのよ。なら鍛える理由を作るなんて私たちがゴブリンを殺すよりも楽な事よ。ここにアドルクがいるのはギルドの依頼だからアリバイは完璧。そして私もあんたの大剣を持ってくるっていう理由がある。まあ、アドルクに比べたら弱いけど、証人がいるからいいでしょ。次にこの子を発見した状況だとこの子に何か危ないものを連れてる、もしくはこの子自身が危険かどうか見極めるって理由で暫くここに置いていても大丈夫よ。でも期間は長くてあんたの依頼終了の翌日までよ。それ以降はこの依頼を報告しなきゃ不審に思われるし、報告時のこの子について言わないと問題になる。逆に言ったら言ったで面倒なのを引き連れてこなきゃ行けなくなるからダメ。ここまではいい?」

「あ、はい」

さっきまでの勢いはどうしたのか、リアの迫力に押されてかアドルクは姿勢を正した。

「ここでこの子のことを整理するけれど、あまりにも理解力があるのに記憶自体がほとんど無い。だから記憶喪失と判断するけれど、それなら常識が無くても仕方がないわよね?」

「まさか…、おい、こんなガキに押し付けんのかよ」

「当たり前よ。この子が何歳か知らないけれど、人を振り回すんだからこれくらいの責任をもたないのは不公平でしょう」

「むぅ…」

アドルクはリアの言う言葉に肯定出来ずとも否定も出来ないと言った様子で反応しない。

「ねぇ、僕が何かをしたら戦い方を教えてくれるの?」

「え、えぇ、そうよ」

いきなり話しかけたことにリアは戸惑ってしまったようだが、話し続ける。

「じゃあやるよ」

「な…っ。何をするのかを聞かなくていいの?」

「うん」

「……死ねって言われたらどうするの?」

「名前を取り戻したら死ぬよ」

「はあっ!?な、なんでそんな簡単に死ぬなんて言えるのよ!死ぬってどう言うことか分かってるの?!」

「分かってるよ。リアには言ってなかったけれど、俺は記憶は無いけれど、自分に出来ることは分かるんだ。それは生きることも出来ることに入るんだけど、それを止めた時のこともちゃんと分かってるよ」

「ならなんでっ!」

「俺たち真祖にとって…。違うね。俺にとって名前ってこの世界に誕生した時から片時も離れたことが無かったし、それが当たり前なものだったんだよ。起きた時は無くしたことも忘れてたけれど、あの声が教えてくれた時から俺の全部がそのどんなものかも分からない名前を求めてる。それほど大切なものなんだって記憶がなくても分かったよ。だからそれを取り戻すためにはどんな事をしても、何を捨ててもやらなくちゃいけない事なんだって思うんだ。それに、取り戻した時のことなんて全然想像できないけれど、多分それで死んでも後悔しないと思うから」

リアは息をするのも忘れて目を見開いたまま固まった。その様子に少しだけ興味を惹かれるけれど、今はそれよりも大事な話をしているから置いておく。

暫くすると、リアは少し荒く呼吸を再開した。そして目を瞑って考え出した。数分だけだったけれど、その間は木が擦れ合う音さえもせず、本当に時間が止まったんじゃ無いかと思うくらいの静寂に包まれていた。

「少し、いえこれは言い訳ね。あなたの事をきちんと理解できてなかったわ。正直、覚悟を決めた目をしていたけれど、所詮大した考えなんてない暴走だと侮っていた。それでも数日一緒に過ごしてとても楽しかったからそのお礼に手伝おうと思っていたわ。だけれど、それじゃあ貴方に失礼よね。今後、私達が貴方とどういった付き合いになるかなんて全く分からないけれど。貴方の目的を達成するまで、このAランク冒険者、“魔花” のアンカーリア=I=フェネラスラータの名前に掛けて貴方を対等の者と考え、今回の案件における障害を跳ね除ることを誓うわ」

そんな静寂を破ったのはリアだった。その雰囲気は先程までの軽く飄々としたものではなく、今まで見たことのない。いや、あの声と戦っていたアドルクと同じような雰囲気と似た感じのする雰囲気を醸し出していた。

「やーっとやる気になったか。時間かかり過ぎだろ」

「うっさいわね!あんたはどうなのよ!似たような者でしょ?!」

「はっ、俺はお前みたいに何十分も時間をかけてねぇよ!数分話し合って終わったぜ!」

「はあ?!」(…そうだったっ!このアホ、勘だけは意味が分からないほど当たるんだったわ!)

「へっ」

アドルクがリアに絡んで静寂と共になんとも言えない雰囲気も消しとんだ。

そしてリアにマウントを取れて嬉しいのかアドルクは終始ニヤニヤと楽しそうにしてる。それにイラつくのかリアも噛み付いてどんどん収集がつかなくなっていく。

(やっぱり硬い雰囲気じゃなくて今みたいな楽しい雰囲気の方が好きだな)

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