終話


さあ。

そろそろ終わりにしようか。



もういいだろう?

お前はまだ、訳が分かってない顔をしている。



特別に俺が殺してやろう。



カメラマンだけは生かしてやる。

どんな人間か知らないからな。


今、そのバッグに入ってるパソコンを開いてみろ。


今からカメラに向かって質問してやろう。


世界の凡人どもに。













この女を、殺していいか?













ハハハ。

サーバーが潰れそうだな。


殺せ殺せ。

そればかり繰り返してる。



凡人はハエみたいなもんだ。


お前の死骸に、もっと集るだろうな。



そして面白可笑しく笑って終わる。



お前の好きな生き方だろ?


お前が目指すものの、終点は…

たかが、こんなものだ。



それとも、自分がネタになるのは…


少し、嫌か?




周りを見てみろ。

ハエも増えてきたようだな。



ハハハ。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る