JUDGE

一話

お?


なんだ?

まだいたのか?



ハハハ。


そのテープを聞いて…

会うのが怖くなったようだな…





ああ。

奴は後ろ手に、手錠をされていたぜ。



どうやって殺したかって?


俺は知ってるさ。

見張りしてたからな。





嫌だね。

バラすと俺は確実に消される。


まあ、命の保障と、一千万ドルくれるなら…

言ってやってもいいがな。


人間…いや、国でも保障は無理だな。

世界最高の軍事力を持つ、この国でもだ。





後は、あいつに会って経験する事だな。


ついでに言っとくが、カメラマンも殺されてる。


証明しようのない殺しは、揉み消されるか、自殺になるもんさ。





ハハハ…

だが、なぜか俺達看守には絶対手を出さない。

いつでも殺せるのにな…


奴から言わせると、多分殺すに値しないんだろう。


俺達って人種はよ。







行ってこいよ。






どうなっても俺は知らないぜ?



捕まえようにも…

もう捕まってんだから…



それを奴は楽しんでるんだぜ…





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