4話
俺は嫌な予感しかしなかった。
そう、女神様に貰った特典だ。
名前〈アラク〉Lv1(10P)
ATK:50
HP:200
MP:200
職業:見習い冒険者
スキル:才能…その他
(よかった、スキルはめちゃくちゃ増えてるけど、変なレベルとかにはなってないみたいだな。あれ?レベルの横の10Pってなんだろう?)
「アラクさん、私はもう驚きませんよ...とりあえずこれで冒険者登録は終わりです。何か困った事や聞きたい事があればいつでも声をかけてください!」
受付嬢が引き攣った声で案内を終わらせた。
アラク「1つだけ質問いいですか?」
受付嬢「私が答えれる質問であれば何でも聞いてください!」
アラク「このレベルの横にある10Pは何なんですか?」
受付嬢「これはレベルストックですね。レベルが上がっても自動でステータスが動くことは無いんです。このPはポイントで、基本ステータスのATK/HP/MPの3つに、自分でポイントを割り振ると、レベルが上がる仕組みです。」
アラク「なるほどですね。自分が好きなステータスを強くできるってことですね!」
受付嬢「その通りです。リセットが出来ないので慎重に選ぶのをお勧めします!」
アラク「ありがとうございました!!」
俺は何も無かったようにギルドから出て行ったが、街にはすでに噂が広まっていたため、視線を常に感じていた。
(これは宿を見つけるのも一苦労しそうだな、てかそもそも、お金がまだ換金出来てないから無いんだった。とりあえず今日は、街の外で野宿でもするか。)
俺は、街の外の森へ入り少し開けた場所を見つけた。
(そういや石とか木を加工して、モンスターを倒して来た時に変なスキルGETしてたな。たしか……あ、これだ!さっそく試してみよう)
俺は簡単に、寝床となる場所を作ろうとしていた。
(こんな感じかなぁ。て、あれ!!なんだこれ!立派な一軒家じゃないか!そんな作りこんだつもりじゃないのに。あ…。このスキルのおかげか…ははは、使い方には今後気をつけるか。)
【建築・製造】
×
【才能】
この時にようやく才能スキルが、やばすぎることに気が付いた。
そして簡単に作ったつもりの寝床だが...
一部屋しかないが、見た目と中の作りは、超高級ホテルに劣らないどころか、それ以上だった。
(またやりすぎちゃったな。日も落ちて来たし、何か食べて今日は休むとするか。あ、明日はあのタマゴをもう一度調べてみよう。)
そう言いながら、建てた家の周りに、簡単なフェンスをして眠りについた。
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