2話
ステータス確認を済ませて、人が居そうな所を探しに、高い山へ登ると、すぐに街だと分かる場所が、少し離れた場所にあった。
(少し遠いけど、お金とか何も無いから、街で売れそうな物でも集めながら行くか。)
そして、道中に出てきたモンスターを、拾った木や石で武器を作りながら倒し、その素材と、所々に生えていた、薬草っぽい葉を、ひたすら集めては収納して進んでいた。
(正直才能スキルがあるおかげで、武器や道具が大体のイメージで作れて、かなり助かっている。しかし、どれがレア素材なのかとか、全く分からないな。とりあえずてあたり次第集めて損はしないだろう。)
てあたり次第に採取して疲れてきた頃、ようやく街に付いた。
ワクワクしながら街へ入っていくと、優しそうなおじさんが話しかけて来た。
「やぁ、見かけない顔だね!君は冒険者かい?」
アラク「いえ!冒険者登録したくて、近くの村から来ました!」
「そうだったのかい!あそこにあるギルドへ行くといいよ。けど君みたいな若い子は気を付けた方がいい。じゃぁ頑張ってな!」
アラク「あ、ありがとうございます!」
(なにを気を付けるんだろうか。......あ、あそこがギルドか!ちょうど探してたから教えてもらえて良かったぁ!さっそく行くか!)
ギルドへ着き、中へ入った。
「ガャガヤガヤガャ…。」
周りが俺に気付き、賑やかな声が一瞬静まった。
そして、数秒後…
「だははははははははははは!!!」
周りが急に俺を見て笑いだしたのだ。
そして、1人の大男が近付いてきた。
「おいガキ!ここへ何しに来たんだ?冒険者にでもなろうってか?ガハハハハハ」
アラク「はい!冒険者になりたくて、近くの村から歩いて来ました!今回道中にたまたま弱いモンスターしか居なかったので助かりましたけど。いずれは立派な冒険者になりたいと思っています!」
そう言って、道中倒したモンスターの素材と、採取した葉を収納袋から取り出した。
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