才能はチート?

Stitch君

1話

(とある事情で今から俺、アラクは、異世界〈バックルゲイム〉という、良くあるゲームの設定に似た世界に、行くことになった。

前世は仕事に追われて忙しかったから、転生後はのんびり気ままに生活出来たら良いなぁ。)


女神「あの、アラクさん?聞いていましたか?」

アラク「あ、はい!すみません!ちゃんと聞いてましたよ!」

女神「それなら良いのですが、説明は以上です。では1つ、欲しい物や能力をなんでも言ってください。」


アラク「じゃあ、何事にも発揮できる才能をください!」


(前世は、取り柄も何も無かったから、せっかくだから

才能とやらを持って生活...なんてなw上手くいくか心配だな。)


女神「分かりました。では、行ってらっしゃい。」


(え?もう話終わり?随分と雑だな…

どこからスタートするか楽しみだな。)


すると足元に丸い空間が現れた。


(うわぁーーーーーー!!!)


その丸い穴から落とされて、何処だかわからない森の中に落とされてしまった。



(いててててぇ。何とか生きてる。良かったぁ。てか、転生していきなり出落ちとか最悪だな...あの女神様かなんだか知らないけど、特典的なやつ付けてくれたのかな?随分と適当だったからな…はぁ。)


そう言いながら起き上がって横を見ると、そこにはいきなり、大きさ約1メートルくらいある大きなタマゴがあった。


(えぇ!?なんだこのでけぇタマゴは。こんな道端に落ちてるし、見るからに怪し過ぎるだろ。)


苦笑いで言いつつも、タマゴに近付き、周囲を調べてみた。


(あ、ここでステータス確認できるのか!

自分のは後で見るとして、このタマゴだな。)


名前〈???のタマゴ〉Lv:20

ATK:なし

HP:1000

MP:不明



(ん?なんかやばいタマゴな気がするんだが、ははは。

とりあえずこういう異世界では当たり前の、これ使ってみるか。)


そうして、中が異次元空間になっている小さな袋へ、大きなタマゴを収納した。


(これはやっぱり便利だなぁ!

よし、自分のステータスを確認して、街に冒険者登録でも行くか!)


名前〈アラク〉Lv1

ATK:50

HP:200

MP:200

職業:なし

スキル:才能


(お!ちゃんと才能ってスキルがついてる!よかったよかった。)


いろいろ試したいところではあったが、日が暮れるまでに街を探して行くことにした。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る