買い出し

一ヶ月過ぎたが愁君は元気だった。

「琴乃さん終わらせておいたよ掃除。そんな愁君の声がした。」

さてと少し終わってひと段落していた。…あ買い物行かないとな。今日は日差しが心地い日だった。さて、誘ってみようかな。

「買い出し行かない。昼ごはん食べていいから。」

「…良いけど唐突だね。なにデートですか。」

「…あのねえそんな仲でないでしょう。隣町に行っていい。会いたくないから。」私の声が低くなってしまった。

するとしばらくして。

「大丈夫何かあれば助けるから。」その言葉は信頼ができ嬉しい。実際これまで救われたから。

「ありがとう愁君。ねえ愁君もし良かったら、恋人ごっこしてくれない。こんなことを言ったのは人の温もりが感じたかったから。」

愁君は焦ったようだったが、数分後に頷いてくれた。とても恥ずかしそうに。

さてと支度をして行きましょうか。

「えっと琴乃さじゃない琴乃。」

隣町に行くために駅まで歩いて行った。愁の手の温もりは暖かく落ち着いた雰囲気があった。

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