嫌われ者

私は香子の同室の人と少し大きい公園にいた。懐かしい。

「名前なんて言うの。」

「えっと愁だよ。琴乃さん能力の事はなしてくれる。」

私はあまり言いたくなかった。でも答えないと。

腹を括って話した。

「私能力は生まれつきなの。だけどあまり使いたくないんだ。人の闇をみるのとなるから。その能力の偏見で周りに忌み嫌われるのかな。…いいの本当に私といたら嫌われるよ。」念のためもう一度言う。

「だから関係ない。だって三ヶ月でいなくなるから。寿命というやつで。だからどうという事はない。ハブられているんだよ。だから助けたい。それ以下も以上もない。まあ分かるのはハブられている気持ちだけと。だから繋がりを求めている。だってさ、人は繋がりが無いと生きていけないじゃん。琴乃さんは例えば香子さんだったり。だから繋がりたいんだ。ただそれだけ。」

「何、そんなくさい事吐いて。どこの主人公かしら。」

「やめて自分でも分かっているから。」

私は久しぶりに笑った。愁も、微笑んでいた。

「さてと少し付き合ってくれるよね。」

「えっとさっきの答え。」

「うるさいうるさい。私がそんな尻軽だといいたいの。今度言ったら口聞かない。ね

「…何をすればいいんだ。」と興味本位で聞いてきてくれたのが嬉しかった。

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