模擬戦
「やばい超楽しい!」
今は街からちょっといったところにある森に来ている。
試し斬りね、これがめっちゃ綺麗に斬れるもんだから調子に乗っていた。
この剣、ブロックに分けると15あるんだけど、これに魔力を通して鋭利化させて飛ばしてるんだ。遠距離攻撃もできるんだね。
処理はまぁ、スキルがフル稼動だがなんとかなってる。
「朝練程度だからそろそろ帰らないとまずいな。」
朝ごはんに遅れちゃう。
明日からまた忙しいんだから、生活リズムは崩さないようにしなきゃね。
〜〜〜とにかく走りました〜〜〜
「よし、レン!模擬戦やろう!」
キースは早く俺の剣の腕を見たいようだな。
「いいよ!」
「魔法もなんでもありだからな!」
「分かった。」
「「はじめ〜」」
まずは普通に斬りかかってみる。
別に舐めてかかってるわけじゃない。
キースも付与使ってないから、純粋な剣の腕を確かめるのだろう。
(まぁ、剣初心者だった俺が敵うわけないけど…)
手数と技量ですぐに押され始める。
「しゃーないけどな!」
「知ってるっての!」
すぐに鋭利化を発動、相手側も炎属性と風属性を付与したみたいだな。
正直、あの剣に近寄りたくない。
めちゃくちゃ暑い。
でも剣は斬り逢わなきゃ面白くないよねっ!
「せいっ!!」
「……ふっ」
自分に水と風魔法の結界を発動、熱を遮断しつつ斬り結ぶ。
「なんなんだよこの重さはっ!」
そう言いながらも押してくるのってなかなかすげーな。
「……技量も負けて力も負けてるなら……技のレパートリーで勝つしかないよね!」
魔法線に魔力を込めて、固定から流動に移行。5ブロックを別行動させて、残りをショートソードほどの剣にして、もう一度キースに向かって空を駆ける。
「魔法線、コースチェンジ……」
勝手に命名して、コースはいくつか決めているが、ぶっちゃけ処理されないと思う。
「…斬蝶乱舞!」
魔法がある世界ではあるあるだが、三次元的な戦いを出来なければ速くに消される。
また、速攻で仕留めないといけない場合もある。まぁ、これだと1ブロックだけでも十分強いけど。
「結界魔法……身体強化、局所強化:脚部!」
今回は素早さを重視してみる。
脚の部分の強化は重ねがけされている。あとは素早さに脳の処理が追いついてくれればいい。
別行動の5個はコースを決めているからそれを実行してくれている。
複数魔法を同時並行で使うから結構大変だけどね。
「…反則だろ、おい!」
残念だったな。新武器持った俺のテンションが上がり過ぎて、大量の技を作ってしまったのだ〜!
「………せいっ!」
キースの剣を飛ばして試合は終わった。
……………………………………………
作者より
更新遅れて申し訳ないです。
( ;´Д`)ゴメンナサイ
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