自分だけの剣っていいよね
剣の受取日。
ラファラミ姉妹は復活した。
だって魔力放出やってないもん!なんか言われるの怖いんだもん!
なんも言われなかったよ。
ただ顔を背けられた。それだけで結構来るね、心に。
「できたら俺にも握られてくれよ。」
「できるんならね。」
「来たな、できてるぞ。これだ!」
加工が大変だったらしい。
そりゃそうだよな。ハイレベルな技術が必要なこの加工はどんだけ金を積まれても難しいが、引き受けてくれたんだ。
付与も大変だったらしい。
部分ごとに付与しなきゃいけない。
魔力もきつかっただろうな。
まぁ、言いたいことは一つだな。
「ありがとうございます!」
「気にすんなや。それよりほれ、持ってみろ。」
言われて手に取る、右手だよ。
「これが俺の連節剣だ!」
普段は普通の剣と同じような形だが、接続部分に魔力を通すことでブロックごとに魔法線で繋がった、鞭みたいな動きが出来るようになる。
切れ味の方は魔力を通した時に鋭利化が発動することでなんとかしている。
魔法線は仮に斬られても磁石の要領で外れることはない。このシステム作るのが一番大変だったなぁ。
これは斬られたらの話だけどね。
意図的にも切れるよ。
「重さはどうだい?」
「振れるから大丈夫です。」
「持たせてくれー」
「危ないぞ?」
…………ガンッ
「うぐっ……」
言わんこっちゃない。
「こんなんよくもてんなお前、さすがだよ。」
さすがなのはこの腕でございますよ。
まぁ、実践で使わなくちゃわかんないから、とりあえず訓練でもするかね。
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