剣を造ろう(中)

「これがその鉱石だ」

「………これ?」

なんか、拍子抜けだ。

確かに、高密度の魔力反応はしていたけれど、これどうなの?

大きさ野球ボール並みなんですけど。

「これで剣が作れるの?」

「あぁ、大きさはこれしかないが、鉄との合金にすれば、魔力も通せるし、余程のことがなけりゃ刃こぼれもしない剣になる。」

「持てるのか?」

持てなくちゃ打てないだろう。

「私の風魔法で浮かせられました。結構きついんで5分持つか持たないかくらいです。」

「1回持ってみてもいいか?」

「持てるのなら手伝ってほしいがな!いいぞ。」

「因みにミラさんの風魔法レベルは?」

「3です。」

じゃあレベル4くらいの使うか。

竜金の真下から風を送る。

「「うそぉ!」」

なんだ、浮くじゃん。なんか持てそうな気もするけど、怖いから右手で竜金に触る。

「なんだ、持てるじゃん。」

ドサッ…

「お主何者じゃ?」

ミラさんが倒れた。

これはチャンスかも知れん。

「あのー、加工手伝いますね、ミラさんも倒れちゃったし。」

「あ、あぁ、頼んでもいいか?

じつはわしも竜金は加工したことがなくての、火力が足りるか心配だったんじゃ。」

そのくらい……ん、ちょっと待て爺さん。

「なぜ火力を俺に頼ろうと?」

「わしには他人の使える属性がオーラとして見えるからの。職人をやってたら自然と身についたわ。」

強くね?何年やってきたんだろうか。

まぁ、いい。

「もちろん依頼料は払うからのぅ。」

「わかった。受けよう。」


「ギルド経由は無しでもいいかな?」

「構いません。」


「では明日頼むぞ!」

依頼日時は明日、早朝から。

それまで休もう。

今日は品の値段を見て帰った。




【けんぽけより】

更新のブランクが大きくなってしまい申し訳ございません。

学生の身ですので、テストが近くてなかなか時間が取れませんでした、ごめんなさい。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る