腕が進化した

目がさめると白い天井と銀のレールが見え、そこにはカーテンらしきものがかかっていた。

「ここは…いっ!?」

いきなりの頭痛と吐き気が襲ってきたがなんとか堪え、しばらくすると痛みは引いた。情報が一気に流れ込んできたからだろう。処理が早いお陰で少ない時間だっただろう、これがスキルなかったらどれほどの痛みなのか…考えただけでゾッとする。

「気がついたか、レン!」

「ごめんなさいぃぃぃ!」

「無事で〜」

「良かった〜」

みんなが一斉に寄ってきた。

ユウキに至っては泣いてるし。

「落ち着け、俺はもう大丈夫さ。」

そう言って

「「「えっ!?」」」

「嘘だろお前…」

「あぁ、別に普段こんな趣味じゃないから……」

「「「「腕が治ってる!!?」」」」

「……あぁ、これはだな、えっと、治したんだ。」

「大した治癒魔法だな。」

ちょ、疑われてるこれはまずいか…

「でもまぁ、レンくんだから…」

「レンだからねー」

「「レンくんしてるからね〜」」

なんか信じてくれたっぽい?あとレンくんが動詞になったよ。


「そうだ、試験はどうなったんですか?」

「あぁ、もちろん高得点はもらえるな。だが、他の子たちが後日になったから2、3日は発表は遅れるな。」

「そうか。すまない、もう少し休ませてくれ。」

「わかった。」

「「また後で〜」」

「じゃあ。」

「また後で。」


〜〜〜ステータス〜〜〜

名前:ヴァレン・セレスティ

レベル:32

年齢:12

性別:男

職業:

基礎ステータス

>体力:3200

>魔力:137280(137280)

>攻撃:540

>防御:540

>速さ:540

スキルポイント:32

スキル:使用魔力固定 Lv.8

式化 Lv.9

解析 LV.10

無詠唱 Lv.2

処理強化 Lv.27

剣術 Lv.7

短剣術 Lv.6

弓術 Lv.6

炎魔法 Lv.8

雷魔法 Lv.8

氷魔法 Lv.6

魔力操作 Lv.10

身体強化 Lv.9

状態:神器装備

称号:転生者

神に愛されし者

神(仮)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「えーっと、え?」

思わず二度見。

「神器って俺何も貰ってな……貰ったわ、腕」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

神器:右腕

神器は、神が創り出した唯一無二の装備品(例外あり)また、魔力又は神気を流した時に効果発動する

人間界では創れない(例外あり)

>右腕

魔力伝導率(極大)

神気回路

神気伝導率(大)

ステータス補正(1000)

魔法強化(極大)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なんかねー。壊れてる。

多分魔力のとなりの枠が神気だと思うんだけど、魔力と同じ量だって。何があった………

あと称号に神(仮)って書いてある。

怖い、めちゃくちゃ怖い。

自分で勝手に神器持ったからとか理由付けてるけど、見るのが怖い。

いや、自分のステータスのことなんだから把握しとかないと…

でもなー。気が乗らない。

だって変なものに巻き込まれそう…

でも持ってる時点でOUTじゃね?




結局悩んだあげく、一旦保留という一番危ない判断で落ち着いた……

(全く落ち着かないけど…)








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