2日目 試合終了
こいつ、絶対に自分のスキルわかってないな。
解析したところ勇者の能力は、
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>守護者
庇護対象が明確かつ、対象に頼られている場合のみ発動。
攻撃、防御ステータスが上昇する。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
発動条件が酷く曖昧だな。上昇幅は書いていないが、今のを見る限り、ざっと15倍はくだらないな。
殺すつもりはなかったとはいえ、簡単に逝っちゃいますよ、これ。
もうちょっとステータスを確認することを大事にしてほしいものです。
ここの調停者っていうわけではないからこっちに被害がなければ全然構わないけど。
「ただ、試験だから殺されちゃうと後が大変だな。死んだ人間とか見たくないし。」
風、雷系統の魔法は発動後の速度が凄まじいから、出来るだけ発動時間を早めないと手遅れでしたってことも有り得るからなー。かといってハンパな魔力壁だと張り直す時間も無く俺が死んじゃう。
そして、魔力壁じゃ間に合わなそうだ。だから、俺は新しい魔法を使うことにした。
とたん、空から降って来た雷(勇者ステの15倍)が俺の黒くなった手に吸われていく。
そして吸いきったと同時に右腕が消失した。
だが、みんな無事なようだ。
後ろにいた試験官に声をかけ、みんなの所へ向おうとしたが、そこで意識が途切れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます