2日目 対人戦

「組み終わったみたいだな。それじゃあ今から試合と行こう。自身のあるチームからやろう。」

誰がいいかな…と仕切っていた教師が言うと、1チームが手を挙げた。

「よし、そこからだな。ではみんな、ルール説明だ。教師2人組と1チームとで戦ってもらう。全員に魔力壁を5つ張って、それが全て破れるもしくは場外に出たら失格。1人でも残っていれば勝ちだ。ただし、魔力壁の張り直しは禁止。魔法もありとする。では良いな。」


「「「「「「はいっっ!!」」」」」」

「では、はじめ!」

さて、同学年と教師陣の魔法両方を見られる。見て学習解析することにしよう。

『解析を発動しました』

教師は生徒側に先制を譲った。

教師の組み合わせは、剣と魔法が1人ずつ。対して生徒側は剣2人、ナイフ1人、弓1人、魔法2人だ。

剣の2人が正面から斬りかかり、ナイフが魔法使いの裏に回る。

「甘いわ!」

魔法教師は氷魔法を使って自分の後ろを凍らせた。

『氷魔法を獲得しました』

「ご馳走さま」

「「何が〜?」」

やべ

「…なんでもない。」


凍った地面に足を取られてあっけなく場外に滑って行った。

「ありゃー流石に無いな。」

「滑ってくとか〜」

「ださい〜」

「いや違う、あれは風魔法の風で飛ばされたんだ。」

あの魔法使う教師は無詠唱を使っているから、何を使ったのかわからないな。解析が無いと何したのか学べない。


「試合中に余所見とはなっ!」

っとここで前衛教師が切りかかって来た剣士2人に連撃を放つ。

はじめは防げていたが、追いつけずにあっけなく5枚とも破られて失格になった。途中、魔法と弓の援護射撃が入ったものの、一緒に斬られて当たっていない。魔法斬るとかさすがだ。


もう結果は見えている。

前衛を失った後衛職など的に等しい。

無詠唱があるならまだしも、習ってすらいないものだから使える訳もなく、あっさりと斬られていた。

「勝者、教師組!!」


この試合で獲得したものは

『氷魔法、剣術、短剣術、無詠唱、弓術』だそうだ。


結構覚えた。

今のステータスは…


〜〜〜ステータス〜〜〜

名前:ヴァレン・セレスティ

レベル:32

年齢:12

性別:男

職業:

基礎ステータス

>体力:3200

>魔力:137280

>攻撃:540

>防御:540

>速さ:540

スキルポイント:32

スキル:使用魔力固定 Lv.8

式化 Lv.9

解析 LV.10

無詠唱 Lv.1

処理強化 Lv.27

剣術 Lv.6

短剣術 Lv.6

弓術 Lv.6

炎魔法 Lv.8

雷魔法 Lv.8

氷魔法 Lv.6

魔力操作 Lv.10

身体強化 Lv.8

状態:異常なし

称号:転生者

神に愛されし者

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

>無詠唱Lv.1 最大Lv.1

魔法発動時、詠唱を口に出さずに考えるだけで魔法を撃つことができる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


無詠唱は詠唱破棄とは違うみたいで、スキルが統合されることは無かった。まあいいんだけど。

どうやら無詠唱は口に出さなくて良いだけで、頭の中で考えなくてはいけないらしい。でも、詠唱破棄はそれすらもいらなくなるそうだ。強すぎる!


「よし、次はどいつだ?」


「俺らが行こう。」

「あぁ!」

「「りょ〜」」

「おう!」

「行きますか。」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る