私が音ゲーにハマったキッカケ作品「初音ミク Project DIVAシリーズ」を語る!
前回のエッセイ内ラストにて、「エッセイの合間に私がハマったゲーム作品について語りたい!」という、唐突な思い付きで始まった今回のシリーズ(シリーズになるのか?w)。
第1回目は、私が音ゲーというジャンルにどハマりするキッカケとなった作品、
「初音ミク Project DIVA」についてです!
まずは、初音ミク Project DIVAシリーズは、今年で10周年を迎えるという事で…本当におめでとうございます!!
初代Project DIVAをやったのがもう10年前とは…時が過ぎるのは本当に早いですね。
それでも、来月2月13日に、DIVAシリーズの最新作となる「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」がSwitchソフトとして発売となりますし、今なお色んな人達に愛されているシリーズと言っても、過言ではないでしょう!
私も既に予約済みです。発売日が本当に楽しみですー!!
そんなDIVAシリーズについて、分からない方のために簡単な説明をば。
「初音ミク Project DIVA」とは、VOCALOIDと呼ばれるキャラクター達が、色んな衣装を着て曲に合わせて歌い踊り、それを眺めながらリズムゲームが出来る作品です。
「初音ミク」とは、そんなVOCALOIDの中で、1番有名な歌姫の名前なのです。
音声合成ソフト…いわゆる、"作られた機械の声"で曲を歌うキャラクター達のことを、VOCALOID(ボーカロイド)と、そう呼びます。
まあ、"作られた機械の声"とはいえ、きちんと声の元になった人物は、各キャラクターにちゃんといらっしゃるんですけどね。
気になる方は、調べてみてくださいねw
さて。そんな彼女ら・彼らは、たった1人では曲を歌う事が出来ません。
曲を作る人がいて、歌詞を作る人がいて、振り付けを考える人がいて、絵を描く人がいて、楽器を演奏する人がいて、衣装を考える人がいて…たくさんの人の手を借りて、初めて歌う事が出来ます。
そこは、現実のアーティストの方と同じような部分だと思います。
まあ中には、今あげた全ての事を1人でやってのけてしまう、才能の塊のようなアーティストの方もいらっしゃいますが…w
初音ミク Project DIVAのゲーム内でも、「1人では歌えない」という部分が活かされていて、プレイヤーがリズムゲームでmissをしてしまうと、VOCALOID達は声が出せなくなって、曲を歌えなくなるんですよ!
ちゃんとその、失敗したピンポイントの部分だけ、声が出なくなります。その後成功し続ければ、ちゃんとまた声は出るようになって、曲を歌ってくれるんですけども。
あの技術、本当にどうやってやってるのか、未だに謎で仕方ないですw
他の音ゲーでもそういう機能は見た事が無いので、それを10年も前からやってるSEGAさんはマジで凄いなと…技術力にも感心します。
その技術力が存分に活かされているのが、やはり何といってもゲーム内の楽曲PV!!
今でこそ、CG技術も発達してきたので「キャラクター達が踊る」というのは、わりとよく見かけるようになりましたが、当時は二次元の存在であったキャラクター達が、あんなに生き生きと、本当に人間のようにダンスを踊ったりするとは、正直思ってもみませんでしたし、本当に度肝を抜かれましたよ。
DIVAシリーズ、気になった方は、1度動画サイトなんかで検索してみてください。
本当にPVが凄いんです。曲もとても良いんです。全てが素敵なんです。是非見てみてください。
ちなみにその技術力は、VOCALOID達の実際のLIVEの時にも、存分に発揮されています。良かったらこっちも検索してみてネ。VOCALOID達のLIVE映像も本当に凄いから!!もう普通のアーティストだから!!ほんとに!!
というわけで。このゲーム作品がどういうものか、大体理解してもらえてたらいいなと思いつつ。
分からなかった場合はもうほんと、動画とかで見てみてくださいwもしくはゲーム買ってくださいw(ダイレクトマーケティング)
中古ゲームショップとかなら、初代はほんと、ワンコインとかで買えちゃったりするので…でもこれから買ったとしても全然損しないと思うので…良かったら…w
さてさて皆さん。こっからが本編ですよ!
(まだ本編じゃなかったんかい!というツッコミは受け付けません!w)
そもそも私が、何故このゲーム作品にこんなにもハマったのか。
それは、ずっと昔に体験した、ある思い出があるからなんです。
初音ミク Project DIVAの1作目が発売した2010年頃。
当時中学生だった私は、残念ながらまだバイトが出来る年齢ではなかったので、自分でゲーム機本体やゲームソフトを買う事は出来ませんでした。
誕生日プレゼントとしてようやく念願のPSP本体とゲームソフトを買ってもらえたものの、ゲームソフトはその時欲しかった1本のみ。
やはり、それだけでは飽きてしまうのでw
友達からPSPのゲームソフトを借りる事が出来たので、その時に選んだ1本が、「初音ミク Project DIVA」でして。
当時テレビのCMで、初音ミクの「ハジメテノオト」という曲が流れていたことがあって、その時に初音ミクという存在自体は知っていたので、その名前を友達が持っていたソフトの中で偶然見つけたので「これ!これ貸して!」と、前のめりに友達に言ったところ、快く「いいよ」と言ってくれました。
当時の友達に本当に感謝です。
そんなこんなで「初音ミク Project DIVA」を借りてプレイし始めて、「これ面白いかも!」と思い始めたある日。
なんと、このProject DIVAのアーケード版(ゲームセンターで遊べるやつですね)が出るという情報を耳にしたんです。
今も色んなゲーセンに置いてある「初音ミク Project DIVA Arcade」の初期バージョンです。まだスライド矢印(そう呼んでますw)も実装される前でしたね。
しかも、そのアーケード版を先行でプレイ出来る「ロケテスト」が、片道1時間で行ける池袋のゲーセンで、しかもたまたま学校が休みの日に行われるというではありませんか!
おまけに、まだその当時は、VOCALOIDやProject DIVA自体はあまり知られていなかったので、予約制とかそんな事はなく、その場に行く事さえ出来れば、すぐにロケテストに参加できたんですよ。
Project DIVAにハマり始めていたこのタイミングで、この耳よりな情報…もちろん、行かない手はありませんでした。
ところが、当時まだ私は中学生。
片道1時間の道のりとはいえ、あまり1人で遠出もした事がなかった私にとって、それはもう、1つの大冒険のようなものでした。
しかし、このタイミングを逃す訳にはいかない…!と、お母さんにこのロケテストの話をしたら、「そんなに行きたいんなら、思い切って行ってみたら良いんじゃないかな?」と、快くお小遣いもくれ、電車の乗り換えもしっかり教えてくれました。
精いっぱいのオシャレをして、携帯と財布をカバンの中にしっかり入れ、いざ池袋のゲーセンへ!
そうして私が向かったのは、今でも池袋にある「セガ 池袋GiGO」さんです。
無事にゲーセンまでたどり着き、ゲーセンのエレベーターに乗って…何階かは忘れましたが、ロケテストはこちらみたいな貼り紙が確かあったので、それに従ってエレベーターを降りたすぐの所に、ロケテスト会場はありました。
会場と言っても、ちょっとしたスペースに、十数人くらいが座れそうなイスと、順番待ち用の紙が置かれているテーブル、そして「初音ミク Project DIVA Arcade」の機体と、その機体の画面がそのまま映し出される、ちょっと大きめのスクリーンがありました。
順番待ちでイスに座りながら、プレイしてる所が見られるような感じだったんですよね。
そしてそこには、既に10人くらいのお客さんが!
更に、偶然ではあったのでしょうが、その場に女性は何と私1人!!
もちろん緊張はピークです!!!!
ドキドキしながら、最初にお店の人から、ゲームデータを保存するためのICカード(今で言うAimeカード)を貰いました。
実は、これは後から知ったことなのですが、この時に貰ったICカードは、ロケテストに参加をしなければ貰えない、おまけに先着100名限定の、Project DIVA Arcadeでしか使えない、特別製のカードだったみたいです。
今でもそのカードは大事に持っていますし、私のDIVAArcadeのデータはここに入っているので、ゲーセンでDIVAを遊ぶ時は普通にこのカードを使ってます。状態もかなり良い(はず)です。
初音ミクが大きくプリントされていて、きちんと「Project DIVA Arcade」と書いてあります。
今これがちゃんと手元にある人、かなり少ないんじゃないかな…それくらい貴重な物みたいです。ほんと、後から知ったんですけどねw
さて。ICカードも貰って、予約の紙にも名前を書いて、いつ順番が来ても良いように100円も握りしめて、自分の番を待ちました。
他の人がプレイしている様子を、緊張しながら大画面で眺めていた時、ある1人の男性の番がやってきました。
するとその男性は、面白いことをしてくれたのです。
その時からArcade版には「PV鑑賞モード」という機能が備わっていまして、100円を入れてプレイをしない代わりにPVが鑑賞出来る、と…まあ、名前の通りの機能なんですけれども。
その男性はお金を入れた後、自分でそのままプレイせずに、PV鑑賞モードを選んだのです!
「皆さんで一緒に、PV見て盛り上がりましょう!」
その場の全員に聞こえるようなよく通る声で、その男性は言いました。
そうして選んだ楽曲は「StargazeR」。
初音ミクの歌と踊りがとても可愛く、LIVEのように盛り上がれる楽曲です。
わあああ!と歓声と拍手が上がった後、全員で設置されていたスクリーンでPV鑑賞をすることに。
残念ながら、私はその時「StargazeR」という曲を知らなかったため、手拍子だけで参加しましたが、その曲を知ってる人は、PVに合わせて他の人と合唱したり、中にはPVと全く同じ完璧な振り付けを披露した人もいらっしゃいました。
あのキレッキレで完璧なダンス…今思えば、あの人踊り手だったんじゃなかろうか、と…。とにかくそれくらい凄くて、会場は更に盛り上がりました。
私も、初音ミクの初めて見るPVが見られる嬉しさと、その場の盛り上がりが本当に楽しくって。
いつの間にか、緊張はどこかに飛んでいってました。
そんな事があった数分後、いよいよ私の番が回ってきました。
さっきの出来事で幾分か緊張はマシになっていたので、思い切って難しいのに挑戦してみようと、その時いた人は皆、難易度「EASY」か「NOMAL」を選んでいた中、私はその更に1段階上の難易度「HARD」を選択しました。
選択した瞬間、「おお!」という期待のような声も聞こえてきたので、ちょっと緊張とプレッシャーは増えましたけどねw
曲は、その時PSPのDIVAの中で1番好きだった楽曲「雨のち Sweet*Drops」を選びました。
この曲は何回も遊びましたし、歌も覚えていたので、初めてでもいけるだろうと。
とはいえ、PSP版とArcade版では、流れてくるリズムアイコン(譜面)が違います。
おまけにArcade版では「同時押し」「Hold」なんてのもありました(今でこそ、コンシューマーの方にも同時押しはありますが、当時はまだ実装されてなかった)ので、リズムゲームが始まった瞬間、わりとてんやわんやでしたw
しかし、私は当時からそこそこゲームの腕には自信はあったので、女子中学生の小さい手では中々難しい片手同時押し(Arcadeのボタンは間隔が離れているので、本当に片手の指の先まで精いっぱい伸ばしてようやく2ボタン押せるくらいですw)も何とかやりきり、見事、初見プレイで「フルコンボ」を達成出来たのです!
フルコンボの文字が出たその瞬間、会場にいた人全員が「わあ!」「すごい!」と、歓声と拍手を私にくれました。
やりきったぞという満足感と、出来て良かったと緊張からも解放され、更には温かい拍手まで貰えて…思わず涙腺がウルッと来てしまったので、涙が流れないように、慌てて頭を下げてお辞儀をしました。
本当は、「ありがとうございます」とお礼を言いたかったのですが、何か言葉を発しただけで泣いてしまいそうだったので、ただひたすらお辞儀をしてました。
エレベーターに乗る時も、最後まで「凄かったよ!」「最高だった!」と声をかけていただき、エレベーターの中でもお辞儀をして、1人その場を後にしました。
エレベーターの中でようやく1人になったので、下の階に着くまで思いっきり泣きました。
本当に本当に、そのくらい嬉しかったのです。
今思えば、PVを見ながら一緒に歌ったり踊ったり、拍手や歓声もあがったり。本当にノリの良いお客さん達だったんだなと。
ゲーム好きに、ボカロ好きに、悪い人はいないんだなと、そう思った瞬間でもありました。
これが、私が初音ミク Project DIVAシリーズ、ならびに、音ゲー全般にガチハマりするキッカケとなった出来事です。
あの時の「嬉しかった、楽しかった」という気持ちが忘れられず、気が付けばDIVAシリーズも、他の音ゲーにも、ハマるようになってましたね。
今でもこうして鮮明に思い出せるほど、あの時の記憶は、本当に良い思い出として心に残っています。
ありがとう、あの時のお兄さん達。今でも元気に私がゲーマーやれてるのは、あなた達のおかげでもあるよ。
本当にありがとう。出会えた奇跡に感謝。
長くなりましたが、要約すると「初音ミク Project DIVAシリーズ」は、本当に最高of最高の作品だから、気になったら是非遊んでみてねって事です!
来月Switchソフトとして発売する「初音ミク Project DIVA MEGA39’s」には、今までのDIVAシリーズの楽曲から100曲も収録されていますので、この最新作から買うのも全然アリですよ!
そこでもしもハマれたら、過去作に遡って買えば良いだけですからね!このMEGA39’sに収録されていない過去楽曲も、たくさんありますから!
とまあ、ダイレクトマーケティングしすぎた気もしますがw
ここまで読んでいただき(読む人いるのか?)、本当にありがとうございました!
こんな感じで、私の思い出話と一緒に、これからも色んなゲーム作品を紹介出来たらなと思います。
気長にやっていきますので、宜しくお願いしまーす。
では、また次回。
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