自分という存在証明

三城 谷

life point

 どうしようもないんだ 僕が無価値な人間だから

 でも聞いて欲しいんだ 優柔不断な僕の言葉を

 産まれた時から 人の道が決まるっていうけど

 それでも僕らは きっと正しいと思って前に進むんだ

 それがきっと 生きた人間の当たり前の行動だから

 間違った道を進んだあの日も 僕以外の人間は口を揃えて言うんだ

 「それがお前の限界なんだ」と ……分かってる。

 

 けど それでも僕は進みたいんだ

 僕が生きる人生だから 僕が信じる道を進みたいんだ

 出来るか出来ないかじゃなく 出来るかどうかを試したいんだ

 でももし その先に大きな壁があった時は乗り越えて見せるから

 見ててくれよ


 どうしようもないんだ 僕が無価値な人間だから

 でも聞いて欲しいんだ あの日の誓いを忘れないうちに

 

 ……正しいと思っていた道は ただ一人で進む孤独な道で

 周りを見ても 助けてくれる人は居なくて

 ただがむしゃらに一人 無我夢中に生きていただけなんだ


 でも、――気付いたんだ


 振り返ったらそこには 僕と同じヒトがたくさん生きて

 たくさんのヒトが 僕と同じ思いをして歩みを進めていたんだ

 その時も僕も 振り返った時に気付かされたよ


 僕は独りじゃなくて たくさんにヒトに支えられてたことを

 だから僕は また一歩…… 進むんだ

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自分という存在証明 三城 谷 @mikiya6418

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