一気読みしてしまいました。
最後が完全なハッピーエンドではないというのも余韻が残りとても良かったです。

とても読み応えのあるお話でした。
母を胎内から殺めてしまう赤子、そのコンセプトだけで十分怖いのに、子供の誕生は善か悪か、その問いが中絶や虐待といった親子が絡む様々な問題を引き連れて頭の中をぐるぐるとかき回すかのようでした。
恵那と愛、二人の対比がとても印象的でした。