エンディングフェイズ:エンディング3「水晶の中の少女」
GM:次はPC①のエンディングぅ
時刻は夜、場所は街を見下ろす丘。翌日の夜かな、香凜は無理矢理ここまで連れてこられる。しばらく押し黙った後、晶がクリスタルの中から語りかける
結塚晶:「良い眺めだろう? 話をするにはうってつけの場所だ」
香凜:「……こういうとこなら羽衣せんぱいと一緒に来たかったんですけど」
あの一件以来、以前よりもずっと香凜ちゃんは反抗的に──素直になったように感じる
結塚晶:「これからいくらでも来られるんだ。今日くらい我慢しろ。今日は2人じゃないと…いや、3人か」
GM:グランギニョールに意識を向けながら
香凜:グランギニョールは特に何も答えようとしないかな 香凜ちゃんは不服そうな顔がもっと不服そうな顔になる
「で、なにか話でもあるんですか?」表情を真面目な感じにしてから聞くかな
結塚晶:「まぁ聞け。独り言だと思えばいい。…お前が全てを失ったのはジュエラーのせいで、罪は奴らにある。責任を感じるのはお門違いかもしれないし、どこまでいっても私の自己満足でしかない。だが全ての原因は私の存在だ。それでも…お前が許してくれるなら。私はお前の傍に居たい」穏やかな口調で
香凜:「いや、断っても消えないですよね絶対」とかなんでもない声音でふっかける
結塚晶:「…まぁ拒否権はないな」クスクス笑う
香凜:(割ってやろうかな……)
とか口には出さないけど頭の中で考えるのが流れてると思われる
「……独り言に返事するのは癪ですけれど、確かに、私があいつらにされたことの元凶はあなたかもしれない。パパを殺されて、ママを殺されて、お姉ちゃんを殺されて、人間未満の扱いされて、自分でないなにかの意識を埋め込まれて、裏切り者としてここに放り込まれたのは、あなたのせいかもしれない」
淡々と、事実だけを冷静に、冷徹に叩き付けていくかな
結塚晶:「そうだな。私が産まれてこなければ…こんなことにはならなかった」
と、こぼすように言うかな
香凜:「でも、私がみんなを、あなたを裏切ったのは、私の意志です。……まぁ、この邪魔者のせいってのもありますけど。それでも、私は自分の意志で、自分のためにみんなを騙していたんです。……そんなことをしても、あの頃に戻れるはずがないなんてわかってました。でも、そうでもしていないと──」
少しうつむいて、深呼吸をしてから
「まぁ、つまりはです。センパイがどうだろうと、コイツが何しようと、結局、私がしたことは全部私のせいなんですよ。……まぁ、つまり、その──」
膝を抱えている腕に、少し顔をうずめながら「それで、チャラにしてあげます」
GM:その言葉の後、香凜の賢者の石が淡く光り、隣に晶が身体を生成する 同じく膝を抱えて、香凜に少しもたれかかる
結塚晶:「強いなぁ…お前は…ありがとう」安心したようにそう言うかな
「でもせめて…賢者の石を押し付けた責任くらいは取らせてくれ」
香凜:「いや、そういうのいいんで」きっぱり言っちゃうかな
「ていうか、このまま私に対して負い目感じさせてたほうが優位に立てるからありがたいですし?」絶対に羽衣ちゃんの前では見せない意地悪な顔をする
結塚晶:「…そういう強さは無くていいんだがな」溜息をついて立ち上がる
「まぁ結局、お前が許したとしてだ。私が納得出来るかどうかだからな。負い目の在る私は納得いくまでお前の中に居座らせてもらうぞ」意地悪に笑い返す
香凜:「えー、まぁだこんなうるさいセンパイと一緒にいなきゃいけないんですかぁ?」いつものように頬膨らませてむくれる
結塚晶:「あぁそうだ。可愛い後輩と一緒で私は嬉しいぞ」
帰り道の方に一歩踏み出す
「帰ってからも少し付き合ってくれ。皆に改めて謝る。一人だとまた先延ばしにしてしまうからな」背を向けたまま
香凜:「……ま、そのぐらいなら付き合ってあげますよ。後輩と一緒じゃないとちゃんと謝れないセンパイが可哀想ですからね」
とか言ってまた反論しようと振り返る晶ちゃんに抱き着く──というかもうタックルかまします
GM:今度は割れない、割れずに受け止める
結塚晶:「そうだな。お世話になろう」頭を撫でながら
グランギニョール:『いい雰囲気のところ悪いけれど、さっさと帰らないとまた正座させられるわよ?』
こんな時間にいきなり拉致して来たんだから、と二人の頭に響くかな
結塚晶:「それはまずいな…本当にまずい。話を切り出すのに時間がかかったから今は恐らく日が変わる少し前くらいか…? …帰るぞ」速歩きで
香凜:「……恨みますからね」香凜も足早に支部に向かって歩いていく
そんな二人に意識の奥でひっそりとため息をつきながら
グランギニョール:(どいつもこいつも、バカばっかね)
そんなことをごちているのでした
GM:帰り道を二人で…いや、三人で歩いていく これまでも、そしてこれからも キミは一人ではない
PC①のエンディング 以上だ~! わー!
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