ミドルフェイズ:RHOシーンPC4「最初の共犯者」
GM:ではある日の任務終了後 キミと晶は珍しく二人になった 事後処理等も終わり、後は帰るだけ…と言う感じかな
昴:「これで全てこともなし、か。存外歯ごたえもなかったな」
独り言のようにつぶやいて、首に手を当てて骨鳴らしてます
結塚晶:「まぁ私と昴先輩がいてどうにもならないこともないだろう。それこそ…街がまるごと火の海にでもならない限りなんとでもなる」自信満々に
昴:「……ま、そりゃそうか。なんてったって"賢者の石"と……死なないのが取柄の疫病神だからな」
自嘲気味ではあるがほとんど冗談めかしてそう返します
結塚晶:「やる気のない疫病神で助かるな」クスクス笑いながら
昴:「……ま、それもそうだな」
GM:では帰り道を二人で歩くことになる しばし沈黙が流れた後、晶がふと口を開く
結塚晶:「なぁ昴先輩…少し話したいことがあるんだが…。聞くだけでいい」
昴:「ん? ああ……いいけど、どうした。そんなに改まって」
結塚晶:「いや…その。私の出自の話というか…私が何者か…と言う話だ」
昴:「出自ィ? あー、そういやあ聞いたことなかったような気もするな」
茶化そうかと思ったけれど、大真面目な彼女の様子に口を噤みます
GM:少し震えて、拳を握りしめながら…立ち止まります
結塚晶:「私はな…その、元はFHにいたんだ。実験体…だったんだ。その、賢者の石を人工的に作る研究の…な」
昴:「…………え? FH? マジで?」素っ頓狂な声をあげて驚きます
GM:ビクッと体を震わせますね
結塚晶:「奇跡的に私という成功例が生まれ…幸か不幸かその直後にセルはUGNに壊滅させられたがな。つまり私は…マトモな人間とは言えない…というか、兵器と言うか…。とにかく…こんな私でも良ければ…これまでのように接してくれると助かる…」
目をそらしながら
GM:見たことないくらい弱気な姿ですね
昴:「……」腕組んで無言のまま数歩歩きます。
言葉を選んでいるのか少し口元をもごもごさせた後振り返って
「ばーか」笑みを浮かべつつそう返そう
「まともな人間じゃないだぁ? 何を改まって言い出すかと思えば。マトモじゃないってのは俺みたいなやつのことを言うんだよ! あーあ、真面目になって損した損した」
弱気になってる彼女を煽るような感じになるかな状況的には
結塚晶:「な、昴先輩は私みたいな化物とは違うだろう…!」ちょっと大きめの声で
昴:「ならお互いさまってところだな。化け物同士、なら今までと変わりようがない」
結塚晶:「…ッ! ず、ずるいぞ…」言い返せなくて恥ずかしくなり赤面しながら
昴:「……だけど、俺は何より気になることが一つある。それ、カリンや羽衣ちゃんは知ってんのか? 支部長は?」
結塚晶:「…これは誰も知らない。支部長すらも。話したのは昴先輩が初めてだ。貴方になら…言っても大丈夫だと思ったんだ」
昴:「あ……そう……」
こう、照れともなんともいえないもどかしさを覚えて頬をかく
「……ま、初めての相手に選んでもらえてそれは光栄だけどよ。俺より先に、言っとかなきゃダメなんじゃねえーの? 特にあの二人には。言っちゃアレだが、俺なんか最後でもいいだろーに。怒るぜ、あの二人」
(そしてなぜか殴られるのは俺だ)
結塚晶:「…昴先輩と親しくないと言っているわけじゃないが、あの二人とは…その、特別近い関係というか…怖いんだ…話すのが。でも黙っておいてくれ。遅くなっても…自分から伝えたいんだ」
昴:「なるほど、吐き出すにはちょうどよかったわけだ」
嫌味っぽく自虐してみたり? しかし晶ちゃんが何かしらいうより先に続けよう
「……だけど、ならなおさらちゃんと伝えないとな。俺はこんななりだしさ。色んなとこ転々としてきたし、いろんな奴と付き合ってきた。何か伝えようと思って、伝えられないまま……ってのは案外、キツイもんだから。でないとそのうち、俺みたいになる。ま、後悔だけはしないようにしろよ」
結塚晶:「…絶対に伝えるよ。私が手本になってやらないとな」
と言いながら先に歩いていく
昴:「それまでは黙っててやる。……とはいえ、その、なんだ。俺は口が硬い方だという自負はあるが、約束事を守るのは案外苦手でな……。あ、今思い出しても死にたくなるあの瞬間、カリンの歓迎会。こうご期待ってところか」
冗談めかして笑い飛ばしつつ彼女の後に続こう
結塚晶:「あれは本当にひどかったな」クスクス笑う「ありがとう…先輩」
昴:「ああ、次は守るさ。……約束だ」
GM:では二人で報告のため支部に戻っていくところでPC④のRHOシーンは終了
★PC④用Rハンドアウト
公開条件:PC③のRHO公開後いつでも
ロイス:結塚晶 推奨感情:連帯感 / 不安
キミは結塚晶から彼女の秘密を打ち明けられていた。
それは彼女がFHによる賢者の石の適格者を人工的に生み出す実験、その被検体として生み出されたと言う事。
彼女は他の支部のメンバーには折を見て話すつもりであり、それまでは黙っていてほしいとキミに頼む。
だがその矢先、彼女は帰らぬ人となった。キミにはそれが秘密と無関係だとは到底思えなかった。
昴:「……ま、そういう話」
ミード:「にゃぁん…」
一行:「ふむ、そんなことが……」と少し思案顔
香凜:「元FH、って……」と、そっちに反応して不穏な顔になりますねぇ
羽衣:「晶ちゃん……」胸の前で手をきゅっと握って
昴:「カリン……羽衣ちゃん」二人に視線をやって続けます
「晶のことを責めないでやってくれ。アイツだって別に好きで隠してたわけじゃない。お前たちを蔑ろにしたわけじゃあないんだ。ただ……怖かった、だけなんだ 隠してたとしたら、知って黙ってた俺のほうがよっぽど性質が悪い……ごめんな」
羽衣:「大丈夫です、責めてませんから。話すことが怖い時だって……ありますもんね。むしろお話が聞けて、よかったかも知れないです。晶ちゃんのこと、また少し、知ることができたから」
微笑んでみせます 少し無理してるかも……
香凜:「……でも、じゃあ、なんでセンパイはあいつと——鎧の男と会っていたっていうんですか。なんで、隠れてFHなんかと……」
すこし攻め立てるように言っちゃうかな
昴:「わからん。わからないが……少なくとも、晶の出自に関係があることは間違いないだろ」
とまあパイセンは適当に誤魔化そうとするかな
羽衣:「……待って、香凛ちゃん。それこそ、晶ちゃんを責めないであげて」
昴:羽衣ちゃんが出てきたの見て彼女に「いいのか?」系の視線をやっておく
羽衣:こくりと頷きます "大丈夫です"って
「晶ちゃんね、頑張ってくれてたの。ずっと、ひとりで」
自分の持っていた端末を見せて、情報共有しましたよってことで
GM:はい じゃあ全部共有されます
香凜:「……そう、なんですね」居心地悪そうに目をそらしちゃう
一行:「なるほど。スパイに脅迫ですか。……さほど重要な物も出ていなかったので、泳がしておいたのですがそれが裏目に出てしまいましたな」
昴:「……支部長、まさか」
一行:あ、自分もRHO公開するよ
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