オープニングフェイズ:シーン2「繰り返す喪失」

GM:では次PC①.②合同OP PC①の方から描写していきます

 桔梗原学園学生寮。消灯時間をすぎた頃。なんとなく眠れず、キミは夜風にあたっていた。そんな中、結塚晶が焦った様子でどこかに駆け出していくのが見えた。

きこた→香凜:「あれ……センパイ、こんな時間にどこに……?」

 なんとなく胸のざわつきを覚えて、寝間着に上着羽織って追っかけるかな

GM:ではしばらく後を追っていくと、晶が廃工場に入っていくのが見えた。

 中からは男と晶が言い争う声が聞こえてくる。内容は分からないが、相手の男がナイトフェンサーと呼ばれていることは聞き取れた

香凜:コードネームらしき単語にピクリと眉を振るわせて、チルドレンとしての経験から身を隠して話を聞こうとするかな

 「ナイトフェンサー……?」

GM:では話を聞くため少し近づくと、晶がキミの方へ視線をやり驚くのがわかる。

結塚晶:「誰だ…ッ! …香凜? ど、どうしてここに来た?! 危険だ! 早く逃げろ! 私は大丈夫だから、だから早く支部に戻れ!」

GM:と、慌てた様子でキミに呼びかける

香凜:「……何してるんですか、センパイ。その人は……」

 と、ナイトフェンサーと呼ばれた男を探るようににらみつけるかな

GM:睨みつけられた男はキミに向け手をかざす

ナイトフェンサー:「何故お前がここにいるのかは知らないが…念の為処分しておくとするか」

GM:ナイトフェンサーが拳を握ったその瞬間、キミの胸元が爆ぜ"中身"が辺りに飛び散る。

ナイトフェンサー:「興ざめだが交渉は決裂だ。ではまた会おう、エンドクォーツ」

GM:ナイトフェンサーは背を向け去っていく。

香凜:「え……?」と、一瞬状況を把握できずに立ち尽くすかな

 そして、急激に全身の力が抜けていき、体は重力に従って崩れ落ちる

GM:晶はかけよりそれを支えます もうキミは声も出せない

結塚晶:「血が、止まらない! 治癒能力なんて私には…支部長のところに…ダメだ間に合わない…ッ」

GM:彼女は溢れ出す涙を拭いながら治療を試みる。万策尽きたと思われたが、晶は右手の賢者の石を見つめた後、キミに泣きそうな顔で微笑みかける

結塚晶:「…これしかない、か。すまないな、香凜。私のせいだ…全部。全部な。だが安心しろ。私がいなくてもみんながいる。何があっても、私達はずっと仲間だ。だから大丈夫。大丈夫だ。すまない…私のせいで。私が…もっと強ければ」

香凜:意識が薄れていく中、彼女の意図を察した香凜は、震える手で晶の左手をつかむ そして、声が出せないのも構わずに、必死に口を動かしてから意識を手放そう

GM:彼女の声を聞きながら、キミは暖かい光に包まれ、意識を手放した。

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