終演
このままではシャドウの世界となってしまう。
「そうだけど、この世界は悪い事、悲しい事数えきれない理不尽な事たくさんあるけど、それでも小さな幸せで私達は生きている、悲しい事は他の人間に支えられて頑張って生きている、悪が無ければ善もない」
そう言って刀を鞘から抜こうとするほのか。
「良いは悪い、悪いは良い、どっかのおばあちゃんが言ってた!!」
シャドウ達に負けたりしない。
説明しよう。ほのかの持っている刀、
たとえば雨がそのまま粒としてゆっくりと動き出す感じである。
それゆえあすかに乗り移った球体のチップだけを破壊する事に成功した。
ほのかの虎丸も刀であるため一撃で仕留める事が重要である。
何人もバッサバッサと斬るのは時代劇である。
チップを失くしたあすかはバタリと倒れた。
元のあすかに戻っている。
ほのかは急いで彼女を支えた。
救えたんだ、友達を。
ぎゅっと冷たい手を暖めるように自分の手をさすってあげる。
そしてあすかの鎧も失くなりほのかの母親は消えていくのだ、最後に仲間と囲まれている娘を見て。
『すべてが善じゃなくても人は優しくなれる、繋いでいくのね』
トウヤ、カリン、まいに抱きかかえられてうっすらと微笑むほのか。
あすかと手を握りあっている。
★
「いくぜぇ!!このためにむんむん《練習》してきたんだからなぁ!」
トウヤは大きな建物の天井まで届くような軽やかなジャンプを決めた。
「来るわよ、ほのか」
隣のカリンが合図した後ほのかはトウヤとひけを取らないほどのジャンプ力で飛び上がった。
「気をつけてトウヤ」
まいが叫ぶ。
「スーパーレシーブ!!!!!!」
トウヤはバレーボールがスライムのようにぐにゃぐにゃになるほどのレシーブを決めた。
ほのかはそれをなんなくブロックする。
ピーと笛の音と共に試合が終了した。
「やった勝った三年生勝ったよ!」
あすかは喜んでその場でピョンピョンはねた。
四ツ橋高校体育館にかつてアーマーガールズだった少女がバレーボールの競技を行っていた。
だけど皆さん、彼女達の戦いは続いてます。
シャドウが悪さをしないために。
彼女達のアーマーガールズになる球体が押し入れにある事は秘密ですよ。
アーマーガールズ 星ぶどう @kakuyom5679
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