第2話 轆と槐

前回槐が、気になっていた写真。そして何より轆<ろく>という少年の正体…。


その後も何度も頭をよぎりながらも高校生活を送っていた。


そんなある日……


みみ「しらたまぜんざい娘…。やっと、見つけたわ……。人間界のこんなこじんまりした場所に住んでいるとは。ふふっ…… 次こそ必ず連れ帰ってみせる…。」


くれあ「みみに、おいしいとこばかりもってかせない!!あの子は最終的にも

このくれあが支配管理する。そう、全てはMONEYのためにっ!!ま、それはともかく連れ帰る目的はみな同じよね…」


なぎさ「いやいや、ここは仲良くいきましょ。今度こそ、何が何でも

魔法界のものとするって何度も話あってきましたわよね……そうそう、私にいい案がございますわ♡」


そう不穏な会話を交わす3人であった。そう、追手の魔法少女達は

既に槐の生活範囲を ほうきに乗りながら浮遊していた。


そんな事とはつゆ知らず、槐はもはや高校生活を楽しんでいた。





そして学校の休憩時間………


槐「でさあ~~、昨日のテレビスペシャル見た??

 そう!!無二とゆきの秘密一挙放送っ。あれやばかったよねえ~~」


女子生徒「うんうん!見た見たっ、あっ……私録画できてなかったかもお;」


槐「まじ? 録画失敗は痛いよね~ 録画…… 轆<ろく>……」





槐の学校付近~ 空中にて






みみ「ではさっそく……。槐捕獲作戦開始!!!まず私の…

   カメレオン透過魔法!!!ブラインド・エクスプレス・チェンジっ」


するとくれあ、渚を含む全員の姿が背景に透過して見えなくなった。


みみ「そこの!!!魔法少女槐っ。直ちにその建物から出てきなさいっ。

   さもなければ……しらたまぜんざい家の大切な家族がどうなっても、知らない

   わよっ!!」


生徒達「なんだなんだあ…?! 何かイベントでもしてんのか~??

    って 誰もいねえし……」


くれあ「そうだそうだ!!そこのしらたまぜんざい娘っ。あんたがとんでもない

    魔力を秘めているのは<うちの魔法界を半壊させたこと>で

    立証されてんのよっ!!」


    「何よりあんたが出てこなきゃ<一銭>にもなりゃしないっ 速やかにでてきなさああいっ」




後藤 槐「……さっきから、大声で何かいってるとおもったら…

     まさか……まさか、あの人達ここまできたっていうの?!」


「私の大切な家族に何する気なんだろ><ううう、出ていくしか

 ないのかな……どうしよう;」




みみ

「……じれったいわね……。そんなに出てきたくないのなら…。

 ほんのご挨拶といこうかしら?くれあ、一発お見舞いしてあげてっ」


くれあ「は~~い。うふふ、まずこんにちはのご挨拶から

    マキシマムグレッグネスサリュ!!!!!」


そうくれあがさけぶと、巨大な魔力の塊が……


槐の家の方角へ飛んで行った………。。





槐「まっ まさか、まさかその方角って!!

  あたしの家の方角?!」


すると轟音が学校までとどろくように響きわたり……

まるで地区一帯が吹き飛ぶかのような爆発が見て取れた。。



槐「あ………ああ、あ…… ま、まって!!

  あたしの家族がっ>< 今家にマミーいなかったっけ?;;」


槐「そ、、そんなっ………なんてことを………」







槐「……くっもうこうするしかっ。。」



すると大急ぎで学校前まで槐は飛び出し、大声でこう叫んだ。


槐「わたしはここにいる!!!!! 狙いは私なんでしょ??!!


  お願いだからこれ以上はもう;; やめてよお><」


  「姿見えないけどあなたたちなんでしょ??!」



みみ「ようやく出てきたわねっ、しらたま魔法少女。そう、それでいいのよっ……

   その場を動くんじゃないわよっ…? じっとしてなさい。。」


くれあ「いよいよ、私のもとへ稼ぎが……やっと、やっとの思いで…ごくり」




その時だった。




大声で「淵底パラグレッシブ照明弾!!!!!」






みみ「……なっなに?!!まぶしっ、目が、うわああああああ」


くれあ「……なんなの?? 私のお宝がああああああ、まぶしくて何も;」





ようやく目が慣れてくると……


槐は轆という少年にまたもや、助けられていた。



轆「いくら見えなくともこれなら、、少しは効いたようだな。だいじょうぶか?? まさかあいつらここまで追ってくるとは

  少々なめていたようだね。。」


槐「あ……あなたは、、この間のっ!!」


槐「以前の招待の件は考えてくれたかな??

  ひとまず地上へ降りるから……」


槐「えっきゃ、きゃああああああああああああ。。今それ聞いちゃう??;


てか私 空……空とんでる!!;」


轆「おかしな子だ……仮にも魔法少女とはいえ、空飛ぶくらい普通だろう。。」


少々パニックになりつつも地上に降りた、轆と槐。


槐「またもや、助けて頂いてありがとうございます……。あっあの、、

あなた様は一体……??」





その後

轆ろくが、槐にこう伝える。



「今僕の事はいい。 それよりここから歩いて5分の距離に……

一応は魔法少女の装備屋がある。その装備では、いくら魔法少女を

もうやめたくとも……今後もこんな事が起こると不安だろうから…


このお金で買いに行ってきてくれ。僕はひとまず君のご両親を守りに行ってくる……」と……。


そうして、槐が言われたとうりに装備屋を訪れてみると……



からんからああん。入口にある鈴がこだまする。。


槐「こんにちはあ~~、どなたかいらっしゃいますか…?」


・・・・・・・・・・・・


妙に変わった装備屋で、所狭しと異様な魔法グッズらしきものがおいてある。



杖爺「。。こりゃあ驚いた…… 一体何十年ぶりのお客じゃ、、」


槐「…何十年ぶりって、不安なってきちゃったけど大丈夫かな。。」


杖爺「頭にのっけとるのはしらたまぜんざいかの?娘さんや……。

   今日は何をお探しなんだい?」



槐「……こ、こんにちは。は、はい…。  あのお… とにかく初心者でも簡単完璧に使える

 最強の攻撃力で最強の防御力のやつください・・・」


杖爺「予算は?」


槐「こ、これだけ持ってきました……。」


杖爺「……ん。」そういい杖の先を  とある商品の方角へ向けた。


槐「えっ、こ・・・これかなあ…… じゃあひとまずこのセットください…。」


杖爺「毎度あり、これはお前さんの言う通り最強の攻撃力で最大の防御力を持っておる。」

「ただし・・・・一度、」



その時すでに槐はもう店を出てしまっていた。


杖爺「・・・もうおらん、、なんちゅうやつじゃ…… あとは自己責任でするってことじゃな……」



はてさて、話を最後まで聞かずに店を飛び出した槐。


一体彼女は何を買ってしまったのであろうか……はたまた

轆とは一体何者なのであろうか?? 



真相は次回へつづくっ








   



















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