第4話 清潔感を身に着ける



祐一


「意識を変えることができたならば


 次は見た目を変えよう」




「見た目ってことは…やっぱ整形ですか?」



祐一


「整形する必要はない」




「でも、僕の見た目…イケメンではないです!」


「ひいき目に見てもフツメンより下なような…」



祐一


「別にイケメンである必要もない」




「でも、『※ただしイケメンに限る』っていうじゃないですか」


「ブサメンは女からの需要ないですよ…」



祐一


「そういう考えは少しずつゴミ箱に捨てような」


「彰だってデブ男や、ブサイク男が彼女いる


 っていうケースを見たことくらいはあるだろ?」




「そういえば、結構見かけますね」



祐一


「別にフツメンやや下くらいでも


 条件さえ揃えば彼女くらいできるもんなんだよ」




「そうだったのか…」


「具体的には、どうすれば!!」



祐一


「前回、心(中身)を変えろと教えたな




「はい!」



祐一


「今回は清潔感を出す(見た目)について教えよう」




「よろしくお願いします!」


「あれ…でも清潔感ですよね?」


「僕、毎日お風呂に入ってますし清潔ですよ?」



祐一


「そこが清潔感の落とし穴だな」




「え、どういうことですか?」



祐一


「女性ウケする『清潔感』ってのは


 実際に清潔かどうかはあまり関係なくて


 清潔っぽく見えるかどうかなんだ」




「え…僕って清潔っぽく見えないですか?」



祐一


「ああ、残念ながら…」




「どこを改善すれば清潔感出るんでしょうか!?」



祐一


「清潔感の出し方をかるくまとめると…」



■猫背→背筋を伸ばす


■ムダ毛を処理する


■体臭対策をする


■太ってる→ダイエット


■服にちゃんとアイロンがけをする


■表情を明るく、愛嬌を出す


■汚い食べ方をしない


■丁寧な言葉遣いをする


■適切な距離感を保つ




「ありがとうございます!」


「でも…しゃべり方とか距離感とか


 清潔感に関係ありますか?」



祐一


「女が男に求める清潔感を言い換えると


 『不快に感じない雰囲気の男』のことなんだ」




「不快に感じさせない雰囲気…?」



祐一


「例えば、体臭が気になるムダ毛の多い男って


 一緒にいて不快感を感じるだろ?」




「たしかにそうですね」



祐一


「初対面なのに土足で心に踏み込んでくるような人とか


 横暴な話し方ばかりする人も不快感を感じるだろ?」




「そういう人とは距離を取りたくなりますね…」



祐一


「ただ単に清潔かどうかではなく


 初対面で不快感を与えない程度の振る舞い」


「これが女性ウケする清潔感だと心得よう」

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