第14話 キララ

「さァ~、知らないわ❗ そんな曲❗」

 

「そうですか…… 俺は、あなたがあの夜、ユウキの部屋を訪れ彼に睡眠導入剤を飲ませた後、混ぜるな危険の洗剤を混ぜ合わせたと考えているンですが」


「な、知らないッて言ってンでしょ」

「山下さんからの電話に出たのが間違いだったようね」

 横からクリスも加勢した。


「え……」


「あの時の通話が録音されているのよ。

 良いこと絶対に逃がさないわ」


「知らないッてェ…… 向こうへ行って❗」

 彼女はヒデを強引に退かし、ベンツを発進させた。


「危ねぇ~な」慌ててヒデは退いた。


 第一ラウンドは軽く様子見だ。

 必ず彼女をKOしてみせる。



 ユウキ……


 見ていろよ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る