サンシャインで日ノ本ファルコムやカプコの人気シリーズが続々販売されてるのはでかいな
6月26日 - ”前”では日本の外貨準備高が西ドイツ抜き世界一へと達した。
昭和43年(1968年)には日本のGNPは西ドイツを抜いて世界第二位になって、外貨準備高も増えていたが、プラザ合意による為替の円高に対する政府の強引な介入の必要性を低下させていたこともあり外貨準備高の上昇がおさえられている。
さて、日ノ本ファルコムの大ヒットパソコンゲーム”ザナドー”に続いて、大ヒットするアクションRPGの”イーデス”がサンシャインで発売されパソコン版以上の大ヒットを記録している。
日ノ本ファルコムのゲームの強みはスタッフが少人数で作ることで”ストーリーを充実させたゲームを作ること”かつ”シナリオ偏重ではなくてアクションの爽快感優先”かつ”頑張れば誰でもクリアできるようにすること”だ。
80年代のパソコンRPGは「アクションが異常に難しい」のが普通だった。
もっともこれはアーケードゲームのアクションやシューティングも同様であったが、マップをより広大にして、本筋に関係ない多くの隠し要素を入れることでマップは広いが中身はスカスカで、マップの変化も乏しくて冗長でだるいというゲームが多くなり行き詰まりかけていた。
さらに80年代半ばにはホムコンの人気によって、主なゲームのプラットフォームは次第にパソコンからコンシューマーゲーム専用ハードへと移っていった。
まずそこで”頑張れば誰でもクリアできる”という概念を持ち込んだのがフェニックスのドラゴンクレスト。
ゲームは時間をかければ誰でも解けるものにしたドラクレの影響は大きく、”イーデス”は日の本ファルコムの大ヒットゲーム”ザナドー”の極めて難しいゲームとは正反対に走ったが、「半キャラずらし」で戦えば、ダメージを受けずに一方的に攻撃し続けることができるというのは実はかなり画期的だった。
村で村人と話す時も接触するだけでよかったため余計な手間がかからない。
そして美少女ヒロインの嫌味のないヒロインらしさというのも大きい。
パソコングラフィックが充実してきた時代でもあってヒロインキャラのきれいな一枚絵とそれに上手く合わさったシナリオに音楽も揃えば売れないわけがない。
そしてサンシャインやパソコンソフトで住人を増やしていくSLGの”シティシミュ”と住人が減って行くとインフラも消滅していくということがよく分かるSLGの”バニッシュメントシティ”の方も完成して発売したがどちらもそれなりに売れている。
そして、カプコの岩男のサンシャインへの移植もできているがこれもかなり好評なようだ。
フロンソフトウェアのアーケードと32ビットパソコン用3Dシューティングゲームも順調に開発されているようだし、ふぇありぃてぃるのパソコン用18禁ゲームとサンシャイン用の全年齢美少女ゲームも順調、ヘックスの
ポケットサンシャインの方でも麻雀や将棋、オセロといったゲームに加えてシューティングゲームやアクションゲームが発売され始めた。
「やっぱりカプコと日ノ本ファルコムがサードパーティとして参入してくれたのは大きかったな。
サンシャインやポケットサンシャインの本体も順調に売れ続けているし」
北条先輩はホクホク顔で答える。
「そうですわね。
自分たちだけでソフトを作るだけではやはりこうは行かなかったでしょう。
とは言え本体が売れてもそちらの利益は殆どないわけですが」
「ゲームソフトメーカーによっても特色はあるしな。
とは言え結局本体が売れなきゃソフトも売れないからね」
「たしかにそうなのですよね」
本体が売れても利益にならないことに北条先輩は不満みたいだけど、俺としてはハード製作で雇用が確保できればそれで構わなかったりするし、ハードが売れなければソフトも売れないしサードパーティも増えないからな。
ポケットサンシャインの元になった携帯ゲームハード自体はエポックメイキング社が昭和60年(1985年)に販売していて、性能自体はほぼ変わらなかったけどその時は殆ど売れなかったみたいだし。
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