西芝だけでなく中国やソ連に軍事技術転用可能なものを輸出したココム違反連中が逮捕され死刑になりそうだ。
さて、昭和62年(1987年)本来なら4月30日に警視庁が西芝機械の家宅捜索を行い西芝機械ココム違反事件が大きく報道された。
だが、西柴が内部監査で発覚したことを先に発表し、親会社である西芝は佐波正一会長および渡里杉一郎社長が辞職をしたことでアメリカでの西柴バッシングは起きなかった。
西芝機械は昭和57年(1982年)から昭和59年(1984年)にかけて、ソビエト連邦技術機械輸入公団へ工作機械8台と当該工作機械を制御するためのNC装置及びソフトウェアを輸出した。
これはフライス盤の一種で、船のスクリューの羽根をつくるのに用いられ、軍事技術に転用可能な汎用技術製品で同時9軸制御が可能な高性能モデルであり、担当した社員はソ連から注文のあった『工作機械』は共産圏への輸出が認められていない点を認識した上で、輸出する機械はココム規制を受けない同時2軸制御の大型立旋盤の輸出であるとの偽りの輸出許可申請書を作成し、海外にて組み立て直すとして契約を交わし、輸出を管理する通商産業省もこの許可申請が虚偽であると見抜けなかった点に大きな問題があるとされた。
ココム違反事件はこれだけでなく過去には昭和41年(1966年)の進行実業のゲルマニウムトランジスター製造設備一式をソ連向けに不正輸出した事件、昭和44年(1969年)には兵庫貿易株式会社振動試験装置振動台付駆動コイルを中国向けに不正輸出しようとした事件などがあった。
更に今年昭和62年(1987年)3月27日には西明貿易株式会社により信号発信機等を中国向けに不正輸出したココム違反事件が発覚し、現在裁判中である。
過去の裁判は罰金や懲役刑でも執行猶予が付く軽い判決であったが、外患罪相当に引き上げるべきと言う声が上がっているため死刑になるかもしれないのである。
西明貿易株式会社の営業部長は、「祖国の四つの現代化」に貢献するためとして、中国電子技術進出口公司等とココム規制対象品であるシグナル・ジェネレーター等の輸出契約を締結し、昭和59年(1984年)から昭和61年(1986年)までの間に12回にわたって、通商産業大臣の承認を受けることなく、税関長の許可を受けないで、旅客機で出国する際の社員の託送品として、中国に不正輸出していた事がわかっており、西明貿易株式会社の営業部長を逮捕勾留中である。
同じく株式会社東商会の常務取締役と輸入特貨課長などがココム規制対象品であるサンプリング・オシロスコープ等を中国向けに、昭和60年(1985年)から翌年61年(1986年)までの間に前後八回にわたって、通商産業大臣の承認を受けることなく、税関長の詐可を受けないで、旅客機で出国する際の社員の託送品として、中国に不正輸出していたことも判明し、東商会の常務取締役と輸入特貨課長逮捕し勾留中である。
これをうけて西芝は急遽、西柴機械のココム違反事件を内部監査からの発見として発表し、対ソ連貿易商社でソ連の情報機関員とみられる全ソ技術機械輸入公団幹部らから不正輸出工作を受けた、和幸交易の仲介で、ココム規制対象品である同時九軸制御プロペラ加工機である大型金属工作機械とその付属品をソ連向けに不正輸出するとともに、同工作機械の使用に係る技術の役務提供を行っていた、和幸交易の仲介人と東芝機械の鋳造部長、第二技術部専任次長が逮捕されているが、これも外患罪相当で死刑判決になる可能性が高い。
西柴経営陣は管理不行届を謝罪したが下手すれば経営陣も外患罪相当で死刑判決になる可能性もあった。
軍事技術になりうるものを不正輸出するというのはそれだけ罪の重いことであるのだ。
さらにエアコン製造で有名な化学薬品等製造メーカーダイキンニクエ業の営業企画部課長がフロン液体の純度を偽って昭和61年(1986年)から今年昭和62年までの間に14回にわたり、全ソガス輸出入公団の要請を受け、ココム規制対象品である高純度のフロン系液体ダイフロンの純度を偽って税関長に虚偽の輸出申告をし、通商産業大臣の承認を受けることなくソ連に不正輸出していたことも発覚逮捕されているが彼も外患罪相当で死刑判決になるだろう。
こういった軍事技術に転用可能な品物を違法に輸出する行為は罰金何十万で簡単に刑を済まして良いものではなく、諸外国ではスパイ罪はその国の最高刑で死刑のある国は死刑、なければ終身刑で臨んでいるのである。
ソ連ではペレストロイカとグラスノスチにより民主化が進みつつあったが、チェルノブイリ原発事故によってそれも頓挫し、崩壊の道を歩みつつあり、中国共産党の一党独裁下にあった中華人民共和国でも、1986年5月に「百花斉放・百家争鳴」を再提唱して言論の自由化を推進していたが、保守派主導の「精神文明決議」が採択され、民主化は頓挫。
現在でも小規模な民主化デモが継続中ではあるが中国共産党による弾圧を受けているという。
韓国でも1月14日に学生運動家は警察の取り調べ中の殴打や電気責めなどの拷問を受け、水責めの際に浴槽の縁で胸部を圧迫された窒息により死亡したが、水の飲み過ぎで倒れたという虚偽の報告をしたが全身ずぶ濡れの下着姿で横たわり、床一面も水浸しだったことから説明が虚偽であると見抜く。
さらに遺体を火葬し証拠隠滅を図ろうとした警察は、解剖を行わずに所見書の偽装をしろと命じたが医師がその命令に逆らうことを決意し司法解剖が行われた。
その間に警察は記者会見を行い「持病による心臓発作」であると虚偽の説明をし「机をタッと叩いたらオッと叫んで死ぬ」は流行語にもなった。
その後に新聞報道で拷問が行われたことが報じられると、警察がようやく事実を認め「一部の警察官の過度な職務意欲により発生した不祥事」として現場検証もせず2人のみを逮捕し事件の沈静化を図るが、新興宗教団体のミサでの非難声明や統一民主党も独自調査の後に警察の再捜査の結果、3人が追加逮捕された。
現状ではソウルを中心に抗議デモが行われ事件の真相が暴露されたことで活性化し全国に拡大中である。
俺はソ連や中国、韓国の現状を新聞やテレビで報道し、そういった国への軍事転用可能な品物の輸出は絶対に許すべきではなく政府の厳格対応は正しいと報道した。
いわゆる人権派弁護士や左翼マスコミなどが騒ぐかと思ったが特にそういったことはなかったのでだいぶ日本も良くなっているのであろう。
・・・
もちろん伊邪那美様は日本のためではなく祖国のためにと前田健二を害そうとした人権派弁護士や左翼マスコミ記者などには徹底的にお仕置きをして来たので今では直接動くものはいなくなっていたのである。
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