派遣社員の人生やり直し 日本の未来を変えるために各種ゲーム製作から成り上がる!
バブルの原因の一つがまた一つなくなったな、外森明菜さんと小野崎豊さんの2名が我社で確保できたらしいのでしばらくはゆっくり休んでもらおう
バブルの原因の一つがまた一つなくなったな、外森明菜さんと小野崎豊さんの2名が我社で確保できたらしいのでしばらくはゆっくり休んでもらおう
2月22日パリのルーブル宮殿で開催された先進7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議で、昭和60年(1985年)9月に決められたプラザ合意によって始まったドル安に歯止めをかけるためのルーブル合意が締結されるはずだったが、そもそもプラザ合意が締結されなかったのでこれも締結されなかった。
さて、プラザ合意が締結されなかったことで、バカみたいに急激な円高ドル安にもならず、ゴッホの「ひまわり」を53億円で落札するというような日本人によるバカ買いも発生しておらず、為替をドル安に誘導することで米国の貿易赤字を解消すること自体できていなかった。
そもそも根本的にはドルが高いから売れないのではなくアメリカ製品に価格に見合った性能がないと見られていたし、売り出す先の国に合わせて仕様を変更するなどと言うことしないから、外国では売れないのだと言うことをアメリカは理解するべきだった。
更にドル安を背景に米国経済は再びインフレ懸念が高まってしまし、これ以上のドル安に各国も危機感を抱いたことで、パリのルーブル宮殿でルーブル合意が締結され、G7の協調政策は順調に進むかに見られたが、実際はうまく行かなかった。
その理由は、ドル安に歯止めをかけるためには各国が足並みを揃えて利上げ・利下げを行う必要があったのに、ルーブル合意に加わっていた西ドイツが国内のインフレを懸念して金利を高めに誘導して足並みが乱れ、各国の株式市場では「G7の協調政策は破錠したのではないか」との懸念が急速に広がってルーブル合意による効果はほとんど得られず、西ドイツの金利引き上げから1ヵ月後の10月19日にブラックマンデーが起こり株価は急落することになる。
更に投資家の間で自動売買のコンピュータプログラムが普及していたことで、ある一定の値段まで株価が下がると、自動的に損切りするプログラムが同時に同じ行動を取らせたことで、売り注文がほかの売りをさらに呼び、株全体が売られることになったことで、ニューヨーク・ダウ平均株価は、開始早々から売り注文が殺到し、508ドル(22.6%)も下落し過去最大最悪の暴落となって、世界大恐慌と呼ばれる1929年の暗黒の木曜日を上回った。
日経平均株価も3,836円48銭安(14.90%)の21,910円08銭と過去最大の暴落を起こし、欧州の各市場でも機関投資家の売り注文が殺到、世界同時株安となった。
そもそもアメリカの都合に世界各国が全部合わせることなどできるわけがないのだから、無理にそれを押し付ければ破綻するのは当然だ。
日本はブラックマンデーの影響を受けた国のなかで最も早く、半年後の1988年4月には下落分を回復させた。
この時には、行き過ぎた地価や株価の上昇を抑えるために日本銀行は利上げを検討していたがそれを先延ばしして、金融緩和を継続しているが、それにより株価はますます上昇し、1989年12月には史上最高値になったが、その後大暴落しそのつけが失われた40年になった。
そうなる原因の一つが潰れたのはいいことだ。
そして北条先輩から報告があった。
「外森明菜さんと小野崎豊さんの2名を我社で確保できましたわ」
「お、それは良かった。
二人はしばらくのんびり過ごさせてあげて歌を歌えるようになってからの復帰をさせてあげてね」
「わかりましたわ」
小野崎豊が薬物に出会ってそれに手を出したのは、昨年1986年のニューヨークでのことであるはずだから、まずはその対策をしないといけない。
覚せい剤依存症は一種の精神疾患で、適切な治療を受ければ回復はできる。
もっとも一度糖尿病になってしまうとその前の状態に完全に戻ることができないのと同様に、根治自体は不可能だが。
依存症は本人にいくら反省を促しても治るものではないし、厳しい刑罰を与えても治療が進むわけでもない。
薬物は使用者よりも売人を取り締まって厳罰にすべきなのだ。
ついでに言えば意志の強さも弱さも関係ない。
意志が強ければやめられる説は依存症治療の現実を知らない人たちの妄想でしかない。
そもそも薬物に依存してしまう原因は当人の環境による精神的なストレスによるものが強いのだ。
特に日本では精神論や根性論で片付けられてしまうことが多いが、欧米など諸外国では、ちゃんと精神疾患として理解されており、様々な回復プログラムが医療として提供され、エビデンスに基づいた正しい知識をもって回復支援が行われている。
これは違法薬物やアルコール、ギャンブルなどだけではなく、買い物依存、ゲームやインターネットへの依存などでも同様だ。
アメリカにおいてアリゾナ州を拠点とする回復支援施設は、依存症に苦しんだ人が癒され、本来の自分を取り戻した回復のノウハウを、現在同じ経験をしている仲間たちへ直接伝えていくことで、依存症回復に貢献している。
日本では表立って同様なことをやろうとしても世間の理解を得るのは難しいだろうけど、岡畑さんが立ち直れたように、ストレスが少ない環境で人と触れ合うことで、立ち直れたりもしているし、外森明菜さんと小野崎豊さんにはしばらくどこかの温泉施設でゆっくり休養をとってもらうべきだろう。
外森さんには良い結婚相手も探さないと駄目だと思うけどな。
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