新たなJKバニーガールキャスト?恋編①
岩手県立繋高校
キャメル色のブレザーとチェックのスカートが岩手県中の女の子に大人気のこの高校に入学した私、鳳聖雪は実家のバニーガールクラブ「ライラック」のオーナーに高校入学と同時に就任しました。
でも-
「聖雪ちゃんお待たせ!」
「うん、一緒に帰ろう!」
同じ学校には唯一私の秘密を知る小さい頃からの友人、
首元まであるミディアムな茶髪な可愛い感じで、バニーガールにピッタリ!ウンウン!
「聖雪ちゃん、私以外に友達できた?」
「いや、まだかな。だって…」
「コラァー恋!入学早々オラの事
「給食の余ったバター餅を失敬しただけじゃんかよ?」
「女子に喧嘩売るなんて!止めないと!」
「いや、止めるまでもないよ」
「へ?」
-ドッ
-バキッ
その喧嘩を売られた女子は売ってきた男子2人を一瞬で倒してしまった。
その見事な喧嘩術に私は思わず見惚れてしまった。
「ひ、ひぇ〜…」
すると男子を片付けた女子はこっち、と言うかまりもちゃんに向けて近づいてきた。
「よぉまりも!友達できたのか?」
「う…うん、というか小さい時からズッ友のこちら鳳聖雪ちゃん。クラス違うからわからなかったかも」
「そうだったんだ。お見苦しいとこ見せちまってごめんな!オレは
「私はA組の鳳聖雪。まりもちゃんの事は何でも知ってるからよろしくね!」
「おう!こっちこそよろしく!」
十勝恋と名乗る子と握手した瞬間、私のスカウト能力「バニー・アイ」が発動した。
(この子…顔は同性には頼り甲斐のあるたくましくカッコよく映るけど、異性にはクールビューティーに映るわ!ベージュ色のセミロングヘアもヘアピンとか付ければ可愛くなる。何より運動神経がいいから全体的に締まっていてスタイルが良さそう!胸の大きさも問題ないし、このモデル体系ヤンキー、私の手でバニーガールにプロデュース決定!)
「ねぇ恋ちゃん、友情の証にこのあとまりもちゃんとウチに来ない?お菓子や飲み物たくさんあるから!」
「いいのかよ!?」
「え?いいの?聖雪ちゃん?だって聖雪ちゃんちは…」
「いいのいいの!今から電話するから…」
まりもちゃんが止めるのを無視して私はオーナー補佐の水峰さんに電話をかけた。
「もしもし水峰さん?実は新しい学校の友達1名連れて行く事にしたから、先にお母さんから鍵を借りて店開けて、高校生の女の子が好きなキャストを数名呼んで準備してくれる?」
バニーガールクラブ「ライラック」
まりもちゃん、恋ちゃんを店に連れてきて帰ってきた。
「ただいま帰りました〜」
「お帰りなさい〜そしてご新規様いらっしゃいませ〜!!」
「!!」
恋ちゃんを迎えてくれたのはお菓子とジュースが並べられたテーブルの上に、水峰さんを初めとする20代前半のキャスト3名!
「聖雪、お前の店って…?」
「そう!私の実家!バニーガールクラブなの!」
「そして聖雪ちゃんは高校生にしてここのオーナーで、私もバイトしているの!」
「え……?」
-ドキン
(なんだろう…この気持ち…胸が熱い…)
「ホラホラお客さんこっち来てー!」
「は…はい…!」
恋ちゃんはしばらくキャストのバニーガール達を見つめた後、促されたように席に着く。
「じゃあ私とまりもちゃんは着替えてくるから、女子高生大好きバニーガールのお姉さん達と楽しんでてね恋ちゃん!」
「着替えるって、何に?」
「そりゃあバニーガールに決まってるじゃない!」
「聖雪ちゃ…いや、オーナーは自らバニーガール姿でホールにも事務室にも立つのよ?」
「すげぇ…」
こうして私はまりもちゃんと更衣室に行き、水峰さんとバニースーツに着替え始めた。
JKバニーガールがオーナーを務める店は好きですか? 京城香龍 @nahan7
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