第15話
ダブルベットで、2人で寝る。
雛乃さんは、寝息を立てている。
僕の手を握り・・・
と、さすがにそれはないな・・・
しかし・・・
寝ている時くらいは、髪を下ろしてもいいのに、ポニーテールのままだ。
寝癖がついても、しらないぞ・・・
これが夢ならいいのに。
起きたら、自分の部屋にいますように。
こうして、僕もいつしか眠りについた・・・
そして、朝が来た。
昨日の事は、現実だと知る。
今、何時だろう?
朝の6時か・・・
となりに雛乃さんはいない。
お花畑かな・・・
なら、もう少し寝よう。
「こうくん、起きろ」
びっくりした。
「みやちゃん?」
「やっと起きたね。さあ、朝飯つくるわよ」
「えっ?今日から・・・確か最初は・・・」
「断った。やはり今日から、ひたりで自炊します」
まだ、昨日の疲れが取れていない。
「ご飯は、昨日の内に私がたいておいた」
「御苦労さま」
「みそ汁も作った」
「どうも」
朝飯の定番だ。
「こうくんは、目玉焼き作って」
「何で僕が?」
「何でもふたりで協力。後、サラダ盛り付けてね」
雛乃さんは、エプロン姿だ。
髪は・・・乱れていない。
「君のご両親から、伺ってるわ」
「何を?」
「料理するんでしょ?こうくん」
「僕の家は、共働きだから・・・多少は・・・」
こうして、連行された。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます