第3話 世に名も高き興津鯛
次にのる列車は普通列車浜松行き。行先もまだ静岡県内。やはり静岡県は長い。
先ほどまで乗っていた列車もロングシートであったが、今回もまだロングシートである。このロングシート車両、トイレもないのが地味に辛い。
興津駅を出てしばらくすると、静岡駅に着いた。またしても新幹線の乗り換え案内。ああ、これに乗ればどれだけ早く着くのだろうか、と小田原、熱海、三島以来の感情を抱いたのである。
なんだかんだで静岡発車。安倍川を渡る。焼津、藤枝など聞いたことのある駅名が続く。菊川。ようこそ菊川市へという看板が確か東海道新幹線から見えるな、と思い出した。そして掛川へ。またもやこだま号へ乗り換え案内をされる。ええ。私はこだま号より遠くに行こうとしていますが。乗り換えません。ところで先程から同行している人がいる。この人も18キッパーか?
天竜川を渡ると、もう少しで浜松。長かった静岡県のロングシート地獄も、あと少しだ。
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