人生の負け組達

さとお

第1話 人生は負け組か勝ち組かの2択

この物語は俺の人生がどうなったのかを振り返る物語だ。


人生ってスタートは皆一緒なのに、、、いつの間にか差ができてると感じることはないだろうか?


俺、サトオは22歳の時にその差を感じた。


まずはその時の話からして行こう。

20代前半の時は先の人生を考えて行動する人は少ないだろうと思う。


欲のままに生きてる人はヤバイ。


遊びたい。 お金欲しい。 モテたい。 仕事が嫌だ。などなど


こういうことを考えてる人が大半だと思う。


まあ正直サトオもその1人だった。


でも1人身の時はなんとかなるもんだ。


じゃあ次に20代後半になってくると先のことを考えてる人が増えてくる。


サトオも考えていた1人だ。


じゃあ、ここでサトオが人生の勝ち組になるのか負け組になるのかを決定付けるかと言えばNOだと思ってる。


20代後半で考えてたことを実行しても勝ち組にも、負け組にもなる可能性はある。


だいたいの人は20代後半から結婚などを考え行動すると思う。


あとは企業なども1つの考えだと思う。


20代前半の様に自分中心の生活では20代後半で考えたことをなにもできない。


じゃあ30代になったらどうだろか。


周りとの差を感じることが20代後半に比べて多くなってくる。


30代の男性は結婚してる人としてない人の差が出るのは家に帰ったとき「おかえり」と言ってくれる人がいるかいないかになってくる。「まだ実家なら言ってくれる人が居ると思うが、だいたいの30代は実家を出てると思う」

30代の女性もやはり結婚してるかしてないかで焦りなどがある点で言えば心のゆとりに差が出てくると思う。「諦めてる方もいるかもしれないが今回はまだ諦めていない前提で話している」


サトオも仕事から帰ってきても、誰にも「おかえり」と言われなくて寂しい思いをしてた。


ここまで20代前半、後半、30代と話をしてきたが、、、人生に勝ち組と負け組の2択だけに分けて考えたら、あなたはどっちだと思いますか?


サトオは現在、、負け組である。


ここからがこの物語の本編である。

是非、最後まで読んで貰いたい。


サトオ、、現在37歳 「独身」


「職業」 建築作業員


「収入」40万あるかないか


「休日の過ごし方」寝る


「趣味」特になし


サトオは毎日朝の5時半に起きる。「日曜日を除いて」


起きると、作業着に着替える。

洗面、歯磨きなどを済ませて、、6時に家を出る。

30分かけ会社に出勤する。


会社についたらおっさん達と汗を流して、、夕方の6時まで仕事をする。


そして夕方の6時30分頃に帰る用意をし、帰路に着く。


こんな1日を17年続けてきた。


収入などでは、そこそこ貰ってる。


だが、サトオが言いたいことはそこではない。


生きる為にはお金は必要だが、、人生の楽しみを多く持ってる人間と楽しみのない人間には差が出てくる。


そういった点ではサトオには楽しみがないのだ。


人生の勝ち組とは楽しんだ者だとサトオは悟った。


そんなサトオが勝ち組になる為にまず始めたのが漫画を読むことだ。


色々なジャンルの漫画を読んでみると、面白いのがあったり、、嫌いな漫画もあったりしたが趣味とはならなかった。


次に挑戦したのが企業である。


色々な企業の仕方があるがサトオはマンションの部屋を3部屋購入し、マンションの部屋の家主となった。


そこで色々なことを学んだ、、不動産屋を間に挟むか挟まないかでどれだけリスクがあるかを失敗から学んだ。


そんなことと仕事をしている内に38歳になった。


そして38歳で負け組からの脱出の希望が見え始めたのだ。


仕事場と家との往復の毎日を過ごしてた、サトオに社長からお見合いの話を持ちかけられたのだ!!


詳しく話を聞いてみると、、社長をの親戚だと言う。


歳は34、、4歳差かと思ったが、社長に断れなく受ける事にした。


お見合いの日、サトオはめちゃくちゃ緊張していた。


何故ならサトオは24歳から14年間、、女性とお付き合いしていなかったからだ。


お見合いが始まり、終わるまであまり記憶が残っていなかった。


だけど、、社長の親戚はめちゃくちゃ可愛いかったことは覚えていた。



社長にお礼の電話をしてから、、その日は帰って寝たのだった。


お見合いから1週間、連絡先の交換をしていなかったので、、、連絡すら取れていなくて、社長に連絡先を教えて貰った。


サトオはそこからの猛アピールで、Yさんと初デートをすることになる。



初デートは映画に行きたいと言われ、、洋画を見て、食事をして終了だった。


そこから半年Yさんとお付き合いを続け、、

お泊まりや旅行などにいったりもした。


39歳でサトオはプロポーズしたのだ。


結果はYESだった。


こうしてサトオはやっと「おかえり」と言ってくれる人ができたのだ。



やはり人生は山あり谷ありだと思うことが出来た。


企業して、失敗もしたが、、、こうして最高の奥さんと出会えたのだから。



今は幸せである。


人生に勝ち組と負け組しか存在しないとするなら、、サトオは勝ち組の仲間入りである。


サトオの場合は結婚=勝ち組となったが、、人それぞれ勝ち組と負け組の感じ方は違うと思う。


だが諦めない者には勝ち組になれる可能性があるのだ。


ここまで読んでくれてありがとう。

この話は僕の父の話を実話として書いている。


今、父は子供が3人でき幸せに暮らしている。

負け組から勝ち組になれる実例である。









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人生の負け組達 さとお @mzk073

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