第19話

三日のうちの二日目。

昼休みの教室。

昨日のうちに交換しておいた猿寺の連絡先に、今日の昼休みに教室に来て欲しいという連絡をしておいた。そろそろ猿寺が俺たちの教室に来ると思うのだが……。

ちなみに、言わずに連絡先を交換したことを愛菜之はよく思っていないみたいで、今もほっぺを膨らましている。それはもうハリセンボン並みに膨らましており、俺はただ謝るしかできない。

……つつきたい、そのほっぺた。

「そろそろ許してください」

「……」

無視、だと……!?

うう……これはこれでいい……。

「なぁ、本当に許してくれよ。今度からはちゃんと愛菜之に確認とるからさ」

彼女の許可がないと連絡先交換できないとかどんだけ束縛されてんだか……だが! それがいい!

「……じゃあ、撫でて」

…………はい?

「なでるって頭をなでるってことか?」

こくり、と頷く愛菜之。いやいやいや。

「今、ここで?」

周りの目が……ちょっと恥ずかしいんだが……。

ただでさえカップルは学校内では目立ちやすい。そこにイチャイチャなんて目立つってもんじゃない。

そのことを伝えると、脅迫まがいのことを言ってきた。

「なでてくれないと今ここでキスする」

「なでます、喜んでなでます」

うちの彼女つよい。こりゃ俺は尻に敷かれますね。嬉しい限り。

というか、撫でられ癖がつかないか心配だな……。

「ん」

そう言いながら顔を俺に近づける。

近い近い。心臓が爆速で動いちゃうからやめて。

「なでるぞ、ほら」

「ばっちこい」

照れ隠しのように綺麗な艶のある黒髪に手を伸ばす。サラサラで気持ちいい。撫でるたび思うがどうやったらこんな綺麗サラサラな髪になるんだ。……ハァ……気持ちいい……。

「ん〜」

幸せそうに蕩けた声を漏らす愛菜之。

周りの野郎共の視線が俺に痛いほど突き刺さっているのには気づいてないようだった。

見せもんじゃねぇぞ!

「はい、おしまいっ」

これ以上は俺の胃と理性が保たない。周りの好奇と殺意の視線。いらぬダブルアタックに胃がキリキリマイ。プリキュ◯の必殺技じゃないんだから。

「まだ満足してない」

愛菜之はというと、そう言ってまたほおを膨らませた。マジでつつきたいなその可愛い頬。可愛い……。

俺がもう勘弁して、と内心半泣きで言っているとやりとりを見ていたひとりの女子が近づいてきた。

「ねぇねぇ、二人って仲良いけど付き合ってるの?」

ニヤニヤしながらそう聞いてくる。

しかもスクールカースト一軍の女じゃねぇか。

苦手なタイプ、というか女子のほとんどが苦手なんだが、こういう女子は一番苦手だ……。

……愛菜之がすごい目で話しかけてきた女子を見てる。どんな感じかというと目から光がなくなってる。

今はそのことを気にかけてる場合じゃなかった。なんと答えるか一瞬だけ思考し、口を開こうとすると先に愛菜之が口を開いた。

「結婚を誓いあっ……」

愛菜之がとんでもないことを言おうとした時、

「晴我さーん! お待たせしましたー!」

ナイスタイミングで猿寺が入ってきた。あとで自販機でなにかおごってあげよう。

「猿寺来たかよし愛菜之行こうか」

すごい早口になったけどもうこの場から逃げられればなんでもいいや。

愛菜之の手を取り、席から立つ。じゃあな一軍! 名前は知らん!

「え?晴我くん、こんなところで手を繋ぐなんて……」

なんでそこで恥ずかしがるんだよ、いつもはもっと恥ずかしがるべきことしてるだろ、と脳内でツッコんでおく。

いつももっと恥ずかしいことしてる方がおかしいな、うん。

「おや、お邪魔してしまいましたか?」

「いや、いいタイミングだった。さっさと行こう」

「晴我くん……? いいタイミングってなに……?」

目が怖いけど文句は後で聞きます。

だからこの場から早く離れさせてくれ!


「どこ行くつもりなんですか? 晴我さん」

「部室だよ」

三人で写真部部室まで歩いているのだがさっきから後ろでずっとどす黒いオーラを纏いながらニコニコと笑顔でいる愛菜之がこわい。

猿寺がコトコト隣にやってきて耳元で理由を聞いてきた。

「さっきから愛菜之さんが殺気を放っているんですが……」

「あれは俺が悪いというかなんというか……」

「お二人でも喧嘩することはあるんですね」

「喧嘩ってわけでもないけどさ……」

二人で話していると後ろから

「晴我くん?」

と愛菜之が話しかけてきた。殺気百パーセントなその声に俺と猿寺の背筋が凍る。

猿寺が勢いよく俺から離れた。

よくわかってらっしゃる。ここは俺から離れたほうが被害を受けないだろう。

「私以外の女の子と、とっ〜ても仲が良いんだね」

以外、という単語を言う時、口調が強めだったのが怖い。

「さ、猿寺はな、猿寺は」

猿寺以外の女子とは話したこともあまりないし。つかまともに話せないと思う。

「さっき、私が晴我くんとの関係を話そうとしたら慌ててたでしょ? なんで?」

「それはー……」

「関係、ですか?」

そこで猿寺が話に入ってきた。ほっ、なんで答えるか迷ってたから助かる。

「お二人は恋人、カップル、そういう関係ではないのですか?」

その言葉に愛菜之はううん、と首を横に振った。

「私と晴我くんは結婚を誓いあった仲だよ」

ぺチン! と音がなるほどに自分の頭を強く叩いた。

叩かなきゃ照れとか羞恥とかの感情で死にそうだ。

「結婚をこの歳で誓い合うとはさすがですね! 素晴らしいです!」

なんでそれを聞いて驚いたりしないんだ猿寺は。涙流さんばかりの勢いで感動するなよ。

「えへへ……」

なんで照れてるんだ愛菜之は。

「それで、晴我さんは結婚を誓いあった仲だと知られたくなかったと」

話の大体の筋を察したであろう猿寺。察しのいい子は出世しますぜ。

「知られたくなかった、というか……」

「じゃあ、なんで?」

愛菜之、そんなに顔近づけなくても答えるから。

「いや、周りの奴らはどうせからかったりしてくるだろうなって、思ってですね……」

敬語で話してどうにか許しを請う。お慈悲をください、アベ・マナノ。

「笑ったりした人は一人残らず消すから安心してみんなに言おうよ」

「消しちゃだめね」

そこはブレーキをしっかりかけとこう。

「まぁ、からかわれたくないのはわかりますよ。それに愛菜之さん。晴我さん自身は別に結婚を誓った関係というものを恥じたり、嫌がっていたりはしないと思うので安心して良いと思います」

「ほんと? 晴我くん」

「それは本当だ。前にも言ったろ、法律さえなけりゃ今すぐにでも結婚するって」

「そんなこと言ったんですか!?」

あ。

口を滑らすのが得意なのかもしれない俺は。いやー、意外な特技が見つかってうれしいワー。

「今の話ちょっと、いやすごく気になるんですけど! どんな! どんな素晴らしいことが! あったというのですか!」

目ぇキラッキラさせてこっちこないで!

「わぁ──! この話終わり! 部室行くぞ!」

あ、待ってくださいよ! という言葉を後ろに愛菜之の手を取って早歩きで先に進む。

「は、晴我くん、手、手が……」

なんでまたそこで照れてるんだよ。

「今は俺は愛菜之と手繋ぎたいから!」

愛菜之と猿寺をいっしょにいさせたら愛菜之が猿寺に色々話してしまうんじゃないかと思ったから手を繋いで歩いただけだけどな……。

「ひゃ、ひゃい!? ありがとうございまひゅ!」

なんで愛菜之はお礼言ってるんだろう……。


部室に着いた。

愛菜之と繋いでいた手を離すと残念そうに右手を見つめている。

……あとでまた繋ごう。

「ほら猿寺、先に入って」

猿寺に部室に入るように促すが

「え?私が先ですか?」

嫌な顔をしている。まぁ理由はわかるけどそんな嫌な顔してやるなよ……。

「先輩がいるんですよ?」

うん、だけどそこに向き合わなきゃ話しは進まない。

「いいからほら」

猿寺が渋々といった様子で部室の扉を開ける。

「失礼しまーす」

やる気のない声でそう言いながら部室に入る。

「……なんで来たかな」

メモリーカードの整理をしながら先輩も嫌そうな顔をして出迎えてくれた。

「私だって来たくて来たわけじゃ……」

「今回は質問があってきたんですよ、な? 猿寺」

猿寺が言い返そうとしたが俺はそれを遮る。

「質問? 先輩なんかに質問なんてなにも……」

「なんで猿寺を避けるか、だよな?」

「ッ……」

「……」

言葉に詰まる猿寺、そして黙ったまま、気怠げな先輩。

「そんなことを聞くためにわざわざ来たのか……お昼ご飯を食べた方が有意義だと思うよ」

「もう食べました。話を逸らそうとしないでくださいよ、先輩」

猿寺が言い返す。

「言ってください。でなければこの部、やめます」

「……」

猿寺が思い切ったことを言うと先輩の目が少しだけ見開いたようにみえた。

「……それは、困るね」

「だったら言ってください」

猿寺は続ける。

「言ってください。じゃないと、私は本当にやめます」

「……はぁ」

わかったよ、とため息をついて先輩は答える。

「僕が、君から避けてる理由は」

先輩が出すつぎの言葉を聞き逃さないように、集中する。

先輩が口を開く。

「僕のポリシーに反するからだ」

ポリシー? あれか。流儀とか、自分なりのルールとか、そういうのか。

「先輩のポリシー、ですか? それは、人を撮らないというて……」

確かにそう言っていたが……。

「それと私を避ける理由が繋がりませんよ」

俺が言おうとしていることを猿寺は言った。今は俺は黙ってた方がいいかもしれないな。

「わかってるよ、せっかちだね……」

一言多いな、この先輩……。

「僕は人を撮らない、撮りたくない。人はたとえ写真でも嘘をつく、表情とかでね。僕は嘘を撮りたくない。だから風景しか撮らない」

でも、と先輩は続ける。

「猿寺さん、君を見ていると……」

先輩はそこで口をつぐんだ。言いたくないのではなく、どう言えばいいのかわからない、といったように。

「……僕は、君を撮りたくなってしまう」

「……え?」

猿寺がここまで唖然とした顔をするとは。少し意外だった。

「人を撮らないと誓っているのに、君は、猿寺さんだけは撮りたいと思ってしまうんだ」

「だから、避けていた、と」

猿寺が途切れ途切れに先輩の言葉の続きを言う。

「理由は話した、さっさと出て行ってくれないかな。……それと、部活はやめないでほしい、かな」

「……っ、この先輩は……」

はぁ、とため息をつく猿寺。

そして猿寺は先輩に向き直り、睨みつけながら話す。

「私のこと、撮ればいいじゃないですか」

「……だから、僕は人を」

「撮ってください」

猿寺は先輩の言葉を遮って続ける。

「撮って、納得できないなら、撮らなければよかったと思ったなら、それでいいです。もしそう思ったなら口出しも、これからはしませんから」

先輩が猿寺の言ったことに少しだけピクリと反応した。

そして先輩ははぁ、とため息をつくと、

「……撮るよ」

そう言ってカメラを構えた。


「どうですか」

猿寺の質問に先輩は答えなかった。

答えられない、と言ったほうがいいのだろうか。さっきから、カメラを見て顔をしかめさせながらなにかを考え込んでいる。

「……ダメ、ですかね」

猿寺が諦めたように口を開いた。

「で、でも! まだダメって決まったわけじゃないでしょ?」

愛菜之が慌てて聞くが猿寺は首を横に振る。

「あんなに顔をしかめさせているなら……だめって言うに決まってますよ」

「そんな悲観的な……」

俺が猿寺を引き止めようと言葉をかけた時、先輩が猿寺の前まで来た。

ほんの少しの沈黙が流れる。

「……なんですか?」

猿寺は少し驚いたようだったが声はいつもの調子だった。

「……僕は、人を撮らないようにしていた。それは、夢のためでもあるんだ」

「……夢、ですか。それは、風景写真のプロになるという……」

猿寺が先輩の言葉を繰り返す。

「今まで人を撮らないようにしていた。人を撮れば後悔していた。けど、今は違うんだ」

先輩が自分の左手に持っているカメラをチラリと見る。

「君を撮らなかったことを後悔してる。君を避けていたことを後悔している」

先輩は悲しそうな、悔しそうな表情でごめん、と謝った。

「今謝って、許してもらえるなんて思っていない。それでも、もし許してもらえるなら」

先輩が少しだけ躊躇し、そして口を開く。

「また、僕の被写体になってほしい」

先輩の言葉に、猿寺は少しだけ困ったような顔をした。

「……私は」

言葉に迷い、目を泳がせる。唾を飲み込み、意を決したように口を開く。

「私は、いえ……私もプロのカメラマンを目指しています。だから、被写体には……」

その言葉に先輩が少しだけ悲しそうな、悔しそうな顔をした。

「ときどきなら、いいですよ」

猿寺は少し照れくさそうな顔で了承した。

そしてその言葉を聞いた先輩の顔からは悔しさや、悲しさはなくなっていた。

少しだけ、笑っているように見えた。




「解決したってことでいいのかな」

俺の腕に抱きつき、愛菜之がそう聞いてきた。

「わからない。けど、良い方向に進んでるんじゃないか」

「そうだといいね」

そう言って俺の腕に頭をぽてっと預けてきた。

今は俺たちは下校中だ。

猿寺が了承した時、ちょうど昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

ありがとうございました、と猿寺に言われ、先輩にも礼を言われた。……少し、先輩に対してのイメージが良くなった。

放課後は部活に行く、と猿寺は言っていたので俺たちは先に帰ることになった。

「先輩は、なんで猿寺さんを撮りたかったんだろうね」

それは俺も気になっていた。

ポリシーを無視してまで撮りたいとはよっぽどなのだろう。

「先輩、もしかして猿寺さんのことが好きなんじゃ……」

「……だったら、どうなるかねぇ」

あの二人、と付け加える。きっと、切磋琢磨して、もしかしたら二人はプロの……。

「うまくいくといいね」

「……そうだな」

あまりあれこれ言うのも野暮だろう。

話題を変えることにした。

「最近、なでてほしいってよく言ってるけどなんでなんだ?」

これもけっこう俺の中では気になっていることだった。

「え?」

おもってもいなかったことを聞かれて驚いているようだった。きょとん顔も可愛いとかずるくないか。

「ご、ごめんなさい。嫌だった……?」

愛菜之が泣き出しそうな顔で謝る。

「なわけないだろ。好きな子の頭を撫でさせてもらえるんだから」

好き、という単語に反応して目を泳がせている愛菜之に構わず、でも、と俺は続ける。

「いつもなら、もっと別のことをお願いしてくると思って」

過激なことをな、と心の中で付け加えておく。

「え、えっとね」

愛菜之が腕に抱きつく力を少し強めた。

「最初に撫でてくれた時にね。晴我くんが近くて、晴我くんが触ってくれて、晴我くんの匂いがして、晴我くんが見つめてくれて」

愛菜之が顔を火照らせる。

「撫でられた時、すごく、キュンってして」

すごく、すごく、と続ける。

「幸せだなって思ったの」

ハァハァと息が上がっている。

「もっと撫でてほしいなって、もっと晴我くんを感じたいなって思って、みんなの前で撫でてもらった時は体が熱くなるくらいだったの」

愛菜之が左手を胸に当てる。

「すごく心臓が鳴って、幸せで、幸せで幸せで幸せで幸せで幸せで」

愛菜之がさらに抱きつく力を強める。

「私は、私の全部は、晴我くんのものなんだって思ったの」

愛菜之が俺の手を両手で包むようにした。

「私は晴我くんの所有物なんだって、私は晴我くんのモノだって思って、それでね」

俺を見つめ、固まる愛菜之。俺の顔はどうなっていたのだろう。

我に帰ったのか、顔がみるみるうちに真っ青になっていった。

「ご、ごめんなさい! 私、また気持ち悪いこと口走って……」

愛菜之が俺からパッと離れて謝る。

「そんなこと思ってないし、むしろ可愛いと思ったぞ」

そりゃあ、こんな可愛いこと言われて可愛いと思わないやつがいるかって話だ。

「かわいっ!?」

真っ青な顔が今度は真っ赤になっている。

「やっぱり愛菜之が彼女でよかったと思った」

愛菜之の反応が面白くて、からかい半分、本気半分で言ってみる。

「ええ!?」

そろそろオーバーヒートしそうなのでここらへんでやめとこう。

「あのな。前にも言ったけど俺は愛菜之のこと所有物だとか、自分のものだとかは思わないんだ。俺の彼女っていう位置なんだよ愛菜之は」

「か、彼女……」

彼女、という単語を繰り返し、少しにやついているその頬を人差し指でつんつんとつつく。やっぱり耐えられねぇ。

「はえがくん?」

つんつん! つんつん!

おでんをツンツンする勢いでつんつんしていると愛菜之が不思議そうな顔で俺を見上げる。

「ああ、ごめん。……でさ、頭を撫でるのはちょっと控えていこうかと……」

撫でられ癖がついたらいけない。そう思って言おうとした。

「ダメ」

だが彼女は、俺が言い切る前にそれを遮る。

強い意志を持った瞳が、俺を見つめて、飲み込もうとしているように見えて思わず目を逸らす。

「なでて。それで、もっと私に晴我くんを感じさせて? もっともっと感じたいの」

俺の手を取って、自分の首に持っていく。

白い肌に俺の手がかかる。それを少しくすぐったそうにしながら、愛菜之は俺を見つめて離さない。

「ダメだよ。離さないで。ずっと見ていて。ずっと触れていて? 結婚を誓い合ったんだから」

俺の手に被せるように、自分の手を絡める。

それはまるで、俺を離さないという意思表示のようだった。

「ずっと一緒。求めて、求められる。そうだよね?」

「あ、ああ……」

たじろぎながら答えると、パッと手を離し、さっきまでの様子が嘘だったように笑顔になった。

「えへへ……大好きだよ、晴我くん」

そう言って抱きつく彼女の身体は暖かいのに、俺の背筋はなぜだか冷えていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る