第23話 差し迫る危機
「ドナさん、早く!」
麻子は、建物の中に入り、扉を開けたままドナに向かって叫んだ。
ドナの背後にはインフェクターが迫っている。
彩を抱えたドナが建物の中に入ると同時に、麻子は扉を思い切り閉めた。
インフェクターが扉に衝突した。
その衝撃は凄まじく、麻子は弾き飛ばされ、仰向けに倒れてしまった。
インフェクターが麻子の上に覆いかぶさる。もはや人の理性など微塵も感じられない狂気に満ちた顔が眼前に迫った。
インフェクターの腕が頭上高く上がり、麻子の顔に振り下ろされようとした瞬間、インフェクターの顔を蹴り上げる者がいた。
ドナが、まるでサッカーボールを蹴るように、足を顔にヒットさせたのだ。不意をつかれ、インフェクターは両手で顔を押さえながら足をバタバタさせた。
「麻子ちゃん、今のうちよ。早く!」
麻子は、足が震えてうまく立ち上がれない。四つん這いのまま、なんとかインフェクターから離れた。
「あのエレベーターで逃げましょう。がんばって」
気力を振り絞り、麻子は立ち上がった。2人は懸命にエレベーターへと走り出す。インフェクターは、まだ顔を押さえて暴れまわっていた。
麻子が、エレベーターのボタンを押す。しかし、かごは別の階にあるようだ。待ち時間が異常に長く感じられた。
インフェクターは起き上がり、こちらを見ている。遠目からも、鼻や口から出血しているのがはっきりと分かった。元は美人だったはずだが、今は見る影もない。
こちらに近づいてくるインフェクターとエレベーターの階数表示を交互に見る。どちらが先になるか、判断ができない。
柔らかなベル音とともに、エレベーターの扉が開いた。すぐに乗り込む3人に向かってインフェクターが突進してくる。
麻子は、扉を閉めるボタンをカチャカチャと何度も押した。ゆっくりと閉まる扉の向こうから、インフェクターが近づいてくるのが見えた。
インフェクターが、体を横向きにして閉まる扉の隙間から入り込もうとした。インフェクターの片腕が挟まり、扉が再び開き始める。
麻子は慌てて扉を閉めるボタンを押しなおす。しかし、扉は完全に開いてしまった。
その時、ドナのキックが再び炸裂した。今度は腹に命中し、インフェクターは遠くへ弾き飛ばされた。
ようやく扉が完全に閉まり、最上階のボタンを押す。だが、エレベーターは動く気配がない。
「どうしたの?」
下に降ろされ、ひねった足を手で押さえていた彩が、不安そうに口にした。
「非常停止ね。インフェクターが無理に入り込もうとしたから、センサーが働いたみたい。しばらくすれば自己復旧すると思うけど・・・」
扉を思い切り叩く音に、彩も麻子も身を縮こませた。
「これじゃあ、復旧してくれないわね」
ドナがつぶやいた。
エレベーターに閉じ込められてから、数分が過ぎた。相変わらず扉を叩く音は止まないし、エレベータが動く気配も当然ない。
「扉が開いてしまうってことはないかしら?」
麻子が、扉を閉めるボタンを押したままドナに尋ねた。
「インフェクターがボタンを押せば可能性はあるけど・・・」
激しく扉を叩く音が鳴り響く。
「この調子なら大丈夫でしょう」
「でも、このままじゃ出られない」
彩が心配そうに口を開いた。癖なのか、ピンクに塗った爪を歯で噛んでいた。
「心配しないで。警察に連絡はしているから、もうすぐ助けが来るはずよ」
その言葉を聞いて、彩はドナがアンドロイドだったことを思い出した。
「それより、血液を浴びたりはしていない? 体に血が付いていたら、拭き取ったほうがいいわ」
そう言われ、彩が慌てて自分の体を調べ始めた。
「大丈夫みたい」
「そう、よかったわ。でも、念のため検査は受けたほうがいいでしょう。ここを脱出できてからの話だけどね」
ドナの言葉を聞いて、麻子が質問した。
「怪我をした時は、すぐに消毒するようにと言われてるんですけど、私たちの血液ってそんなに危険なんですか?」
「あら、ごめんなさいね。そんなに気にしなくても大丈夫よ」
「いえ、普通の人と接する時に、何に気をつければいいのか、実はよく教えてもらっていなくて・・・」
「そうなんだ・・・ちょっとした傷での出血なら、触れた程度では感染しないわ。危険なのは、傷口や粘膜に付着した時。目や口に入ったりすると、感染するリスクが急激に上がるの」
「家庭内で感染する場合が多いって聞いたことがあるんだけど、本当ですか?」
「それは本当よ。だから、今は感染者が家族と暮らすことはできないでしょ。もっとも、これについては理由がはっきりしているわ」
「なにが原因なんですか?」
「お風呂よ。超人症の細菌は、高温下でも長時間生存できるの。だから、傷口から細菌がお風呂のお湯に流れ出して、それが他の人に感染してしまうのね。逆に言うと、お風呂にさえ気をつけていれば、感染者との同居は本当は可能なの」
「なら、それをもっと広く告知すればいいのに」
彩が思わず口にした。
「でも、きちんとリスクを回避できる保証はないでしょ? それに、近くで暮らしている以上、100%感染しないとは言い切れないわ。だから、現在は同居を禁止しているの」
「月に一度くらいしか会えないというのは、どうして?」
彩は別の疑問を投げかけた。
「それも、感染のリスクを抑えるため。でも、たしかに厳しすぎるかも知れないわね」
「木魂先輩・・・鬼神さんの奥さんが言ってました。鬼神さんがいなくて、寂しいというよりも不安だって。せめて、近くで暮らせるようにすればいいのに」
「でも、近くで暮らすと、どうしても接触が多くなるでしょ? 家族が感染するのは、誰だって避けたいものよ」
彩は、それ以上は何も言わなかった。誰も口を開かない。無言の時間が過ぎる。
麻子がふと、つぶやいた。
「静かになりましたね」
「そう言えば、音がしなくなったわ」
ドナもそう言って、扉の方へ顔を向けた。
「どこかへ行ったのかしら?」
彩が立ち上がろうとした時、不意にエレベーターが稼動を開始した。
「復旧したようね。とりあえず、最上階へ行けるわ」
ドナはそう言って、彩に手を差し伸べた。
小谷は、持っていた銃で相手の頭を思い切り殴った。
血をまき散らしてインフェクターが横向きに倒れる。その体を弾き飛ばし、小谷はなんとか立ち上がった。
左側を見ると、インフェクターの振り回す拳をなんとか避けているイヴの姿が目に入った。
小谷が素早くインフェクターの膝のあたりを蹴った。足が折れ、インフェクターは無様に倒れ込む。
その顔を踏みつけながら、小谷は
「イヴ、大丈夫か?」
と声を掛けた。
「後ろ、危ない!」
イヴの声を聞いて振り返る。目の前に別のインフェクターが迫っていた。その手は小谷の首をつかもうとしていた。プラズマガンを捨て、相手の両手首をつかむ。身動きがとれないところに、その後ろからも大量のインフェクターが迫ってきた。
「まいったな・・・」
もはや観念したのか、小谷はニヤリと笑った。ハンターを職業に選ぶだけあって、肝が据わっている。
その時、小谷に襲いかかっていたインフェクターの腕の力が突然抜けた。イヴが、左腕に持っていたレーザーガンで、インフェクターの頭を撃ち抜いたのだ。
小谷が身をかがめてプラズマガンを拾い、近づいてきたインフェクターたちを次々に撃った。
炎を上げて転がるその後ろから、すぐに次の波が押し寄せてくる。
イヴが、インフェクターの一人に捕まった。しかし、助けに入る余裕は、もうなかった。
プラズマガンを持つ小谷の右腕を、インフェクターの一人がつかんだ。恐ろしい力で締め付けられ、小谷はプラズマガンを落としてしまった。
右腕を引いて相手の体を近づけ、顔面に思い切り頭突きを食らわせると、相手の体を盾にイヴのいる方へ突進した。
何かに衝突するのを感じ、そのままうつ伏せに倒れ込む。顔を上げると、イヴが起き上がろうとしているところだった。
しかし、その上に覆いかぶさるインフェクターの姿が目に映った。それとほぼ同時に、自分の上にも何者かが馬乗りになる。小谷は立ち上がろうとするが、背中を叩かれ、すぐに腹ばいになってしまった。
それでもなんとか仰向けになり、振り下ろされた腕を、体をひねりながら、かろうじて避ける。起き上がり、相手の頭を両腕でつかむと、横にひねって首の骨を折ってしまった。
すぐに別のインフェクターの体当たりを食らい、小谷の大きな体が弾き飛ばされた。ちょうどイヴに馬乗りになっていたインフェクターに衝突し、アンドロイド、インフェクター、ハンターのサンドイッチ状態になる。
その上から、体当りしてきたインフェクターが覆いかぶさろうとした。
「いい加減にしやがれ!」
小谷の強烈なパンチが顔面にヒットし、折れた歯をまき散らして相手の体は吹っ飛んでいく。
同時に肘打ちで下側のインフェクターの首をへし折った。
イヴはひどい有様だ。顔の左半分の人工皮膚が剥がれ、その下の骨格が露わになっている。せっかくの美人が台無しだ。
周囲では、残ったアンドロイドたちがインフェクターに抵抗していた。すでに倒された者もいる。全滅するのも時間の問題であった。
地面に落ちていたプラズマガンを見つけ、近づこうとするのを、一人のインフェクターに阻まれた。小谷は大柄であったが、相手はそれ以上に大きな体である。
両手を広げて突進してきた相手を、小谷は避けきれなかった。胴に腕を回し、強烈に締め付けてきた相手に、小谷はなす術がなかった。
そのまま、気を失いかけた時である。
相手の締め付ける力が緩み、小谷は地面に倒れた。その上にインフェクターが覆いかぶさってきたが、人形のように全く動かない。その体を跳ね除けて起き上がると、そこには鬼神の姿があった。鬼神はあたりに目を配りながらも
「大丈夫か?」
と小谷に声を掛けた。間一髪のところで、鬼神たちの救援が間に合ったのである。
ハンターが、『行政サービスコーナー』の建物の前に姿を現した。
強化ガラス製のドアには細かな亀裂が入り、血液が付着している。
そのガラス越しに中を覗いてみるが、インフェクターの姿は見当たらなかった。
「今、行政サービスコーナーの前にいる。この中にいるのは間違いないのか?」
電話で確認を取る。
「エレベーター内に避難してしばらくすると、音がしなくなったそうです。3人は最上階に移動しました」
「じゃあ、外に出た可能性もあるということだな」
ハンターは、電話を切った後しばらく考えていたが、やがて意を決して、扉をゆっくり開けて中に侵入した。
アイボリー色のレンガ調タイルの床に、血糊が落ちている。それをたどっていくと、エレベーターの扉の前に行き着いた。
扉の前の床は、大量の血で濡れていた。足跡がはっきりと残っている。その足跡が、他の方向へ伸びている。
足跡は、壁に開けられた出入り口に続いていた。そこには階段があり、上へと昇ることができる。
「インフェクターは、非常階段を使ったな」
もう一度、電話をかけて状況を報告した。
「それなら、非常ドアがロックされていますからフロアに侵入することはないでしょう。いや、一階と最上階は非常ドアがありません」
「おいおい、最上階に誘導しているようなものじゃないか。すぐに3人に連絡したほうがいい。俺は階段を上ってみる」
ハンターは、残った血痕を頼りに、階段へと踏み出した。
ベル音とともに、エレベーターの扉が開いた。最初に麻子が、その後ろから、ドナが彩に肩を貸して出てきた。彩は、ハイヒールを脱いで、裸足で歩いている。
「無理しなくても、抱っこしてあげるわよ」
ドナの言葉に、彩は顔を赤くして
「いや、大丈夫ですから」
と慌てて答えた。
最上階は、温室になっていた。背の高い木が両側に並んだ小路が小さな橋のあるところまで続き、その先は木陰に隠れて見えなくなっている。
天井は一面のガラス張りで、人工太陽の日差しが室内に満ちていた。
「温室になってるなんて、素敵」
麻子が感嘆の声を上げる。
「なかなか、いい趣味をしてるわね。さあ、どこか座る場所を探しましょう。彩さんの足の具合を調べたいし」
ドナに促され、3人は小路を歩き始めた。
小川の流れる橋を渡った先に、洋風の東屋があるのを見つけ、ドナは中のベンチに彩を座らせて、左足を手にとった。
「少し腫れているようね。骨折まではしてないと思うけど、念のため調べてもらったほうがいいわ」
「ごめんなさい、足手まといになってしまって」
そう言って、彩は頭を下げた。
「気にしないで。みんな助かったんだからいいじゃない。あとは、ハンターが始末してくれるのを待てば・・・」
ドナがそう話していた時、木の枝が擦れ合う音がして、麻子がその方向へ目を向けた。
その瞬間、木でできた囲いの裏に身を潜める麻子の姿を見て、ドナが素早く彩の肩を押さえ、身をかがめた。
「麻子ちゃん、どうしたの?」
ドナが小声で尋ねる。
「インフェクターが・・・」
「ここまで上ってきたってこと? どの方向?」
麻子が指差した方向に、ドナは囲いの切れ目からそっと覗いた。
しかし、インフェクターの姿はどこにもなかった。
「どこかへ移動したのかしら?」
その周囲を探してみたが、やはりどこにも見当たらない。
彩は、頭を抱えて身を伏せている。少し震えていた。麻子が、そんな彩に近づいて
「彩さん、心配しないで。隠れていれば大丈夫」
と声をかけた。
「ごめんね、麻子さん。本当なら私が勇気づけなきゃいけないのに」
申し訳なさそうにする彩に、麻子は笑顔で首を横に振った。
また、木の擦れ合う音が聞こえた。しかも、すぐ近くからだ。
今度は、女性の唸り声も聞こえる。どうやら、囲いのすぐ外側にいるらしい。
3人は息を潜め、相手が遠くへ立ち去るのを、ただじっと待つしかなかった。
唸り声は、何かをつぶやいているようにも聞こえるし、単にわめいているだけにも聞こえる。しばらくは同じ場所で声がしたが、ふと、その声が止んだ。
「・・・どこかへ行った?」
そうつぶやいたドナが、ゆっくりと囲いの外へ首を出した。
インフェクターの姿はない。徐々に立ち上がり、遠くを見遣るが、見つけることはできなかった。
「彩さん、立てる? もう一度、エレベーターで下まで降りましょう」
ドナの言葉に、彩が苦痛に顔を歪めながら立ち上がろうとするのを見て
「ドナさん、やっぱり、彩さんをおんぶしてあげて下さい」
と麻子はドナに囁いた。
「彩さん、無理しないで、ほら」
ドナが背中を向けるのを見て、恥ずかしくて仕方がない彩であったが、今はわがままを言っている場合ではなかった。素直にドナの背中に自分の身を預ける。
麻子が先頭に立ち、2人はできるだけ身をかがめながら進んだ。今は、姿はおろか声も聞こえない。温室の中は、かすかに機械の低く唸る音が聞こえるだけだった。
橋を渡り、エレベーターの扉が道の先に現れた。あとは、そのまま真っ直ぐに進めばいい。
道の途中には、ツタが絡み合い、まるで緑のカーテンのようになった場所があった。その中に潜んでいるのではないかという恐れを抱きながらも、麻子は前へと進んでいく。
そのとき、エレベーターの近くに生えている木の陰から人影が現れた。
それがインフェクターだと気づいた瞬間、2人は素早くツタの生い茂る中へと入り込んだ。
葉と葉の隙間から、モザイク画のように外の景色が見える。しかし、インフェクターがどうしているのかは分からなかった。
「今、ハンターがこちらに向かっていると連絡があったわ。このまま、やり過ごしましょう」
ドナが麻子に話しかけ、それを聞いた麻子は大きくうなずいた。彩は、目に涙を浮かべて外の様子をじっと見ている。
やがて、インフェクターの姿が視界に入ってきた。彩は、目を大きく見開いてその顔を見た。赤い目は焦点が定まらず、口を半ば開いたその顔は、昔見た『ムンクの叫び』を彩に思い起こさせた。
「余計なことしやがって」
「ふん、まだ余裕がありそうだな」
小谷の悪態を聞いて、鬼神は薄っすらと笑みを浮かべた。
「まだ来るぞ。油断するな」
鬼神はそう言って、プラズマガンを拾い、小谷に投げた。
それを受け取った小谷が、すぐに近くのインフェクターを狙い撃つ。
鬼神たちの応援で、形勢は逆転した。気がつけば至るところ、インフェクターの死体だらけになっていた。
「いったい、どれだけ隠れていやがった?」
全てのインフェクターを始末して、小谷は周囲を見渡しながらつぶやいた。
「インフェクターの街があったとはな」
鬼神も、小谷の後に続いて口を開く。
小谷のチームにいたアンドロイドは、ほとんどが機能停止していた。鬼神の側も、何人かは倒されたようだ。
イヴが、小谷の近くにやってきた。顔の傷が痛々しい。しかし、いつの間にか右腕が元に戻っていた。
「お前、腕はどうしたんだ?」
「機能停止したアンドロイドに同じタイプがいまして。右腕を拝借しました」
よく見ると、腕の長さが左右で異なっている。
「便利なもんだな。人間ならそうはいかないよ」
小谷がニヤリと笑いながら口にした。
「戻ったら、修理が必要ですね」
表情を変えることなく、イヴも応える。
少し離れた場所で、マリーが倒れているインフェクターを調べていた。
「自然に集まったんだろうか?」
マリーに近づきながら、鬼神は尋ねてみた。
「どうでしょう・・・今まで、同じ時間帯に大量のインフェクターが発生した経験はありませんから、なんとも言えませんね」
マリーが話している間も、鬼神はインフェクターの顔から視線を外すことはなかった。
「『進化の選択』が、この集団を生み出したのは間違いないだろう」
「私もそう思います」
「奴らが感染者を増やそうとするのは、このためだな」
「理由が分かりません」
その言葉に、鬼神は何も返せなかった。
「ですが、何か目的があったことは確かでしょう」
マリーが話を続ける。
「まあ、『ノア』さえ捕まえれば全てわかる話さ」
「そうですね」
あたりを見回す鬼神に、マリーは相槌を打った。
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