扶桑の郎女(いらつめ) 資料

登場人物


●エステラ


 イギリスからの献上品、プリンセス。

 ナーキッドオーナーの我妹子として公表されている。


●クローイ・アルダーソン


 王立カナダ騎馬警察出身、三十すぎ、トウキョウにある駐日カナダ大使館勤務、イギリスのブレンダとはイギリス連邦のレディイス射撃競技で知り合った仲。

 落馬による外傷性の子宮破裂、子宮全摘による腹部のかなり酷い手術跡があり、落馬のトラウマの為に王立カナダ騎馬警察を退職、日本地域にある駐日大使館の職員となった、子供は望めない身体、しかも人工肛門となっています、女性ホルモン投与は必須の身体なのです。


 スラッとした身体でプラチナブロンドの髪を肩まで伸ばし、小顔ですが目が大きい。


●ナスターシャ


 ロシア帝国大公女、皇帝ニコライ四世の娘、ロマノフの華と呼ばれている。

 ナーキッドオーナーの我妹子として公表されている。


●仁科雅美


 大迫孝江とは華族女学校の同級生で薙刀部も同じだった親友。

 ナーキッドオーナーのメイド


●六条晶子


 京紫合名会社という老舗の主人に妾にされそうになった事が有る。


●大迫孝江


 華族女学校のOG、富田康夫の妻であったが夫が不慮の事故で亡くなり未亡人、富田沙織は義理の妹となる。

 富田貿易合資会社に勤めている。

 仁科雅美とは華族女学校の同級生で薙刀部も同じだった親友。


●富田沙織


 オディール女学館生徒、吉川美子のクラスメート、実家は富田貿易合資会社を経営している。

 優等生、気配りも出来て成績も上位、ただ華がない、どことなく引っ込み思案で他人の目を気にする……清楚な感じではあるが野暮ったい、クラスの委員長としてはうってつけではある。


●山下桜子


 ミヤコの児童福祉施設にいる小学六年女児。

 制服など着てお澄ましすれば絵に描いたような美少女さん。


●山下梅香


 元宮川遊郭六条楼の娼妓、美子に身請けされた。

 見るからに優しそうで超色っぽい、六条楼にいた時の梅香さんとは別人のようになっている梅香さん、現在三十二歳を過ぎていますが、とにかく若く見えます、お肌もしっとり、髪もつやつや、上品で淑女、なのにゾクッとする色気がまとわりついている女性です。


●山下藤子


 山下梅香の妹、山下桜子の姉。


●左藤文(さとうふみ)


 京紫合名会社の爺の孫の左藤文(さとうふみ)、十四歳、かなり高額の代金で六条楼に買い取られた

 京都市立二条高等女学校二年に在学


●朝倉麻子


 小さいながらも朝倉財閥一族のお嬢様、小さい顔、大きな眼、真っ白なお肌で腰まである黒髪、それこそ絵に描いたような深窓のご令嬢、オディールのインペリアル・シスターですから賢い上に優しいときています、ただ欠点は病弱、色弱もありEnChroma Cxという色彩補正サングラスが欠かせません、そのためか昨日婚約破棄となり、ますます枕があがらなくなったのです、このことはまだ関係者以外だれもしりません。


●白川一代


 鈴木商会京都支店長、白川誠司の娘、進行性骨化性線維異形成症、FOPと呼ばれる難病、当年十歳の一代さんは発病したところ。


●白川誠司


 鈴木商会京都支店長、鈴木順五郎の懐刀


●織田千代子


 織田織物は手形詐欺にあったのでしょう、荒井という男は今では六条さんを妾にしようとしたご老人の腹心の部下ですが、もともと織田織物の大番頭、それが裏切ったようですね、織田織物の保有資産は荒井に褒美として与えられている。


●荒井めぐみ


 荒井の義理の娘、十八歳、かなり高額の代金で六条楼に買い取られた

 高小から京都府女子師範学校本科第一部三年に在学


●華宮洋子


 公爵令嬢、陛下の外孫にあたる、華族女学校のインペリアル・シスター、誰もが認める才色兼備の持ち主、吉川美子の我妹子であり公然の秘密、


●藤原邦子

 

 藤原財閥の献上品である当年十二歳。


●足立先生


 照明女学院の女教師、山下梅香の恩師。


●鈴木智子


 鈴木智子は16歳になりオディール女学院の四回生、髪はおかっぱ、姉の聡子に似て目の印象的な美少女、さすがにオディールの女生徒、清楚で上品な感じが漂いますが、なかなか気が強いところも見受けられる。


●高倉雪乃


 公爵令嬢、華族女学校のOG。


 湯女(ゆな)料理などという悪しき行事を作り出した元凶


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マルスの女たちⅠ 扶桑の郎女(いらつめ) 【ノーマル版】 ミスター愛妻 @110833

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