湯舟の偶然?などはありません。
このとき美子さんと洋子さんは、離れでエッチの最中、洋子さんの激しいこと……蛇のようにクネクネと体を纏いつかせてきます。
色っぽい声も遠慮なくあげています。
結局、五時半あたりまで、エッチをしていた二人でした。
「夕食は六時半でしたね、その前に一風呂浴びますか?」
放心状態の洋子さんに、美子さんが声をかけます。
「離れ専用の露天風呂は、貸しきっていますが雪乃さんたちが入って来るかもしれません、そろそろ来る頃ですので」
離れ専用の露天風呂は、専用の建物になっており、風情のある板張りの室内には、十畳ぐらいのヒノキの湯船に洗い場が付いており、一方が全面ガラス張り、そこにドアがあり、露天の三畳ぐらい岩風呂があります。
脱衣所も板張りで、その昔の銭湯のような趣です。
美子さん、さっそくスッポンポンになり露天風呂へと、一応かけ湯は忘れなかったようです。、
一方、孝江さんたちもチェックインをすませ、二軒ある離れの一つに荷物をおき、雅美さんが、
「夕食は六時半、その前に一風呂浴びませんか?」
「離れ専用の露天風呂って聞いたけど、向こうの方とも一緒なの?」
と、孝江さん。
「一応女性の方だけと聞いているわ、心配することはないわ」
で、三人は離れ専用の露天風呂へ……
「先客がおられるようですね」
「やはり女性用の浴衣ですね」
「綺麗にたたまれていますね」
一方、中では、
「誰か来ましたね」
「雪乃さんたちでしょう」
「あら嫌だ、服を脱ぎ散らかしたままだったわ」
「私がたたんでおきました、美子様は子供のような所がおありで、女子力が欠落しているのは有名ですよ」
「それにしても色気の無いショーツでしたね、ズロースみたいで」
「ほっといてください!」
ガラッと扉が開き、人が入ってきました。
「あら、洋子さん」
白々しく、雪乃さんが声をかけます。
「華宮様……」
驚いた顔の孝江さん
「久しぶりね、大迫さん、ご機嫌いかが」
「康夫さんのお葬式いらい……なぜ、吉川様が……」
「洋子さん、どういうこと、説明していただけるかしら」
「実はカロリスシティでの、農産物栽培の成功は、富田貿易合資会社が集めた種子のお陰なのです」
「その論功行賞として、富田貿易合資会社の献上ナイトガールを受け入れる事となり、本人が望むなら、孝江さんをと……」
「私たちも、華族女学校のOGが増えるのは望ましく……イシス様にご相談したら、このような段取りをせよと……」
「まったく姉さんは、良く回る頭だこと!論考行賞の結果の、ナイトガール献上なら断れないでしょう!」
美子さん、孝江さんに振り向くと、
「ご存知の通り私は変態、貴女のようなナイスバディな方なら私は了承です、後は貴女次第」
確かに孝江さんは、引き締まったお身体をされています。
美子さんに裸を見られ、ゾクッとした孝江さんでした。
「まぁとにかくお風呂に入りましょう、三泊四日の旅が終わるまでに答えを出してね」
「さてご飯よ、ご飯、洋子さんは食べたけど、あとが控えているので、栄養つけなくっちゃね」
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