第2話「蘇るピース」

水瀬彩みずせあやはふと、思った。

あはは…やっぱり覚えてない…か

彩はちょっとがっかりしたのだった、加藤司かとうつかさ

彩の表情を見て、とても申し訳なさそうに感じた、この子は昔の俺の

友達だったと思ったからだ。


「水瀬彩さん、ごめんね!俺が覚えてないみたいで…本当にすまない…」


司は彩に謝罪した、しかし、彩は司にこう言ってあげたのだった。


「ううん、司が誤ることじゃないよ!昔の事だし、忘れるのも無理がないよ。

それに、私のことは彩でいいよ!」


彩は司に心配させないように、司に笑顔を見せた。


「わかった!これからは彩って呼ぶね、俺のことも司でいいよ!」


「ありがとう!司!嬉しいよ」



あっ!

彩はふと考えた。

そうだ!思い出させばいいのだと、彩は自分の考えを司に伝えた。


「ねえ、司…」


「うん?どうした?彩」


「明日暇?暇ならさ、私とお出かけしない?見せたい場所があるの…」


彩はすごいドキドキしながら言った。

彩は司の返事をドキドキしなが待つ...一方、その司はいきなりでびっくりしたが、すぐに返事をした。


「明日か?全然いいぞ行こう!その、彩が俺に見せたい場所ってとこに」


司の返事を聞いた彩はとても喜んだ!



「ありがとう~司、とても嬉しいよ、明日が楽しみだな~」


司は彩を笑顔を見て、ちょっと微笑んだ。


「俺もだよ。明日どこいくか楽しみだな」


「それは明日のお楽しみだよぞ!司」


2人は約束をしたあと、ちょっと暗くなるまで話した。時間は夜になり、そろそろ2人は帰る時間となった。


「あっ!そろそろ私帰るね!今日は楽しかったよ!司」


「そうだな!もう、暗いし、こちらこそ楽しかったよ彩、帰り遅いし、家まで送ろうか?」


彩は赤面し、照れくさそうに言った。


「ううん大丈夫だよ。すぐ近いし、この島はまぁ、安全だし」


司をそれを聞いて、無理に送るのあれなんでここで別れた。


「そっか、またな彩」


「うん、またね司」


「そうだ迎えに行くね!午前10時くらいに」


それを聞いて司はびっくりした!


「いいけど、なんで俺の家の場所知ってるんだ?」


「それは秘密だよ~」


そして、2人は各自自宅に帰った、彩の言葉は疑問に思ったけど、明日の楽しみにした、家に帰り、家族との時間などすごし、約束の日が来た。

司は島に引っ越して初の女性友達とのお出かけで緊張してるが、司の記憶を取り戻すための彩の計画だった。半分は彩の気持ちもあるが。


午前10時頃、司の家のインターホンが鳴った。

そして、母の加藤岬かとうみさきが部屋に来て、岬はこう言った。


「司~お客さんだよ~あんたもすみにおけないね」


岬は司をちょっとからかった。

司は彩かな?って思いつつ、岬に誤解だと伝えたく、こう言った。


「ちゃかすな。ただの友達だよ~」


「そう?まぁ、頑張りなよ」


岬と会話して、司は玄関行き、扉を開けた。


「彩?」


「おはよう~司~約束通り、家に迎えに来たよ~」


「すご!よくわかったな家が」


司はびっくりしつつ彩に聞くが、それはまだ秘密みたいだった。

司は何故彩が家の場所を知ってるか気になるが、彩が教えてくれるまで聞かないことにした。


「司、私のあとについてきて、ここから15分くらいだから」


「わかった、ついてくぞ」


司は彩となりをあるき、ともに行動した。

畑のいっぱいある、道を2人で歩いた。

あるく度に、何故か脳内で過去の記憶?みたいのが蘇る、司はそれに動揺を隠せない...


なんだ、これなんで島に子供の頃の俺がいる...


司は動揺しながらも、彩のあとをついて行く。

そして、目的の場所に着いた。


「ここだよ!司、私があなたに見せてたい場所」


林道の抜け、崖付近に小さな小屋があり、今も使われてる形跡がある...彩は司にこれを見せたあとこう言った。


「思いだしたよね?もう...」


司は泣き崩れ、地面に膝を着いて彩に言った。


「思い出した....チームのことみんなのことを...」


司は泣き崩れたあと、彩を強く抱きしめたてこう言った...



「ごめん.....彩」


記憶を取り戻し、ここから友情と熱い冒険が始まる...





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る